東北学院中学高等学校 Page1/2

新100校プロジェクト 平成10年度実施報告

1.インターネット利用状況
 インターネットを活用するに当たり,新100校プロジェクトの重点企画・自主企画へ
の参加ついて報告する。

1.1 自主企画 「オンラインディベート」の実施
 昨年度に引き続き、インターネットを介したディベート『オンラインディベート』を実 施した。
 本年度の活動を以下に示す。

◎第3回オンラインディベート:期間 9月4日(金)〜10月15日(木)
参加校:
岐阜県立海津北高校、福島盲学校、清泉女学院高校、
本校OBとして、日本大学、山形大学から個人参加2チーム3名
清泉女学院高校、東北学院高校から教員が各1名
計10チーム
論題:
『会ったことのない人間同士であっても、
文字だけのコミュニケーションで理解し合うことが可能である。是か非か』
◎第4回オンラインディベート:期間 11月10日(火)〜12月1日(火)
主催運営:
清泉女学院高校
参加校:
金沢大学付属高校、岐阜県立海津北高校、清泉女学院高校、東北学院高校
以上4校で計44チーム
論題:
家庭科に関する論題5つ
●第1回オフラインミーティング
1999年2月13日(土)清泉女学院高校にて
参加校:
清泉女学院高校、東北学院高校
オブザーバーとして、福島盲学校の渡辺先生と、東大大学院の村瀬氏が参加
・口頭によるディベートの実施
論題:
「地域振興券政策は日本の景気回復に有効である。是か非か?」
・オンライン上のディベートと口頭でのディベートの違いについて意見交換

1.2 重点企画「既存データベースの活用」への参加

 清泉女学院で行なった口頭でのディベートのリサーチ活動で,CEC重点企画「既
存データベースの活用」として用意された日本経済新聞社提供の既存データベースを
活用した。

 「より良いディベートを行なう」という目的意識から、地域振興券に関する新聞記
事を意欲的に検索できた。また、ディベートを行なう生徒自身がデータの検索を行な
ったので、実際のディベートでも、検索の結果を効果的に証拠資料として用いること
ができた。

1.3 重点企画「全国発芽マップ」への参加

 本校は仙台市中心部にあるため, 今年度実施のケナフを植える場所の確保が難しく
本校教諭(井口)の家族(4人の子供)により展開した。98年5月13日の種の受
け取りに始まり週に1度(水曜日)朝6時の観察の定点観測をデジタルカメラで撮影
ホームぺージに掲載し,さらにメーリングリスト(hatuga-map@cec.or.jp)に
より38通の報告を実施した。昨年同様にケナフの成長が遅く,草丈2m弱,開花が見
られたが,種の採取はできなかった。また,繊維の収集量が少なく紙の作成にいたらな
かった。各地の成長と見比べ,東北地区の春と初夏の気温不足を身を持って実感した。

1.4 重点企画「酸性雨調査プロジェクト」への協力

  昨年度の展開を引き継ぎ,今年度は本校化学部の中学生が測定に参加した。化学の
実験準備室にインターネット接続のコンピュータを設置し,昨年より環境は整ったが,
メンバーの交代や支援スタッフのインターネット利用経験の不足から,不十分 な点も
あった。


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