Javaなどで作成したWeb上で動作する教育用ソフトウェアは、従来の教育用ソフトウェアと異なり、授業の中で短時間で利用するようなコンパクトな教材ソフトウェアの場合、比較的容易にプログラミング作成が可能です。
また、実行時のインストール作業も必要なく、学校などの使う場所でソフトウェアの動作確認(内容確認)することが出来ます。これらの点から教育においてソフトウェアの共同作成や共有化に適していると思われます。
本企画では、この様な小さな教材ソフトウェアを共同で作成し、蓄積し、共有利用を図りインターネットの教育利用の応用拡大を狙います。
また、この様なソフトウェア作成は技術的に新しい為、教育利用においてどの様に適用できるか、また適した教科・教材や作成技術について国内において一般化されておりません。そのため研究グループを設置し、本企画を進めて行くとともに、今後のインターネット上で共有可能な教育用ソフトウェアの効果的な作成についてその方法や課題などを調査して行きます。
・ソフトウェアの共同開発、利用等について参加校を募集する。
・参加校と有識者により研究グループを設け、適用する教科、単元、教育用ソフトウェアの内容、利用の方法などを検討する。併せて、数本の例示となるソフトウェアを試作提示する。
・参加校等や協力者で教育用ソフトウェアを共同作成して行く。
・これら開発した教育用ソフトウェアの蓄積や利用の核としてデータベースを用意し、利用校から意見を作成側に反映しながら共同管理を図って行く。
・効率的な開発環境を検討する上で、適用する教科や単元に即したソフトウェアの共通化について検討する。
上記研究グループにおいて今後のインターネット上で共有可能な教育用ソフトウェアの効果的な作成や利用について調査を行なう。
・上記共同開発において挙がった課題の分析。
・国内の教育界及びメーカの専門家に対する技術動向調査。
・海外の教育利用における取り組み及び技術動向調査。