宮城教育大学附属小学校 Page 2/2
新100校プロジェクト 平成10年度実施報告
3 地域社会との交流を促進する企画(ぼくのまち わたしのまち)
(1)ねらい/目的
・自分たちの住む町(地域)の特色(気候,郷土の偉人,伝統的行事,イベントなど)
をまとめホームページに集約していくことで,自分たちの住む町(地域)のよさに気付
かせると共に,他の地域との交流に発展させる。
(2)実施状況(当校ホームページの内容)
a.3年総合学習「ふるさと仙台の行事」
・世界中にインターネットで募集した仙台七夕の「願いごと短冊」の内容
b.4年総合学習「川とわたしたち」
・仙台を流れている七北田川の上流・中流・下流の調査活動の様子
c.5年総合学習「杜の都仙台とわたしたち」
・校内の樹木データ作成
d.6年総合学習「仙台に生きるわたしたち」
・個人テーマの内容一覧
4 総合学習(3年「仙台七夕に願いごと短冊を飾ろう!」の活動を通して)
(1)ねらい/目的
・インターネットを通して呼びかけて「願い事」を短冊にして「仙台七夕」に飾り,地元
の伝統行事への多くの参加を促す。
(2)実施状況
・「七夕の短冊」募集のページを立ち上げ参加を呼びかけた結果約130件を越える
応募があり,世界中の子どもたちからのメッセージを短冊にして飾ることができた。
(http://csr200.ipc.miyakyo-u.ac.jp/activ/tanzaku/index.html)
○平成10年度の成果と課題
・新100校Pの「企画」については,どの企画についても十分な交流とまでは発展させ
ることができなかったが,今後も継続して実践に取り組んでいきたいと思う。
@指導計画への位置付けと実践
インターネットを有効に活用できる教科や領域,総合学習などを実践を基にしながら,
児童の発達段階も考慮して本校の新指導計画の中に位置付けた。さらに,今後も特色
ある教育活動を追求しながら,よりよい活用のあり方を探っていきたい。
A情報教育への関心
情報教育に関する職員研修を推進してきた結果,教官のインターネットに関する意識
を高めることができた。さらに当校の子どもたちもインターネットを体験し,3年生以上に
なると情報手段として活用することができるようになった。
Bネットワークに関する技術的な問題
ネットワークに関する技術的な側面や小学校教育の中の「情報」の位置付けをどのよう
にするかなど,新教育課程に向けてのさらに実践を積み重ねる必要があると考える。
○新100校プロジェクトに参加して
この4年間の一番の大きな変化は,教官室のパソコンの数が急激に増えたことと,イン
ターネットが私たち教師の情報手段として欠かすことができなくなったことである。また,子
どもたちも学校図書館の活用とともに「インターネットで調べてみよう」という声が多く聞か
れるようになった点にある。実際に子ども一人一人がインターネットを経験することで課題
解決の手段が広がり,子ども自らが学ぶ意欲をもって,積極的に解決に取り組もうとする
姿が多く見られるようになった。
今後も子どもたちが自在に情報を活用したり発信したりしながら,その経験が「生きる力」
となっていくように実践研究を積み重ねていきたいと思う。
ホームページへ // 前ページへ