石川県立小松工業高等学校 Page3/3
実践項目3 工業専門科目におけるインターネットの活用
EVネット ソーラーカー,ソーラーラジコンカーや省エネカー(マイレッジカー)の製作技術の向上と,学 校間での交流をめざす。全国の工業高校で取り組んでいるソーラーカー,ソーラーラジコンカーや 省エネカー(マイレッジカー)の製作技術や知識を共有することによって技術の向上をはかる。 また,それに伴い生徒間の交流を進めていく。一方,外部有識者の助言・指導も生徒に対する教 育の一環として取り入れていく。
知っているかいサロン 教室の中での閉じた授業ではなく,地域に根ざした開かれた授業を行うことにより,新たに高校 生として相応しい知識や技術が体得できる授業をめざす。高校生であれば,これくらいのことは知っ ているだろう,または知っていてほしいという内容を簡単な質問形式にして,企業等の学校外の方々 から生徒へ電子メールで送信してもらう。生徒は自分自身でその内容の解答を見いだし学校外の発 信者へ返信する。発信者の納得のいく内容が得られるまで繰り返す。その間,WWWにより自分の 解答や質問内容等を発信し,広く外部に情報や感想を求める。
みんなで探そう五重塔 インターネットの一つの特徴として,その場にいながらたくさんの情報や,意見交換などがリアル タイムで行えることや,時間に束縛されずに対応できることが挙げられる。 そこで,調査対象を日本の建築史の中で親しみ深い伝統的建築物である五重塔(三重塔などを含む) とすることで,数多くの意見や情報が得られデータを活用しやすく,たくさんの地域の人たちとの 意見交流や情報交換を図る。ホームページやメーリングリストなどによって調査してもらった塔の 写真やデータを送ってもらい,本校でデータを細分化し空白地帯の調査,宗派,形態,年代による 分布の変化などをデータベース化する。また,コメントを付し,意見交流をはかる。地域の多重塔 (三重の塔・五重の塔)の写真・建築年代・構造・建築様式・宗派・各種データ・雑記などを本校サー バに送ってもらう。
有機化合物のIRデータとVRMLによる分子模型の表示 各種有機化合物のIR測定データとVRMLで作成した分子模型をWEB上に公開し、他校との 学習交流を図る。基本的な有機化合物をデータベース化し、これを専門教科の授業に活用する。3 年生の課題研究としてこの企画に取り組んだ。