新100校プロジェクト 平成10年度実施報告


名古屋市立西陵商業高校


1 国際交流を推進する取り組み

1.1 アジア高校生インターネット交流(3年継続CEC国際化重点企画)

(1)はじめに
 「アジア高校生インターネット」交流はこれまでの一校対一校の交流ではなく、数校の学校の取り組みである。ネットワークを活用した形態である。
日本の学校の生徒たちは、「島国」の環境の中で英語を使うことのないまま英語学習に追われてきた。このような状況を打開する一つの手だてとしてこのプロジェクトの意味がある。英語学習に命を吹き込むことであり、さらには教育の場面での国際化を実現するものと考えている。
(2) ねらい
 アジア諸国は近い、距離的に近い、歴史関係も深い、しかし相互理解は進んでいるとは言えない。インターネットはこれら若者の日常的な交流を可能にする。
メーリングリスト、web等の活用によるバーチャルの交流とシンポ企画によるリアルの有機的結合を行った国際交流を目指す。また従来のマルチメディア(ビデオレター)等の活用も企画していく。
(3)実践の概要
・シンポジュウム前
電子メールでお互いの自己紹介を行うと共に、インターネット上のネチケットについて学習させた。英文など抵抗感のある生徒には、昨年までの例文をもとに作成させた。
パワーポイントファイルを各校で作成。
川崎商業・・「教科書の中のあなたの国」  福井商業・・「校内のゴミ処理問題」
ハワイ・・「学校生活・授業内容」     名東高校・・「奈良の歴史文化」
緑高校・・「日本の高校生」        四日市商業高校「高校生の間で流行っているもの」
西陵商業高校・・「これからの交流に向けての提案」
・京田辺市での共同合宿
各国プレゼンテーション(使用言語英語 )とシンポジュウム
 奈良市内へ 教員引率(携帯電話持参) 海外+日本のグループで奈良市観光課 神社、仏閣訪問を訪問し、日本文化さらには 観光地のゴミ処理を調査する。
それぞれの印象を記入 デジカメで記録、センターへ帰り 資料整理(英文作成)
 各グループ発表
Cu-SeeMeにて放映
京田辺――ハワイーー韓国――ジュネーブ(APNG Education)
生徒の声

いろんな場面で会話をしました。少なくとも基本的な英語を日本の生徒は話すことができたので後はジェスチャーで楽しくコミュニケーションをとることができました。(ハワイ生徒)奈良もプレゼンテーションもよかったけどなによりも「人」がもっとも印象的でした。(韓国生徒)事前のメール交流があったので安心して参加できました。メールで台湾に逐一状況報告をしました。(台湾生徒)
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