新100校プロジェクト 平成10年度実施報告


                     宮崎大学教育学部附属小学校 Page 1/2
1. インターネット利用状況

(1) 「全国発芽マップ’98」(CEC新100校プロジェクト重点企画「高度化教育企画」)

  • 全国発芽マップ(参加77校)
     
    「全国発芽マップ」はインターネットを活用した全国的な栽培学習である。概要は、まず同日、同時刻に一斉に全国各地で種をまく。その生育の様子や子供たちの活動を電子メールやホームページ等で情報交換したり、データをまとめたり、交流を図ったりする。そのようなインターネットによる共同的な学びの場を通して、理科や社会科等の教科のねらいを実現すると同時に、総合的な学習に発展することを期待するというものである。100校プロジェクト校を中心に参加校を募り、これまでに平成7年度にかぼちゃ、平成8年度に綿を栽培した。平成9年度にケナフ(アオイ科、Kenaf, (Hibiscus cannabinus L.) )の栽培を試み環境教育から総合学習へ有益な可能性を残した。平成10年度もケナフの栽培を続け,素材としてのケナフの学校教育への可能性や,発芽マップの総合的検証を行うことになった。日本で学校がインターネットに接続し始めた時期に行われた実践であり、試行錯誤を繰り返しながら続けられてきた。その過程の中にインターネットの教育利用における示唆が含まれていると思われる。 

    主な活動
     

    (2) 「画像データベースプロジェクト」(CEC新100校プロジェクト自主企画「高度化教育企画」)


    ねらい
    ・ 子どもたちが自由に画像を利用できる環境を、コンピュータを用いてつくる。
    ・ インターネットを用いることで参加者同士が自律的に構築する画像データベースとする。
    ・ 学習に活用して教育とコンピュータの問題について考える。

    画像データベースの構築と運用の実際

    1 インターネットを利用した画像検索システムの構築
    ・本校サーバにWeb上の画像を検索,表示するプログラムを構築する。
    ・小学生が授業として使える材料データベースとして,使いやすさや著作権に配慮して構築する。
    ・画像登録コーナー,メーリングリスト,電子掲示板,意見感想コーナーなどを設置し,インターネットの特徴を生かした開かれた集合体として構築する。
     


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