松山東雲中・高等学校 Page1/2
100校プロジェクト 平成8年度実施状況
○ ネットワ−ク利用状況
平成7年度の成果をもとに,より本格的な内容の充実と全校的な視野に立った取り組み
を前提に平成8年度は次のような計画を立案し,実践した。実践項目は以下のとおり。
* 実践項目1(教職員の研修とその支援)
今年は学園本部の協力により情報教育全般と100校プロジェクト担当のアシスタント
として1人の専属がつき情報教育を推進して行くことになった。
年度当初,情報教育委員会(構成員11名)をつくり情報教育に関する研究と推進につ
いて検討するための委員会として出発した。殆どネットワ−クに関する知識と経験を有す
る教職員が少ないという中で,取りあえず,主として授業に携わる必要な教員6名を対象
に2カ月間,実技講習会を開き機器類の取扱い操作などについて実施した。
* 実践項目2(教材利用)
高校では地理の副教材の作成にインタ−ネットを利用し,教科書とは別に種々の情報を
入手し資料として活用した。
* 実践項目3(共同利用企画)
この共同企画は『高校における生徒の自律的意見交換』というテ−マのもと北海道旭川
凌雲高校が中心になって,川崎市立川崎総合科学高校,川崎市立商業高校,愛知県滝高校
京都府立工業高校,大分県立津久見高校,熊本県立小川工業高校,愛媛県松山東雲高校の
8校が参加した。企画の主旨は高校生の広域ネットワ−クにおけるコミュニケ−ションが
自律的に段階的発展を遂げるように奨励し,最終的には学習支援環境として機能するよう
その枠組みの構築が主な目的で実施されたものである。
* 実践項目4(国際理解の推進)
(1)留学経験生徒への支援:現在国際ロ−タリクラブの世話により交換留学生として1年
間USA,AUSTRALIAなどに留学経験のある10数名の生徒が中心になって進めている。
(2)修学旅行としての活用:英語科2年生(31名)の修学旅行先のAustraliaのKilvington
BaptestGirl'sGrammer Schoolとの交流をネットワ-クを利用して各自がE-mailでKilvington
Schoolの生徒たちとの対話をはじめている。Kilvington Schoolの他,Shelford School,
St.Columbas School,The Academy of Mary lmmaculate Schoolとも交流をはじめている。
(3)USA,AUSTRALIAなどに留学中の本校生徒に対する支援として,現在定期的に連絡をと
りながら,近況報告を取り交わせる環境づくりをしている。
* 実践項目5(県内小中高教職員の研修の場としての提供)
平成8年7月13日松山大学において,上浮穴郡情報教育研修会が開かれた折り,本校
の取り組みと現状について講演し,地方における今後の課題について討議した。
ついで昨年度に続き平成8年度の愛媛大学公開講座(教育実践研究指導センタ−:村上嘉
一教授:10月27日)の中で「100校プロジェクトに参加して」という演題で講演と
実習を兼ねた講座を実施した。参加数は16名であったが,平成8年度後半になって本格
的に取り組む小中高校が増えはじめた。来年度はかなりの学校の参加が期待される。
* 実践項目6(体験学習の場の提供)
松山市内の小学生へのインタ−ネット体験学習の場を提供することにより,マルチメデ
ィア教育の一環として啓蒙につとめた。1学期に3回,2学期に1回,計約230名の小
学生の参加があり,大変好評であった。(当日の様子はホ−ムペ−ジに掲載している)
* 実践項目7(PTA他一般の方々へのサ−ビス)
地域社会への啓蒙として校内PTAをはじめ市内の一般の方々の関心が地元新聞(愛媛
新聞,朝日新聞)に取りざたされてから急速に問い合わせがあり,この要望に応えるため
つぎのような計画に基づいて実施した。平成8年7月に5日間:延べ15時間。8月に2
日間:延べ10時間。2学期は(10月)8日間:延べ24時間実技を中心に実施した。
* 実践項目8(地域社会との交流の促進)
地元愛媛大学,松山大学をはじめ小中高の教育関係者との交流をはじめており,できる
ところから暫時実施している。要請があれば支援もし,環境づくりにつとめている。
* 実践項目9(修学旅行としての活用方法とその他)
(1)普通科:普通科2年生の修学旅行先は数年来平和教育の一環として沖縄本島を訪問
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