広島市立鈴張小学校 Page1/2
○ネットワーク利用状況 ・4学年社会「寒い地方の暮らし」 この単元の導入として,「雪国のくらしについての質問」をユキダス交流掲示板ユ キダスプロジェクトホームページ http://toki.ed.niigata-u.ac.jp/yukidasu.html) を通じて新潟県の小学校に問い合わせた。 質問を送ってすぐに,新潟県十日町市十日町小学校5年生の児童が答えた写真入りメ ッセージをWebページに公開していただいた。 児童は,新潟の小学生から返事をもらったことで,雪国の生活についての興味関心 が一気に高まった。特に,次の要因が有効に働いたと考えている。 ・ 返事がすぐに届いた。 ・ 小学生からの返事なので,親近感を持つことができた。 ・ 写真が入っていたのえ,雪国の生活の工夫がよく分かった。 ・ 他の小学校の質問とその答えを見ることで,雪国の生活についての理解をさら に深めることができた。 ・5学年「天気の変化」 学習のまとめとして天気予報を行った。天気予報には,児童が自ら観測した気象デ ータとともに,気象衛星ひまわりからの画像データ(高知大学気象情報のページ http://www.is.kochi-u.ac.jp/weather/index.html)を活用した。 「天気の変化」の学習では,気象事象の特質のために,教室での実験を行いにくい。 また,児童の観測可能な気象データと実際の天気の変化との関係が児童に捕らえがた く,従来より指導を行い難い単元だと言われている。 今回は,児童自身が直接観測した,気象データと気象衛星ひまわりの画像を重ねあ わせることで,気象現象のスケールの大きさや,児童が観測した雲の全体像をつかま せることをねらった。 気象衛星の画像は,カラーインクジェットプリンターで印刷して児童に渡した。プ リンターの解像度が十分でなく,薄い雲は土地の起伏の影と見分けが難しかった。画 像データを教材として活用するには,高性能のカラープリンターが必要である。 ・6学年社会「世界の中の日本」 この単元の学習のまとめとして,グループごとに調べ学習を行った。各グループは テーマ国を決め,社会科資料集,図書室の資料,雑誌の記事,WWW上の情報などを使っ て各国の自然,地理,文化等について調べた。 WWW上の情報の検索は,サーチエンジンを利用した。URLの検索,およびWWWのページ の表示は,予想以上に時間がかかり,1単位時間(45分間)で1グループしか情報検 索を行うことができなかった。このような学習活動は,授業時間ではなく,休憩時間 に児童が情報を検索しておき授業時間は,その成果を学習に活用するといった授業形 態をとることが望ましい。 WWW上に公開してある外国についての情報は,外国語のものがほとんどであり,児童 が自分に必要な情報を探し出すための活用には,難があった。しかし,オーストラリ アの動物の写真やスイスの州旗などの画像データをプリントアウトし,それぞれにつ いて,図書資料で調べるという活動を行ったグループがあった。図書室になかった資 料情報を得るためにWWWを検索し,逆にWWWで得た情報をさらに深く調べるために,再 び図書室の資料をさがすという,当初,指導者が予想しえなかった学習の広がりがあ った。 ・4学年「方言と標準語」 富山県福野町立福野小学校(http://asuna.edu.toyama-u.ac.jp/~fukuno-es/),熊 本県球磨郡上村立上村小学校(http://village.infoweb.or.jp/~fvgf4750/index.html) と電子メールで,方言についての情報交換を行った。
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