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製作編:模型用モーターで発電機を作ろう
これで模型用モーターでも発電ができることが分かったわけですが、いつも自転車の車輪を回すわけにはいきません。
そこで、手軽に使える発電機は作れないどうかか考えてみましょう。

手で回す
災害時のための手回し発電機がついたラジオが売られています。また、太平洋戦争中には「ほたる懐中電灯」というレバーを動かして発電する懐中電灯がありました。今でもアウトドア用品として同じようなものが売られています。
また、腕を動かすだけで発電される腕時計も売られています。
風を利用する
プロペラを利用すれば風力発電ができます。プロペラにもいろいろな形がありますけど、どんな形が効率がいいのでしょう。
水の流れを利用する
つまり水力発電です。水車を利用したり、スクリューを利用することが考えられます。
小川が近くにあったら、ぜひ実験してみましょう。
火力を利用する
火力により水蒸気を作って、その力でタービンと呼ばれる羽を回します。火力発電、原子力発電はこの方法です。
他の内燃機関を利用する
簡単にいうと小さなエンジンで発電機を回すということです。よく夜店や工事現場で、このような発電機を見かけることがあります。

糸を発電機の軸に巻き付けて素早く引っ張る
よくこのような方法でプロペラを飛ばすおもちゃがあります。つまり竹とんぼを手で回す代わりに、糸を巻いて速い回転をつけているわけです。
発電機として利用するには、この方法は連続して使えないので、そのための工夫が必要です。
大きな円盤を使う
自転車の後輪ほどではなくても、糸車のようなものの回転を発電機に伝えてはどうでしょう。
ギヤを使う
ギヤを使って回転を速くすることができます。大きなギヤから小さなギヤへ回転をつなげていけば速くなります。自転車の変速機の仕組みと同じです。
模型点で売っているギヤボックスを利用してみましょう。

 本当は、自然のエネルギーをそのまま使うのが一番効率が良く、私たち人類は長い間そうしてきました。
 しかし、エネルギーを電気に換えると、様々な形で使うことが出来ますし、調節もしやすいのです。だから、様々なところでたくさん使われるようになりました。でも、そのために石油をたくさん利用したり、原子力による発電所を作っています。
 このような大切な資源の無駄使いをなくすために、電気の使い方を見直すとともに、少しでもその消費量を節約する努力をしましょう。

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