宮崎大学教育学部附属小学校 Page 1/2
100校プロジェクト 平成8年度実施状況 
○ネットワーク利用状況

1 共同学習

  • 全国発芽マップ(参加24校)
     平成7年度のかぼちゃマップ(参加14校)同様,全国でいっせいに種を植えてその栽培活動や生育の様子をネットワーク交流した。発芽マップのメーリングリストを100校事務局に依頼して作成しこれをを活用して参加校同士の電子メールによる情報交換を行った。WWWページに,ほとんどの学校が栽培している様子や成長の過程を掲載した。参加校が独自にリンク集作成し,それをもとに交流が活発になった。本校は特に幹事校としてWWWページの全国版クリッカブルマップを作成した。綿のやり取りや全国一斉観察,アメリカとの交流や教科学習の発展など,参加校のアイデアで発展を見せた。出来た綿をネットワークを生かして一枚の布にしてまとめる予定である。

  • ネットワークによる共同制作
     同じ画像から海をテーマに絵をかき,それを相互に鑑賞し合った。さらにお互いの絵にかき加えたり,他の参加も募りネットワーク美術館として発展させた。これを発展させ,様々な影の写真をWWW上に公開し,そのデータに参加校が落書きしたものを影美術館としてまとめた。

  • CU-SeeMeの活用
     シカゴ領事館が行ったジャパンフェアに日本から3校テレビ電話で参加した。他にも3校同時の環境学習や吹上町のCU-SeeMe計画にも参加した。

  • 酸性雨プロジェクト
     100校共同企画への参加。データを定期的にとり報告している。

  • 全国おたずねメール
     100校共同企画への参加。小学生の質問に答えるだけでなく,そこからの交流も生まれた。

  • 俳句・短歌・詩の国際交流
     インターネットを使った出版プロジェクト"Young Author's Magazine"へ参加している。これは世界中の子供たちから8〜12行の短い詩をWWWで集め,平成9年6月発行を予定しているものである。本校からは4年生がつくった俳句や一行自由詩,8〜12行の短い詩を,ボランティアの協力によって英訳し,出品している。

    2 教科学習での活用

  • 評価の場の拡大
     図画工作国語等で出来た作品をWWW上で発表し広く感想をもらった。感想だけで終わらず,国際交流や他のプロジェクトに発展する例が多かった。

  • データベースとして活用
     教科のページを作成し,学習の結果をのせてデータベースとして活用した。前年度の学習の様子が今年度の学習に役立っていた。また各教科ごとに学習に役立つリンクを作成し,検索を容易にし,調べる学習の道具の一部として定着させた。

  • 地域差を生かした交流
     遠隔地との天候や地形等の差から生まれるデータの違いをCU-SeeMeや電子メール等を使って情報交換した。理科の天気や社会科の雪国のくらし等の学習で役立った。


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