「100校プロジェクト 平成8年度実施状況」
◆これまでの取り組み◆これからの取り組み・・宇佐美 東男 測定」プロジェクトへの参加を行ったが、現在、さらにこれを発展させ、環日本海の国々 の参加による国際化を検討している。 「生徒研究活動」ではインターネットを通した地域交流を積極的に行っている。近隣の 高等学校や中学校と交流学習を行い、本校のWWWサーバの中に参加各校のホームページ や博物館のホームページ開設などを行っている。年間数回の交流学習を通して、現在5校 のホームページが開設されている。 また、インターネット上で校内放送局の開設に取り組んでいる。wwwサーバに部活動 対外試合や地域社会の行事、ニュースなども動画や音声で掲載し、校内各所からアクセス 可能である。内容の一部については世界に向けて放送を開始している。 「教職員の研究活動」では、教材の収集や電子メールによる国内外との情報交換など、 新しい視聴覚教育への利用について研究に取り組んでいる。更に、校内LANが敷設され ているので、イントラネット構築にも取り組んでいる。イントラネットでは、進路指導シ ステム、図書館教育システム、学校事務処理システム、業務連絡システムなど、教育の情 報化を進めている。 また、地域社会でのボランティア活動の一環として、新居浜インターネット研究会を組 織し、年間を通じて市民のためのインターネット研修会を開催している。 3 平成8年度の成果と課題 インターネット導入は、教育内容すなわち授業への導入によって、生徒たちの興味・ 関心を喚起し、学習活動への強いモティベーションを与えることに成功したといえる。ま た、教職員の情報リテラシーの著しい向上が認められた。 現在、校内どこからでもインターネットが利用できる環境になっており、今後は、更に どのような教育利用が可能か、実践を通して中身の濃い研究にチャレンジして行きたいと 考えている。また、21世紀の教育のあり方を模索するための研究システムとして、最大 限の活用をしたいと思っている。 今後解決しなければならない課題としては、教育のマルチメディア化を図る上で、イン ターネット接続回線の高速化と、校内LANシステムの光ファイバー及びATM化がハー ド面の課題である。 また、ソフト面では、教育利用に関する指導者養成、情報モラルの確立など、現職教育 の分野でクリアしなければならないことは多いと考えている。 その他、イントラネットの構築に伴う、ファイヤウォールの設置などが緊急の案件とな っている。 4 プロジェクトに参加して 100校プロジェクトに参加したことは、教育改革を進める上で、強烈な起爆剤であっ たと思う。インターネット導入によって、校内では様々な変化が現れ始めている。 ここでは、導入からこれまでの動きや変化について概要を紹介する。 (1)インターネットを利用した教育改革の試み 生徒によるホームページ作成や電子メールによる国際交流など、インターネット利用が 日常化してきた。しかし、これに留まらず、新しい教育システムとして活用する研究に取 り組むことにした。 新しい教育システムとしての位置づけは、ネットワーク・スタディシステム(オンライ ン教材の分散開発、分散管理・利用が可能なCAIシステム等を対象に、オンライン教育 ソフトのリンク集に相当するもの。)の開発やダウンロードによって利用する教育ソフト ライブラリ(CAIソフトや各種データのデタベース)の構築、視聴覚教育への利用など を対象とし、教師の研究課題としている。 特に、ネットワーク・スタディシステムや教育ソフトライブラリの機能は、校内LAN での利用はもとより、在宅学習や資格・検定取得など、生涯学習に利用することができる と考えている。・・・2/3Page次のページへ。
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