石川県立小松工業高等学校 Page1/3


新100校プロジェクト 平成10年度実施状況


○ネットワーク利用状況
実践項目1 高校生の国際技術交流

 対象を電子情報科3年(34名)とし,基本的にはハードウェア技術(3単位)の授業の中で実施した。
英文メール作成手順の説明や英文作成支援ソフトウェアの使い方などは工業実習(5単位または7単
位)の中で行った。

@交流学校の検索および交流の依頼
 交流学校を探し出すきっかけとして,ホームページepals Classroom Exchangeを利用した。
computer,programmingやtechnologyなどのキーワードで検索し,生徒の年齢と近い学校を候補と
して選んだ。交流の打診は検索結果から得られた相手校の教員の電子メールアドレスへ本企画の
紹介文を送信して行った。関心を示した学校は8校で,カリキュラムの調整や学校行事,学期のす
り合わせ等がうまくいき1月の時点で交流関係を持つに到ったのは以下の学校である。
    Easton Area High School(USA)       : Melissa Hillegass-Goldstein教諭 生徒の平均年齢16
    Downsview Secondary School(Canada) : Dawn Horstead教諭               生徒の平均年齢16
   Mt Maunganui College(New Zealand)  : Kent Lendrum教諭                生徒の平均年齢16
   Rocky Mountain High School(USA)    : John Fialko教諭                 生徒の平均年齢16(前年より継続)

A英文作成
 生徒が英文電子メールを作成する際,原則として以下の三ステップの手順で行った。
  イとウの作業を繰り返し行うがその時に英文作成支援ソフトを利用した。
  ア 電子メールの内容を日本語で作成
    イ 英文用の日本語に修正
  ウ 英文用の日本語を英語へ翻訳

B自己紹介および学習内容の紹介
 原則として各生徒が電子メールのアドレスを持つ状態で交流し,学校毎に生徒のペアを決めた。
また交流用のメーリングリストを開設し,生徒は相手の生徒とメーリングリスト宛にメッセージを
送信した。メーリングリスト宛に送信されたメッセージは交流用のホームページへ自動的に追加さ
れ,他の生徒たちのやり取りがオープンとなるようにした。また,マップジャパン社からビデオメー
ルソフトの英語版(非売品)を提供していただき,本校で日本語版,交流相手校に英語版をインストー
ルして利用を試みた。

C使用機種  NEC PC-9821xv13(Windows95) 16台
           NEC EWS4800(UNIX) 21台
D周辺機器  17in.ディスプレイ,ページプリンタ,カラープリンタ,デジタルカメラ,
       パソコン用ビデオカメラ,液晶プロジェクタ
E稼動環境  インターネット環境 64k専用線
       校内LAN敷設,専用ルータによるファイアーウォール
Fその他の利用ソフト  
           ブラウザのソフト   Netscape Navigator Ver.3.0(Netscape)
           英文作成支援ソフト J-EBANK Ver6.0(AILogic)
           ビデオメールソフト Quality Motion Video Mail(Map Japan)

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