大津市立平野小学校 Page1/2

100校プロジェクト 平成8年度実施状況


○ネットワークの利用状況
(1)コンピュータの分散配置と「情報コンセント」の実現
 本校ではインターネットに接続されると同時に、校内LANを構築してゆきました。ま
ず、職員室に置かれたサーバーから「メディアセンター」と呼んでいるコンピュータ室ま
でケーブルを引き、8台のコンピュータをインターネットに接続しました。また、5・6
年の普通教室や障害児学級にも1台ずつコンピュータを配置し、ケーブルを引いて子ども
たちは日常的にインターネットを利用できるようになりました。
(2)「発信する児童をめざして」------96年度の校内研究授業
学年 日時 教科 単元名 内容
96.5.29 社会科 戦争と平和 「世界平和への提言」を発信
96.6.12 生活科 まちたんけん 校区めぐりで見つけた秘密を発信
96.6.19 生活単元 思い出アルバムをつくろう 自分たちの学校生活を振り返って
96.10.2 図工科 おまつりしよう 世界中のお面を見て、自分も作る
96.10.23 社会科 伝統工業 「伝統工業マップ」から発信
96.11.13 国語科 グループ新聞を作ろう 野外活動の「思い出新聞」を発信
96.11.27 国語科 私が作ったカレンダー 「学校カレンダー」をプレゼント

(3)共同利用企画「全国おたずねメール」
 「全国おたずねメール」は小中学生の疑問に答えてくださる「メ−ルボランティア」を
全国から募り、そのリストを一覧にしたものであす。
 ボランティアのリストには「得意な分野」の欄があり、質問する子供たちはこの欄を見
て誰に質問すればよいかを探して直接、電子メールで質問することになっています。万一
質問する子供たちにエチケット違反のようなことがあれば、ボランティアの方が直接ご指
導していただくことになっています。メールボランティアには医師やエンジニア、大学の
教師など様々な職業の方に登録していただいているので、このページを利用すれば、子供
たちは直接社会の現場から生の声を聞くことができるようになっています。
 この「全国おたずねメール」は主に次の3点をねらっています。
1:子供たちが主体的に学習を進めることを支援する。
 今まで、子供たちがいだく様々な疑問は、主に教師がそれに答えたり、児童が図書室で
調べたりして解決してきました。授業の中でも、教師が「発問」し、児童がそれに答えて
いくという形で専ら教師が児童に与えるべき知識を準備してきたのです。
 「全国おたずねメール」は日本中におられるメールボランティアの方に直接、電子メー
ルで質問し、現場の生の声や専門家の意見を聞くことができます。このような学習環境を
子供たちに提供することによって、より主体的な学習を進めることができるのではないか
と考えています。
2:子供たちにメディアリテラシーの向上をはかる。
 電子メールを使い、質問するという学習活動は、コンピュータの基本的操作やキーボー
ドの扱い方、ファイル処理などディアリテラシーの向上のためのスキルを多く含んでいま
す。この活動を通して、子供たちにメディアリテラシーの向上をはかることができると考
えています。

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