○みなさんは,インターネットということばを聞いたことがあるでしょうか?
インターネットとは「友達の友達は,皆,友達さ」というように世界中の人がコンピュータを通して,情報を交換できるようにしたものです。例えば,インターネットに接続しているアフリカのコンタさんという人が,アフリカのことを調べて,コンピュータに絵や文字を使ってそのお知らせ(情報)を入れたとします。もし,沖縄にいるあなたのコンピュータもインターネットに接続していれば,あなたがわざわざアフリカに行かなくても,目の前のコンピュータで,コンタさんが作ったアフリカの情報を見ることができます。しかもインターネットでは,文字だけでなくテレビのような動画や写真,音楽なども見たり,聞いたりできます。このように,インターネットは好きな場所で好きな時間に世界中のいろいろなことを知ることができるのです。
では,もう少しインターネットのしくみをくわしく見ていきましょう。普通,インターネットは世界中にあるコンピュータを相互に接続した一つの巨大なネットワークといわれています。といってもむずかしいですので,話をわかりやすくするために,かなりおおざっぱに説明します。もし,くわしく知りたい人は,先生に聞いてみて下さいね。
「インターネットとは何か」を理解するには「バス」をイメージするとわかりやすいと思います。
今,「那覇市の安里のバス停」から「辺戸岬のバス停」まで出かけてみましょう。安里から直接,辺戸岬行きのバスはありません。そこでまず市内線に乗ってバスターミナルに向かい,そこで名護行きのバスに乗り換えます。名護に着いたら,そこでまた,バスを乗り換えて辺戸岬に向かいます。もし,このバス路線が,海を越えて世界中につながっているとしたら,「安里のバス停」から「アメリカのバス停」や「イギリスのバス停」へも自由にいけるというわけです。 インターネットもそれと同じように,いろいろな路線を乗り継いで,目的地に向かうのです。ちょうど「バス停」がそれぞれのコンピュータ,「路線」にあたるのがネットワークと呼ばれるものだと思えばよいでしょう。