2 調査の内容

2.1 教育用ソフトウェア情報を利用するための機能要件の調査

 以下のように分類することが必要である。

 分類ごとに以下のカテゴリーが必要である。

(1) 対象学校区分

 以下のように対象学校区分を分類した。

 一つのソフトウェアが複数の学校区分にまたがる場合は,その全ての学校区分に重複して含めることにした。

(2) 学年

 一つのソフトウェアが複数の学年にまたがる場合は,その全ての学年に重複して含めることにした。

(3) 教科区分

 以下のカテゴリーに分類した。

 特定の教科に分類できないものは「全般」に入れる。

(4) ジャンル

 以下のカテゴリーに分類した。

(5) 対象システム(ハードウェアとOS)

 以下のカテゴリーに分類した。

 複数のシステムに対応しているソフトウェアは該当するカテゴリーに重複して登録した。

2.2 教育用ソフトウェア情報のデータベース化とパイロット版の試作

(1) 教育用ソフトウェア情報のデータベース化

 CECにおいては,学校の先生向けに市販教育用ソフトウェアを実際に見て,触れて,調査できる「教育用ソフト活用プラザ」を設置している。ここには約3,000種類の教育用市販ソフトウェアが用意されている。今回はこのソフトウェアライブラリーの情報をもとに市販教育ソフトウェアのデータベース化を図った。

 一般の教員の意見「教科と校種学年で教育用ソフトウェア情報を見たい」を参考にしながら,まず,教科ごとにソートし,教科別に教育用ソフトウェア情報を切り分けた。次に「名称」,「内容および利用方法」,「学年」,「価格」,「制作会社」,「郵便番号」,「住所」,「TEL(電話)」,「媒体」,「ハードウェア」の順に情報を並べ変えた。最後に,「制作会社」,「タイトル」,「学年」の順に50音ソートして,利用者が使い易いようにした。

(2) パイロット版の試作

 Eスクエアのホームページの「職員室」の「5.ソフトライブラリ」の「ソフトライブラリ」の教科別にデータベース化し,パイロット版として試作した

図1メニュー画面

 ユーザはまず図1のメニュー画面から探している教科を選択する。

図2教科毎のソフトウェア一覧

 図2のように,該当する教科の一覧表が表示される。

データベースに収容した教育ソフトウェア情報の一覧を付録A1に添付する。

2.3 教育用ソフトウェア情報の公開

 Eスクエアのホームページの「職員室」の「5.ソフトライブラリ」の「ソフトライブラリ」の教科別にデータベース化し,平成11年5月末に公開した。URLは

http://www.cec.or.jp/es/E-square/softlib/sft.html


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