茨城県立岩井高等学校 Page1/2
新100校プロジェクト 平成10 年度実施状況
1.インターネット利用状況
(1) ネットワーク環境の整備
今年度は,接続先であった地域ネットワーク「つくば相互接続ネットワーク協議会
(RIC-Tsukuba)の解散の決定に伴い,接続先をOCNに変更した。それに伴い,割り
当てられたIPアドレスがCクラスから16個と減少したために,ネットワークを外部に接
続している部分と校内LANに分割し,校内LANにはローカルなIPアドレスを振った。
そのため,校内LANのセキュリティは高くすることができたが,グローバルなIPアド
レスが必要なCU-SeeMeが利用できる場所が限定さるようになった。校内LAN整備は,
昨年度の延長線上で行った。これによって,校内のほとんどの場所からネットワークの
利用が可能となった。また,クライアントの増設を考え,新規に購入した他,あまり活
用されていなかったパソコンを他の部屋に移動しクライアントとしての活用を図った。
また,職員のノートパソコンの利用が多くなったので,イーサネットのPCカードを数枚
用意し,職員のネットワーク利用環境の向上を図った。
平成9年度までの整備: ()内はクライアント台数,*はクライアント未整備
CAI教室(46),図書室(2),進路指導室(3),物理室(1),地学室(1),
生物室(1),職員室(5),事務室(2),保健室(1),LL教室(1),社会科室(1),
体育教官室(1),美術準備室(*),調理準備室(*),視聴覚室(*)
平成10年度の整備 :
LANの整備:校長室(1),音楽準備室(1),商業科準備室(*),書道準備室(*),
英語科準備室(*),数学科準備室(*)
クライアントの設置:美術準備室(1),調理準備室(1),図書室(+1)
平成11年2月現在 :インターネット接続サーバー 2台
クライアント 70台
(2) ネットワークの活用
1)授業におけるインターネットの活用
・国語:4択問題作成ツール(自主企画関連)を使って作成した問題を授業で利用
・社会:ODAに関連する授業で,国際協力事業団(JICA)の協力によって,
青年海外協力隊員との間でメール交換
・理科:化学Uの課題研究の成果をホームページにまとめた。
・英語:4択問題作成ツール(自主企画関連)を使って作成した問題を授業で利用
授業時間の他にホームルームの時間も利用して,国際交流のプロジェクト
に参加
2)新入生へのガイダンス
新入生に対しCAI教室の利用ガイダンスとして,基本的なパソコンの使用方法及
びインターネットの利用(WWWと電子メール)に関してガイダンスを行った。
3)生徒の自主的な活動
・ホームページの作成
・メーリングリストへの参加,電子メールによる国際交流等
4)自主企画の実施
・自発的学習環境の構築
・理科課題研究のホームページによる情報発信能力の育成
・CU-SeeMeを利用した国際交流
5)プロジェクト等への参加
・バーチャルクラスルーム'98:3チームが参加
・ENO Music CyberFest '98:吹奏楽部がエントリー
6)進路指導におけるインターネットの利用
進路指導担当の教師が情報の収集に利用したり,進学希望の生徒が志望大学に関す
る情報をWWWを利用して調べるようになった。進路実現への意識付けに有効であった。
7)地域への貢献
・市民開放講座「パソコン活用入門」(6月,全8回),教室開放講座「パソコン活
用入門」(10〜11月,全8回)を開催し,それぞれ約40名の市民と県民が受
講した。
パソコンの基本操作(電源のON/OFF,マウス・キーボードの操作,Windows95),
ワープロ,表計算,インターネットの基礎(WWW,電子メール),ホームページの
作成
・姉妹都市交流への参加
岩井市の姉妹都市(アメリカ・アーカンソー州パインブラフ)からの交換学生へ
の電子メール利用環境の提供と本校生徒との交流など
ホームページへ // 次ページへ