地域におけるインターネット教育利用環境と推進方法に関する調査報告書
− 学習者のための情報教育環境に関する調査 −

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はじめに

今後のわが国の経済発展の牽引力となる情報化を促進する方策として、初等中等教育における情報化を進め、子供たちの情報リテラシーの基礎的資質、能力を育成することが重要である。このため、初等中等教育にコンピュータネットワークを導入し、情報発信や様々な知的情報資源へのアクセスなど、子供たちがこれらを積極的に活用していく実践研究を継続的に行っていくことが必要である。

このため、初等中等教育の学校におけるインターネット利用に関する実践研究事業「100校プロジェクト」を文部省・通商産業省の指導のもと平成6年度から実施し、さらに継続して「新100校プロジェクト」を実施し、世界的な注目を集めた。

本プロジェクト終了に伴い、平成11年度から、新しい段階として、100校プロジェクトの成果の普及を図るとともに、すべてのインターネット接続校がより効果的に学習を行うための共同学習等の支援などを行う「Eスクエア(e2)・プロジェクト」を実施している。

本報告書は、「Eスクエア・プロジェクト」の事業の一つとして企画された「地域教育ネットワークに関する調査」事業の成果として、地域教育ネットワークの調査及び各地域における活動とその成果を取りまとめたものである。

本事業の推進にあたって、関係官庁、事業にご協力いただいた各地の教育関係諸機関各位に対して深く感謝の意を表すとともに、本報告書が学校教育におけるネットワーク利用にあたって有効に活用されれば幸いである。

平成12年3月

情報処理振興事業協会
財団法人 コンピュータ教育開発センター


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