青森県立青森工業高等学校学校 Page1/2
○ネットワーク利用状況 ・新しい技術への取り組み 〜概要〜 前年度においては、生徒や教員に対してインターネットに関する紹介や、ネット ワーク利用についての啓蒙に力を注いできた。 そこで今年度においては、一歩前進して、ホームページ作成方法、ハードウエア のネットワーク接続技術など、実技的な面を強調して指導にあたることにした。 〜内容〜 1・生徒個人のホームページ作成 サーバを生徒に開放し、自由にホームページを作成するよう指導した。 記述言語に関する技術力はもちろん、ホームページを見た感想がメールで届く など、改めてインターネットのリアルタイム性を感じることができたようである。 さらに、共通の意見、趣味をもつ人たちとのメール交換や意見を交わすことで、 生徒の知見が広がった。 なにより、自分のホームページを見てもらうという自己表現を通して、クラブ 内においても友人の意見をよく聞き、より良いものを目指す向上性、他人を見と める姿勢やふれあいを持つ事ができたのが、大きな成果である。 2・電子会議(Cu−SeeMeリフレクタ)への取り組み 青森市の夏祭りである「ねぶた」を、リアルタイムで中継したいと生徒が自発 的に計画し、どんな技術が必要なのかを自分たちで調べはじめたので、「これは 実現できそうだな」教師側も地元ケーブルTV企業と交渉し、ねぶたの中継映像 を分けてもらうなど、準備を進めた。 2、3、中継方法が見つかったが、検討の結果電子会議システムを利用するこ とにした。早速必要なソフトウエアをインターネットからダウンロードし、英文 マニュアルを辞書片手に取り組むなど、生徒が特に積極的であったのが印象深い。 また、この経験をもとに、文化祭では他校の生徒とインターネットで電子会議を 成功させたり、青森県高校生の「研究発表会」ではこの電子会議技術を発表する など、多方面で活躍することができた。 機器やソフトウエアの設定などの技術定着はもちろん、この取り組みは、生徒 の自信に強く結びついたようである。
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