学習院高等科 Page1/2

100校プロジェクト 平成8年度実施状況 



○ネットワーク利用状況

 生徒の利用状況
   クライアントの数が少ない(7台)という状況を考え,本年度も新にプロ
  ジェクト参加生徒を募集し,その中での活動を考えた。
   前年度と募集した当時はまだ「インターネット」という言葉はそれほど
  取り上げられてなかったが,今年度当初は「インターネット」という言葉
  を聞かない日がないと言っても決して過言ではないような社会的な状況に
  なってきた,応募者が殺到するのを避けるため,どのような活動をしたい
  かを書かせた。その結果約30人が応募してきた。その生徒に対して講習
  会を開催(2時間×5回)し,メール・ニュース・WWWブラウザーの使い
  方等を指導した。その後,ホームページを持ちたいという生徒に対して個
  別に指導した。これらの生徒のメール,WWWの個人的な利用はかなり活発で
  ある。

 教師の利用状況
   多くの教師が集まる大教員室にクライアントを設置した。
   WWW上で大学図書館の蔵書が検索出来るようになりWWWの利用者も増え
  た。またメールを常時使う人が増えた。やはり身近な所にクライアント
  がある方が利用者が増えるようだ。
   学習院内(幼・初・中・高・大)のネットワークの教育的利用を考える,
  情報化推進委員会(教育分科会)を設置され,一貫教育におけるネット
  ワークの利用についてML等で討議を初めだした。

 授業
   クライアントは少ないが小人数で行う英語の選択科目でWWWを授業に使
  い始めた。WWWの使用は講習会を受けた生徒が中心になって行っている。
  また,英語の副教材としてWWWの中から題材を選び,プリントアウトして
  生徒に配るなどの使い方も始まった。

○平成8年度の成果と課題
   本年度も生徒にメール,WWWブラウザーの使い方を教えただけで,特に
  ホームページを作らせるような働きかけをしていないのだが,
   総務委員会(生徒会),図書委員会がそれぞれホームページを作り上げた
  いずれも,他校との交流がさかんで生徒会フォーラム,文化フォーラムな
  ど自主的な活動をしてきた生徒達である,これらの活動を伝えたいという
  思いが,これらのホームページを作らせたのだと思う。
   今後,これらのフォーラムに参加している高校とネットワーク上でも交
  流なども考えていきたいと思っている。
   一方,去年のように個人のホームページを作る生徒はいなくなった。
  いざホームページを作るうとしたとき,何を情報発信すべきか戸惑ってし
  まうようだ。
   インターネットがあるから何かそれを使って何かやろうということより
  も,日頃何らかの活動している人がインターネットに出会って,インター
  ネット上で何かを始めやすということであろうか。
   今後,生徒に対して課題を設定してホームページに発表させるなど,何
  らかの方向づけを教師の方から働きかける必要があるのではないだろうか。
      総務委員会のホームページ 
      図書委員会のホームページ


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