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新100校プロジェクト 平成10年度実施報告   


長野市立篠ノ井西中学校


1.インターネット利用状況


「インターネットを利用した国際交流」

 新100校プロジェクト参加校として,プロジェクトの3重点の一つ「国際化」を推進するため各種国際交流プロジェクトに参加した。
 年度当初から参加する予定だったJapan-U.S. Common Agenda Projectについては,残念ながらアメリカ側の事務局から交流校の紹介が受けられず,宙に浮いた状態になってしまった。
 しかし本年度はCECからのお勧めもあり,EU連合のNetd@ys Europe 98に参加することができた。本校の企画はWeb とメールを使った交流で,事前に十分なPR活動を行わなかったためEU側からの反応は少なかったが,イタリアの学校からメールをもらうことができ,新たな交流を始めることができた。その後も本校国際化教育係が中心になって活発に交流が続けられている。また,本プロジェクト参加を自主企画とすることにより,CECより映像処理用パソコン1台の貸与を受けることができ,有効に活用させていただいた。
 本校の国際交流の相手校は,長野オリンピックに伴って行われた一校一国運動の関係もあり,今までアメリカやオーストラリアに限られていたが,本年度は,前述のイタリアの他,インド等とも新しく交流を始めることができ,その幅を広げることができた。


「インターネット利用環境の整備」

 本年度はインターネット接続先の変更に伴い,校内のインターネット環境の見直しを行った。新しい接続先は長野市のフルネットセンターとなり,いわゆるセンター型に移行したため,校内のサーバは停止した。
 センター型接続は制約が多いため当初は校内のサーバを残す方向で検討を始めたが,長野市が市内全校をセンター型で接続し,学校間メーリングリストや更にイントラネット環境を構築中であり,インターネット活用先進校として,それらの環境づくりに協力すべきと判断した。
 当時,市内各学校にはダイアルアップ接続用の端末機が1台ずつ配置されていたが,本校は既に複数台端末を持っていたために,市教委にダイアルアップルータを導入していただいた。また,メールアカウントも各学校1個であったが,市教委及びフルネットセンターとの協議の上,10アカウントを確保することができた。
 また使いやすい環境づくりのために,校内LANの充実に努めた。本年度は,職員室内のLAN整備とコンピュータ室から理科室への配線工事を行った。これにより,現在本校でインターネットを利用できる場所は,コンピュータ室,職員室,理科室の3カ所となった。
 教師のリテラシの向上のため,本年度も近隣の学校職員対象の研修会を行った。


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