山梨県立谷村工業高等学校  Page 1/2

100校プロジェクト 平成8年度実施状況


 本校では、インターネットを「道具」と位置づけ「100校プロジェクト」を展開して
きた。平成7年度は、インターネットを利用するための校内環境の整備に力を入れ、事務
局主催の共同企画に参加したり、リテラシ教育の一貫としてホームページの作成等を行っ
てきた。
 平成8年度は、教育活動へ一層の利用促進を図るため利用環境の運用整備の拡充と生徒
全員がインターネットを使えるようにするためのリテラシ教育を推進し、また独自の企画
を県外高校と共同立案して実践した。

○ネットワークの利用状況
 主眼:インターネットの利用促進および教育への活用研究
 (1)いつでもどこでも利用できる環境の提供
  インターネットを「道具」と位置づけると、やはり「道具」は使ってもらわなくては
  意味がない。使いたいときにその「道具」がなければ機を逸してしまう。そこでイン
  フラの整備を促進した。
  ・各職員室(7部屋)へLANケーブルを引きHUBとLAN対応コンピュータを設置
  ・第一パソコン室(Win95x41台)をLAN接続し一斉授業でインターネットが利用
   可能に
  ・全職員(60名)および全生徒(360名)へ個人IDを設定
 (2)身近で必要な情報を提供するため、校内イントラネットの構築に着手
  「道具」は揃っても必要とする情報がなければ、せっかくの「道具」も使ってもらえ
  ない。通常の学校運営で必要とされている情報を外部から参照されることなく、校内
  のみで参照できるシステムの構築に着手した。流す情報としては、
  ・職員朝礼の内容(連絡事項、授業変更等)
  ・月間および詳細な週間スケジュール
  ・会議の予定と内容および会議室の予約状況
  ・各委員会、分掌からの連絡事項
  ・電子メール    
 (3)インターネットリテラシの促進
  全生徒に対し、授業(工業基礎、実習等)のなかでインターネットの基本機能の理解
  と電子メール等の使い方やWWWの活用方法について指導する体制を計画推進した。
 (4)バーチャルクラスルームの実験
  課題研究で県外3校の工業高校とJava言語の共同学習を展開
  ここでは、課題研究のなかで、他校の生徒たちと一緒にあるテーマに沿って共同学習
  するという新しい試みを実施しする。成果および学習の過程等はホームページに載せ
  る予定であるが、生徒たちはそのホームページを作成する段階でJAVAを学習する。
  本校では「100周年記念ホームページの作成」を行う。
  「Virtual Class Room」までいけるかわからないが、今までの学校生活で体験するこ
  とが難しかった「他校との交流」を通して、生徒たちがどのように課題を展開してい
  くか楽しみである。
  目  的:共同学習を通して、JAVAの使い方につて学習する
  期  間:平成8年11月1日〜12月24日(2学期中)
  交流方法:メーリングリスト、CU-SeeME、共同ホームページ
  参加校および学科:
       石川県立小松工業高等学校:電子情報科3年生 5名  教員 1名
       熊本県立小川工業高等学校:電子科3年生   2名  教員 1名
       大分県立津久見高等学校 :電子科3年生   2名  教員 1名
       山梨県立谷村工業高等学校:電子情報科3年生 4名  教員 1名

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