木更津市立清川中学校 Page 1/2

100校プロジェクト 平成8年度実施状況



○ネットワークの利用状況

 《官庁の役割を調べよう》 (中学3年生 社会科 公民的分野)

 各省庁のWeb Pageを検索しながら、その仕事内容、組織についての調査学習を3学年の
社会科の授業の中で展開。学習班ごとの調査・レポート発表という形態で実施。なかには
ホワイトハウスのページを参照したり、新聞社のページから省庁関係のニュースを引出し
たりと多岐にわたる活動が見られた。
 現在立ち上がっている公官庁のホームページそのものは国民一般に向けての広報的な内
容であるが、一部には電子メールによる質問や意見を 受け付けてくださる機関も存在し、
ぜひそうした点を活用してもう一歩踏み込んだ調査学習を展開していきたい。


 《環境問題を解決するには》 (中学2年生 社会科 地理的分野)

 琵琶湖の水質汚染の学習から発展し、環境問題としてあげられているさまざまな問題点
の様子、解決への試みを調査。主に環境庁のWeb Pageや鳴門教育大学のPageを活用させて
いただく。その後、身近な事例として市内を流れる小櫃川河口干潟の保存問題や県内の手
が沼の問題を話しあう会へと発展した。
 そのなかから小櫃川河口干潟の問題をを取り上げ、本校のwwwサーバーを活用して情
報発信しようとの意見もあり、現在グループを単位に取り組んでいる最中である。


 《為替相場》 (中学3年生 社会科 公民的分野)

 国際経済の学習の動機づけの一つとして「外国通貨」・「為替相場」を対象として自由
に調査をさせる。各検索エンジンを活用しながら、他国の通貨単位を調べてきたり、通貨
そのものの写真や為替レート、レートの変動グラフなどを引き出させることに成功した。
 オンラインゲームの感覚で「為替相場」や「株式市場」などの教育利用を目的としたシ
ミュレーションが存在すれば(有料のゲームサイトはあるようだが)他地域の中学生との
交流などを取り混ぜながら学習できるとより効果的と思われる。


 《海外交流》

 アメリカに転居した同級生との交流をE-Mailを利用して実施。全員が取り組むというわ
けにはいかなかったが、先方から送られてきたメールは(了解を得て)校内に掲示し、希
望者が返事を書くという形で行う。12月には転居した生徒が一時帰国し、学校を訪れた
こともあり現在も交流が続いている。


 《職員研修会》

 本校の職員を対象とした研修会を1学期に実施。主な内容はwwwの利用方法。提供され
ているクライアントが1台という状況であったために小グループに分割し、のべ4回実施。
操作方法だけではなく教科指導の中での利用可能なリソースの紹介も併せて行う。
 また、2月14日には本年度第2回めの研修を予定。10月に学習用コンピュータの機
種更新があり、その際に導入されたWindowsマシンをすべて接続し、いくつかの教科での
活用を想定した模擬授業を行う予定である。

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