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100校プロジェクト 平成8年度実施状況


○ネットワークの利用状況


国際交流クラブによる活動。
 週1時間,3年生の正課クラブに「国際交流クラブ」を設定し活動した。ここでは,世
界の十数カ国との主にE-mailによる交流の中で各国の文化比較を行ったり,Cu-SeeMe
 NetMeetingなども行った。また,このクラブに所属している生徒たちを中心として,ホー
ムページの英語化を進めていった。

全国発芽マップへの参加。
 ホームページ上に発芽の様子を掲載していった。

選択理科での利用。
 週1時間設定されている3年生の選択理科で,各自が研究課題の資料集めに利用した。
特にペットボトルロケットの作成では,部品の購入から作成,実験まで効果的に利用して
くことが出来た。

PTAへの情報サービスの開始。
 行事予定表,事務連絡,あるいはPTA発行の新聞等,PTAに対して学校情報提供サ
ービスの実験を開始した。

校内ネットワークの推進。
 クライアントの増設と,校内LANの充実を推進していった。

・各種講習会,研究会の開催。
 校内外の各種団体に対してインターネットの講習会を開催した。
  徳島県技術・家庭科部会研修会  平成8年 5月29日
  徳島市小学校情報教育部会    平成8年 6月18日
  徳島市インターネット研修会   平成8年 8月 5日
  徳島県視聴覚・情報教育研究大会 平成8年10月 8日
  徳島県放送教育研究大会     平成8年10月 8日
  名西郡事務部会研修会      平成8年11月14日
  徳島中学校保護者講習会     平成8年11月17日

・その他
 ネットワークに接続されてから1年半余りの取り組みやFAQを「中学校におけるイン
ターネットの活用」
と題して冊子にまとめた。また,ホームページの充実や更新につとめ
1月末現在ページ数は200ページを超えた。

○平成8年度の成果と課題

 本年度における目標は,インターネットの日常化であった。インターネットが特別なも
のでなく,意識せずに誰でもが自然に利用できるようになることを目指した。日常化は,
ハードウエア,ソフトウエア,それと精神的ものなどの様々な要因が総合的に作用して初
めて行われる。そこで,まず第1段階として教職員のリテラシーの向上からはじめること
にした。とにかく多くの教職員にインターネットに触れてもらい興味を持ってもらうこと
が何よりも学校でインターネットが市民権を得るために大切なことである。そこで本校で
は,職員の接続環境充実を目指し,職員室の机上で個人がインターネットに接続できるよ
うにすることからはじめた。その結果として,現在では,教職員の約3分の1が机上から
インターネットに接続している。そして,これによりインターネットに大きな興味,ある
いは教育への利用方法のの可能性を見つけた教師集団によって,新しい利用方法への取り
組みが徐々にではあるが,行われるようになってきた。もちろんこのような状況になるた
めに,世間へのインターネットへの普及状況や連日のようにインターネットを取り上げる
マスコミの影響が大きかったかも知れないが。
 次に教育効果の面ではまだ何ともいえない状況である。しかし,情報活用能力は確かに
向上しているようである。特に,情報収集能力の向上には目を見張るものがある。サーチ


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