東北学院中学高等学校 Page1/2

100校プロジェクト 平成8年度実施状況


1、はじめに
 100校プロジェクトによるネットワークの利用状況について、1年目からの継続プ
ロジェクトと2年目のプロジェクトに分け報告する。

2、ネットワークの利用状況
2−1、1年目からの継続プロジェクト
○酸性雨プロジェクトへの参加(広島大学附属高校企画への協力)
 化学部の高校生をキャップとして中学生と協力して測定に参加した。担当当番を決め、
雨が降った日に測定すると生徒が自主的に決め測定していた。残念ながら、途中でPHメ
ータの故障、雨にもかかわらず、蓋が開かない等のトラブルもあり、中断しながらの参加
となった。測定は化学実験室のある建物の屋上に設置したレインゴーランドで、測定結果
はノートに記入し、後日コンピュータ入力することになっていたが、コンピュータが近く
になくどうしても入力が時期を逸してしまった。

○綿の種を育てるプロジェクトへの参加
 前年度の発芽マップの新規として実施したもの新たに、綿の種を育てる企画として実施
された。本校は都市の真ん中にある学校のため、花壇等を自由にできないため。教員の家
族(井口家の3人の子供)が実施した。5月20日の正午に種まきを実施する予定であった
が、勤務の都合上、5月19日の朝実施した、残念ながら、東北地区の夏の寒さと長雨のた
め、25cmまで育ったが花は咲かず、融けてしまった。特に後半が事務局の仕事が多くな
ったため記録不足で協力ができなかったことが反省点である。

○メーリングリストedunetの継続
 昨年度よりメーリングリスト( edunet )を作成し、東北地区のネットワークと教育に
興味のある方々(教育関係に限らず企業の技術者、大学・高専等の研究者も含め)の情報
交換の場とした。現在51名の参加者で交換メール数は500を超えている。
 特に今年度はこのメーリングリストの呼びかけで「一関OFFの会」平成8年3月末、
「盛岡OFFの会」平成8年5月25・26日、ならびに「葛尾村システム構築の会」(月
1回)の呼びかけが行なわれ東北地区のシステムエンジニアや研究者と教育現場ば強く結
び付いた。この2年間、システム構築、ソフトの問題を解決するため非常に多くの意見交
換が行なわれ、教育の現場における新しい技術の取り組みに役立った。今後も、身近な人
々の活動を伴ったメーリングリストは大きな役割をもつと思う。

2−2、今年度の試み
○全日本教育工学研究協議会全国大会事務局のネットワーク利用
 第22回全日本教育工学研究協議会全国大会、第10回コンピュータ教育研究協議会全
国大会、第2回全日本情報教育研究協議会全国大会、を実施した。大会の運営にできるだ
けネットワークを活用するという考えで、大会の運営委員のメーリングリス(JAET96)
を東北学院大学に設置した。運営委員はPC−VAN,Niftyとインターネットユー
ザーといろいろの組み合わせであった。最終的に797通のメールが交換された。
 また、大会発表申し込みについても窓口電子メールで受付け、郵便による発表申込み
14件、FAXによる発表申込み26件、E-mail による発表申込み26件、合計56件で
であった。現段階では省力化までは至っていないと思われるが。大会運営上の良い経験に
なった。残念ながら、発表原稿は全て郵送していただいた。

○ICM8のTG4「遠隔地教育」への参加
 甲南大学理学部 村上温夫先生のお誘いで、7月20日まで、ICM8のTG4(スペイン・
セビリア)に、本校も高校2年生有志1名が参加した。問題は3問で、マセマティカを使
って問題を解き、結果を電子メールでセビリアに報告した。

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