3 調査の内容

3.1 委員会におけるパイロット版の評価

 第2回委員会において、パイロット版を委員に実際に操作してもらい、評価してもらった。そこでの検討結果は以下の通りである。3月中旬のパイロット版公開までにこの検討結果を反映できる部分については修正することにした。

(1) 検索条件入力画面について

(2) 検索結果一覧表示画面について

・タイトルが長過ぎて一覧表示機能がそこなわれるため、タイトルの画面表示は最大30全角文字で切る。

・表示スペースの節約のため、学校区分の表示形態として短縮形を使用する。

(例)【小学校】→【小】、【中学校】→【中】、【高等学校】→【高】、

  【特殊教育諸学校】→【特殊】とし、教育センター以下は全表示とする。

(3) 登録受付画面について

3.2 アンケート調査

3.2.1 アンケートの実施

 以下の要領でアンケート調査を実施した。

(1) アンケート送付先

 Eスクエア関係校182校とし、回答率を高めるために校長宛に発送する。

(2) アンケート実施状況

 3月14日にアンケートを182校に発送した。

 3月31日の時点で64通の回答があった。

(3) アンケート内容

 アンケート内容は付録A2に添付してある。アンケート用紙とともに、オフラインで動くCD-ROM版を添付する。

3.2.2 アンケート調査結果

(1) 回答者のプロフィール

 所属する学校種別は以下の図の通りである。

図11 回答者の所属する学校種別

 担当教科は

図12 回答者の担当教科

 回答者の年齢は下記の図のように30代と40代に集中している。

図13 回答者の年代

 性別は下記の通り。

図14 回答者の性別

(2) 学校区分について

 回答者全員が現在の区分で充分であり、問題がないとの意見であった。

強いていえば、さらに以下の区分が必要との意見もある。

(3) 教科区分について

 現在の教科区分で問題がない、とのことであるが、強いて言えば以下の配慮も必要との意見があった。

 これに関しては委員会でも検討した。現在はデータ件数が少ないので、このように細分化すると逆に分かりにくくなるため、分けていない。

(4) 必要と思われるジャンルについて

 今後どのような項目が必要になるかについて、以下の回答があった。

図15を見ても分かる通り、指導案の要望が飛び抜けて多い。

図15 必要と思われるジャンル

 ジャンルに関しては以下の意見が寄せられた。

(5) 地域に関して

 「地域を使った検索を行うことがあるか?」という質問に対して、以下の回答が寄せられた。90%以上の回答者が「使ったことがある」と回答した。

図16 地域検索を使ったことがあるか?

 なお、回答者の35%が、「都道府県別に分類して欲しい」との要望を出している。

このように地域毎の分類が非常に役立っていることが分かる。

(6) フリーワード検索について

 以下の意見が寄せられた。

(7) その他、検索項目に関する意見

 以下の意見が寄せられた。検索項目に学校名を追加してほしい、との要望が2件ある。

(8) 検索結果表示について

 表示の見やすさについては以下の通り。特別悪くはないが、特別良くもない、といった感じの評価である。

図17 検索結果表示の見やすさ

 結果表示に関しては以下のような意見が寄せられた。

(9) 登録受付画面の入力しやすさ

 以下の評価結果が得られた。85%の人が「入力しやすい」と答えている。

図18 登録受付画面の入力しやすさ

(10) 自分の授業実践事例などを登録してみたいか?

 以下の結果が得られた。70%以上の人が、自分の実践事例も登録したいと答えている。

図19 自分の実践事例を登録してみたいか?

 

(11) システム全体の操作性について

 以下の評価が得られた。

 半数以上の人が「使いやすい」と答えている。「使いにくい」と答えた人は皆無であった。

図20 システム全体の使いやすさ

(12) 検索容易性

 検索容易性については以下の評価が得られた。半数以上の人が「優れている」と回答している。「劣っている」と回答した人は皆無であった。

図21 検索容易性

(13) 検索レスポンス

 検索レスポンスについては以下の評価が得られた。半数の人が「早い」と評価している。

図22 検索レスポンス

(14) 今後事例データベースを利用してみたいか?

 図のように90%以上の人が今後も事例データベースを利用したいと答えている。

図23 今後利用したいか?

(15) その他の意見

 その他、以下の意見が寄せられている。


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