松山東雲中・高等学校 Page2/2
100校プロジェクト 平成8年度実施状況
し戦跡,ひめゆりの塔,健児の塔に参り平和祈願を続けている。今回は特に沖縄県立美里
高校の生徒たちとE-mailをとおして事前に交流をはかり平和教育の大切さを学んでいる。
(2)英語科:前述のとおり平成9年度から修学旅行先はオ−ストラリアと決まり平成8年
11月頃から訪問先の高校とホ−ムスティ先との交流をはじめているところである。
* 実践項目10(進学情報の活用とそのサ−ビス)
進学希望者へのサ−ビスとして進学情報のペ−ジを開設した。(平成8年10月開始)
* 実践項目11(パイロット電子図書館プロジェクトに参加)
パイロット電子図書館システムの運用実験にモニタ−として参加し,総合目録ネットワ
−クシステムと電子図書館実証実験システムの2つの実験に協力。平成9年2月完了。将
来の電子図書館の運用について期待されるところ非常に大きい。
○平成8年度の成果と課題
(1)学校においてまず重要なことは,パソコンが使え,しかも教えることのできる熱意の
ある教職員が何人いるかによって,はじめてネットワ−ク利用の活用が円滑に運用される
ものである。従ってはじめが肝心で研修に当たり基礎的なネットワ−クの使い方から実施
した。参加した教職員はすべて(E-mailの設定,送信,受信,返信,保存,印刷など)は
できるようになり,なかにはホ−ムペ−ジの作成に挑戦する方もいた。
(2)教材の利用の一例として,古典の分野で百人一首のもつ非喜劇について募集したとこ
ろ多数のデ−タが集まり古典の教材として利用することができた。新しい活用法の一例で
ある。併設の中学校では,他校のホ−ムペ−ジをみるところからはじまり,各学年のホ−
ムペ−ジの作成にとりかかっている段階である。(2月より実施次年度への継続課題)
(3)共同利用企画では生徒の自律的意見の自由な交換により,コミュニケ−ションの構築
が順次図られてきた。本校は女子高校であるため当初戸迷い気味であったが,日を追うご
とに慣れ,楽しく参加していた。それなりの成果はあったものと思う。
(4)国際理解の推進については,帰国女子(留学後)の支援として現在インタ−ネットを
利用して留学中に世話になった方々との交流の輪を広めている。利用時間帯は毎日始業前
と昼休み時間および放課後の時間を利用し,盛んに活用している。英語科の修学旅行先と
の交流はやっと緒についたばかりで,これからの利用が期待される。なお修学旅行は本年
4月に実施予定。オ−ストラリアの旅は今回がはじめてであるが今後も継続の予定。今後
の課題として,一過性にとどまらず生徒自身による交流が続けられるかにかかっている。
○プロジェクトに参加して
2年間にわたり,愛媛大学の定期公開講座「インタ−ネットと学校教育」の一部を本校
で2回継続して開催した。多数の小中高の教職員の参加を得て「100校プロジェクトの
成果報告と実技研修会」を行うことができた。松山大学でも行われ講師として参加した。
市内小学校を対象に1日体験入学(8月26日)を実施したところ多数の参加者があり
大変好評を得たので来年度も実施する計画である。
PTA他一般の方々を対象にした研修会も要望に応えて実施したものであってが毎回1
0〜15名の参加者があり,なかにはホ−ムペ−ジの作成に取り組む人もいて好評であっ
た。強い要望があり引き続き3学期も実施した。
地元小学校への最初の支援として小田町立田渡小学校のホ−ムペ−ジの開設であった。
この学校は四国の山間部にあり,僻地1級の小規模校で児童数40名足らずの小学校であ
るがのびのびした児童の様子をホ−ムペ−ジに載せ紹介した。他に松山東雲幼稚園,市内
の小中学校のホ−ムペ−ジの開設に協力して行く予定。また県・市の主催行事を積極的に
ホ−ムペ−ジに紹介し広く市民に情報を提供することにしている。
毎年夏期休暇中に実施している短期留学(アメリカ)については今後の課題であるが今
年からは留学先とコンタクトをとりながら,教育的な効果が得られるように検討して行き
たいと考えている。進学希望者に対しては,各大学の情報をホ−ムペ−ジで得られるよう
に設定したところ,各自の進路の決定の一助として利用するようになってきた。
この2年間の成果を踏まえて,引き続き平成9年度以後も継続して行くようすでに学園
本部の了解を得ており,今後ともネットワ−ク利用ついて推進して行く計画ですのでよろ
しくお願いします。2年間大変お世話になりました。お礼申し上げます。
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