三菱総研・佐藤慎一氏のサポートの下、CECより支援を受けて貿易取引システムを開発し、授業の中で活用している。台湾の学校とも平成11年度からは実施予定。
Web上で見積依頼から決済まで連動して実践できるシステム。インターネットを活用し、世界と貿易が出来るだけでなく、生徒の意見交換の欄ももうけてある。http://210.235.197.3/trw/ また、静止画+音声ファイル作成等の研修会を開催し、各校の英語教育の中で活用している。 http://nagoya-seiryo-chs.nishi.nagoya.jp/kageto/withvoice.html
(4) 実践の成果
英語の活用
生徒のアンケートからもわかるように英語・国際化に対しての意識が大きく変わってきた。中でも英語学習の目的は設置されている科目であるからという消極的な内容から「コミュニケーションをとる手段として」といったように大きく変化した。
<英語を学ぶ第一の目的>(1) 学校で学習すべき教科だから
(2) 就職試験や入学試験で必要だから(3)
外国人とコミュニケーションを図りたいから
(1) | (2) | (3) | |
事前 | 18.1 | 12.5 | 26.4 |
事後 | 10.5 | 10.5 | 47.4 |
共同作業
今回は奈良市内の見学、ゴミ調査さらにはそれらをwebに作り上げる活動が盛り込まれた。ホームページの文章づくりなどすべて英語で行われた。夜遅くまで共にコンピュータに向かい時間を忘れて取り組んでいた。作品ができあがる中で交流も深まった様である。
共同作業の時間の確保が成功の要因と考えられる。
2 地域開放
2.1高齢者のためのインターネット初級講座
100校プロジェクトの開始以来、インターネットをより多くの人にと「インターネット初級講座」を続けてきた。50歳以上の方を対象とし、電子メール、Web制作など研修会を開催した。世代間の異文化交流も企画していきたい。
2.2親子パソコン教室
生涯学習センターと共同主催で同上教室を開設した。
親子でパソコンの扱いを学習したり、インターネットネットを活用して、楽しいサイトの紹介を行った。地域連携を意識した取り組みである。
3 平成10年度の成果と課題
多い月には100名以上の参観者が本校を訪れる。その目的として100校プロジェクトでの実践をこれからの教育に取り入れようとするものが多い。またネットワークが設置されたもののどのように使ったらいいかわからないという声も聞こえる。
世界的なインターネットの教育利用のうねりの中、それらに連動して本校の実践ができたように思われる。
本校教員が寄稿した冊子などの発行部数は50万部以上である。幾分なりともCECはじめ関係者の方々に恩返しができたものと思っている。
4 新100校プロジェクトに参加して
インターネットが理解されるまでまだまだ時間がかかるような気がする。授業+ネットワーク管理+コンテンツの充実・・。朝起きて寝るまでネットワークとの時間が続いている。忙しくはあったがやりがいのある新100校プロジェクトであった。
体の不調もかまう時間のなかった5年間であったがダイナミックな歴史に参加できてよかった様な気がする。
新しい各省の企画が出て来つつあるが、100校を越えるプロジェクトは望めないだろう。CECのみなさんお疲れさまでした。
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