三重県立飯野高等学校
○平成8度の成果と課題
(1)活用方法
インターネット環境は、サーバー(SUN S-4/5)とクライアント(Mac LC630)の他に、
本校にて増設したMachintosh機10台にて運用しています。情報処理の授業およ
び情報処理部の活動を中心に活用しています。できるだけ多くの生徒が活用できる
ように実習室を開放しています。
(2)教育効果
2年目を迎えて、生徒のなかにもインターネットへの興味/関心が増進してきた。
今までは、教科書や図書にてしか見ることができなかった作品、美術館へ行かなけ
れば見ることができなかった作品を、インターネットを通していつでも見ることが
できるようになった。海外や国内の美術館等の作品も見ることができたことは、応
用デザイン科として有効な学習ができました。
(3)技術的課題
サーバーの管理が大変でした。UNIXの勉強に時間を費やすことも困難な状況です。
モデム、ルータのトラブルへの対処も大変でした。
○プロジェクトに参加して
インターネットの言葉しか知らなかった2年前と比べて、今は生徒への指導、研修会
での講師が勤まるようになりました。メーリングリストやホームページを通して、全
国の学校での様子および先生方のことを知ることができたことは、勉強になりました。
全国の学校のコンピュータ教育への取り組みにそれぞれの特色があり、また色々な悩
みを抱えて努力している先生方の姿を知ることができて大変参考になりました。
県内の高校教諭や地元鈴鹿市内の小中学校教諭を対象にした研修会を開催し、100校
プロジェクトで学んだ知識・情報を還元しました。
全国的にも数少ない応用デザイン科の生徒作品をたくさんの人達に見てもらうこともで
きました。感想や質問等もメールで交換することもでき、作品の制作意欲も高まりまし
た。教員および生徒の視野も広がり、日々変化していくデザイン界の最新情報に触れる
ことができました。
この2年間は大変短く感じられました。1年目(7年度)は、インターネットそのもの
および各種機能や操作の研修だけで終わりました。生徒への指導まで時間がとれません
でした。2年目(8年度)は、社会でインターネットの知名度も増大し、それとともに
生徒が興味を覚え、少しずつ利用が増えました。インターネットに係わる教員も増え、
新しいアイデアが徐々に企画されつつあります。9年度以降は、インターネットを利用
した本校の特色を生かした新企画を実施したいと考えています。
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