下関市立長府中学校 Page2/2
100校プロジェクト 平成8年度実施状況
- I liked very much to exchange messages with people of the another
countries and to learn a different culture ( shodo writing). IZABELLE
- This kind of the project is very important for everybody because we
can know people of other countries, their culture and to communicate
with people that are so far. KARINA
- I liked this project because we learned about art, about our distant
friends and about ourselves. I would like to go on with the friendship
and comunication with my japanese and american virtual friends. DEBORA
- There might be more ineresting if our virtual friends from Japan and
USA could learn more about Brazil. I think we learned more. RONALDO.
d) 本校生徒の感想
・外国の人に、習字とはどんなものかを知ってもらいたくて、お手本を書きました。
習字は日本の文化でもあります。しかし、僕は外国の人にも興味を持ってもらい、
共に同じ文化を分かち合えることがいいと思います。僕は、このような場で外国の
人々とコミュニケーションをとれたのがとてもうれしかったです。(B君)
・私は、見本を書いたり、送られてきた作品の添削をしたりしてきました。
正直言って、海外の人たちの書道のうまさに感動しました。一心に書こうとする意
志が技を越えたのだと思います。私たちも日本の文化をもっともっと色々な国の人
たちに広めていきたいし、また、私たちも他の国々の人たちに負けないように頑張
らないといけないなと思いました。(Cさん)
○平成8年度の成果と課題
(1) オーストラリアの生徒来校
本校でインターネットを通して海外の生徒を迎えるという意味では最初の経験でし
た。インターネットが人と人とのコミュニケーションの場であることを考えると、
これを通して究極のコミュニケーションとも言える「出会いと対話」が実現できた
ことは、やはり意義深いことだったと思います。
(2) 3カ国書道プロジェクト
・地球規模のエリアに日本の文化を伝承するという意味あいでは、情報発信の内容と
しては意味深いものがあったと考えます。たとえそれが生徒レベルの書道作品であ
っても、物理的な教室の壁を越えて異文化を理解し合える場が形成されたことに大
きな意義を感じます。
・先方の生徒の作品については、ただただ感心させられるばかりでしたが、本校の生
徒からも適切なアドバイスと励ましが与えられたことで、心が通じ合ったと感じま
した。また、本校生徒のイラスト、特に「ゆめ」をテーマにしたイラストでは、ブ
ラジルの生徒たちが描いてくれた「ゆめ」のイラストとの共通点を見いだすことも
できました。
・こういったコラボレーションの経験を通して、相互学習の楽しさや自分の持つ意思
を相手に伝達するための表現手段や方法、さらには日ごろの授業には見られない自
ら学ぼうとする意欲を垣間見ることができました。また、大人にはまねのできない
生徒らしい発想が随所に見られたことも新たな発見でした。
○プロジェクトに参加して
人間の持つ知識の量は、10年ごとに倍増しているといわれています。今後の情報化
が進展していったとき、知識の獲得よりも大切ないくつかの要素があります。
一つは、氾濫する情報の中から自分にとって必要な情報を取捨選択できる「情報活用能
力」もう一つは、ネットワークの中でも相手の立場やマナーをわきまえることのできる
倫理観や道徳心の確立です。ネットワーク社会は、仮想空間上に広がるもう一つの社会
です。ここでは政府から個人に到るまで、すべてが対等なつながりをもった「連」の社
会です。これからの「連」の社会を担う子供たちを育てていくことが、私たち教育者の
これからの使命と痛感しました。本当に実りのある2年間をありがとうございました。
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