コンピュータを正しく使うための技能・マナーの研究
○コンピュータのDos版からWindows版への移行に対し,年度当初から計画的に行った基本的な操作技能の指導によって,以前より処理速度が速くなった。 ○キャンパスリンクのマニュアルを作成し,生徒に与えることによって,自分自身で操作技術をさらに高めていこうとする態度が見られた。 ○積極的にコンピュータ利用を行ってきたため,生徒のコンピュータに対する抵抗も少なくなり,意欲的に活用する態度が見られた。また,ワープロ機能インターネットの習熟をはかることもできた。 △基本操作技能が向上するに従って,コンピュータの基本設定を変更し,元に戻さず放置していくことがあった。来年度は,基本設定にまで踏み込んで指導していく必要がある。 △コンピュータの機能が高まりソフトも充実する中で,今までにない故障や複雑な操作が要求されるようになってきた。生徒の要求やトラブルに対応するために,教師自身の操作技能もさらに磨いていかなければならない。 △目標に応じた技術や能力を高めるために,川島中におけるコンピュータ環境や単元の内容に即した学習形態を考えていかなければならない。 |
コミュニケーション能力
○幅広い情報収集活動を展開することができた。また,テーマや課題に沿った情報を収集することができた。 ○情報を分析するとき,自分たちが是非伝えたい内容,相手が欲している内容は何か意識して,情報の取捨選択ができた。 △メール作成のとき,表現方法に意識が偏ってしまい,内容の質的な高まりが十分でなかった。情報収集・分析の段階で,テーマについて深く掘り下げて自分たちの意見や考えを構築していくことが大切である。そのために,生徒どうしで十分に話し合う時間を確保することが必要である。 △各学年の発達段階に応じたカリキュラムの見直し,課題・目標の明確化が必要である。 集団の高まり ○グループで調査・話し合い活動を展開する中で,お互いのよさを認め合うことができた。そのため,集団としてのまとまりが生まれてきた。 △単なる馴れ合いの関係から互いを厳しく見つめ,励まし合い認め合う関係を目指すためには,学級経営・教科・特別活動との連携を密にして実践しなければならない。 ネチケット教育 ○毎時間の授業においてネチケットについて取り上げることによって,自分自身が作成したメールの中に,文章表現の間違いや誤記,相手や自分たちのことを中傷するような表現がないか見直そうとすることができた。 ○エコールネットで生徒の作成画面を確認をしたり,送信する前に教師が一度,目を通すことによって,ネチケットを守ったメールを送信ことができた。 △ネチケットについて,全員が守ることができたわけではない。さらにその意識を高めるためには,ネチケットに関する掲示を充実させたり,何がマナーに反するのか具体的に指導していかなければならない。 |
キャンパスリンクを使った校内交流授業の研究《全国研究大会より》
○先輩のメールを見ることによって,よい表現方法を学び,自分のメール作成に生かしていこうとすることができた。 ○先輩の考えに触れ,自分の学級の姿や,自分自身の姿を振り返るよいきっかけとなった。 △先輩の考えに触れて感想をもつことはできたが,自分たちの現状をどのように改善していくのかを考え,実践するまでには至らなかった。自分たちの考えをどのように実践していくのか,教師自身がどのように支援していくのか考えなければならない。 交流意欲 ○交流相手が自分たちの意見を取り上げ,それに対する返事をもらえたことに対して,喜びを感じることができた。それにともなって,交流に対する興味・関心も高まり,意欲的に授業に参加することができた。 △コンピュータ操作やメールを読むだけの意欲から,交流を通して幅広い知識や考え方を身につけようとする知的要求を高める必要がある。 キャンパスリンク,インターネットを使った校外交流学習の研究《全校研究会・全国研究大会より》 ○他校と交流することよって,情報発信者としての自覚を認識し,課題意識を持って授業に参加することができた。 ○交流をきっかけにして,新聞・参考図書・インターネット等の活用だけでなく,デジタルカメラの利用や現地調査等も行うなど,幅広い情報の収集ができた。 △本校はNTの授業,西可児中学校は技術の授業での取り組みであったため,カリキュラム上,互いの連絡が複雑になった。計画段階でより綿密な打ち合わせが必要である。 |
○新100校プロジェクトに参加して
今年度は,学習室をNT室に名前も変更し,Windows95を利用可能なコンピュータが41台整備され,エコールネットも完備して,さまざまな教科で教育機器を活用した授業を考え,全国発表会に向けて実践を積み重ねることができた。
NTにおいては,キャンパスリンクによる他校との交流も始まり,富山県の滑川中学校との交流などを含め,校外との交流を深めることができた。
また,コンピュータリテラシーの問題も全国発表会を控えたことと,キャンパスリンクのWindows化も進んだため,教職員が積極的にコンピュータを利用使用という気運が強まってきた。本校ではこれまでも,これからも,コンピュータを学習のための非常に有効な道具という認識で,道具としていかに有効に活用していくかを研究していく予定である。
一方で,コンピュータの性能が上がるにつれ,各クライアント マシン等の故障など,一般の教員の手に負えない事態も何度か発生した.安定した動作環境での運用が望まれる。
来年度は,今年度考えられた各種教育機器を用いた実践をさらに積み重ね,情報活用の実践力の内容について,来るべき総合学習を意識した授業の創造に努めたいと考えている。