学校・家庭・地域社会・自治体の
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「ふるさと学習データベース」を用いた学習を実践した学校の生徒・授業者・学習支援者により、学習のしくみ・システムの使いやすさ等について評価を行った。以下、その評価の結果である。
アンケートによる評価
長野市立若穂中学校 3年5組・3年1組の生徒
長野市立柳町中学校 2年1組の生徒
長野市立若穂中学校及び柳町中学校の担当教諭
若穂中学校及び柳町中学校の教育ボランティア
生徒用アンケートの内容は次のとおりである。
◆.生徒用アンケート:該当するものに「○」を付けて下さい。
1.全体について
1)パソコンを使うのは、何回目ですか。
初めて − 1〜10回 − 11回以上
また、主にどんな使い方をしましたか。該当するものに○を付けて下さい。
文書作成 インターネット 電子メール その他( )
2)「ふるさと学習データベース」を使う前に、使い方についての説明はありましたか。
あった − 少しあった − なかった
ご意見( )
3)「ふるさと学習データベース」を使った学習を通して「パソコンの操作」や「ホームページの作成」・「インターネットの利用方法」などの勉強ができましたか。
できた − どちらともいえない − できなかった
理由( )
2.「ふるさと学習データベース」の「道具箱」を使っての感想をお聞かせ下さい。
1)「ふるさと学習データベース」を使って、ホームページを作った感想はどうですか。
@Aそれぞれに答えてください。
@作りやすい − どちらともいえない − 作りにくい
A楽しかった − どちらともいえない − 楽しくなかった
2)一度作成したホームページの変更は、簡単にできましたか。
簡単にできた − どちらともいえない − できなかった
理由( )
3)自分が作りたいと思うホームページのサンプルがありましたか。
あった − どちらともいえない − なかった
4)どんな形のサンプルがあれば欲しいですか。欲しいと思う人はそのサンプルのイメージを書いてください。
サンプルのイメージ( )
5)ホームページを作るときに他にもできたらよかったなあと思うことはありましたか。
(例えば、表が入れられる。など)
あった − どちらともいえない − なかった
上の質問であったと答えた方におたずねします。
どんなことができたら良かったと思いましたか。
内容( )
3.「ふるさと学習データベース」の「発表のひろば」を使っての感想をお聞かせ下さい。
1)「ふるさと学習データベース」で作成されたホームページは、見やすかったですか。
見やすい − どちらともいえない − 見にくい
理由( )
2)自分以外のすでに登録されている人のホームページを見ましたか。
見た − 見ていない
3)見た方にお尋ねします。すでに登録されたホームページを見ることは、テーマを選んだり、まとめ方の参考にしたりする時に役立ちましたか。
役に立った − どちらともいえない − 役に立たなかった
理由( )
4.「ふるさと学習データベース」の「発表のひろば−意見を見る/入れる」を使っての感想をお聞かせください。
1)「発表のひろば−意見を見る/入れる」を使って意見を見たり入れたりすることは、簡単にできましたか。
簡単にできた − どちらともいえない − 難しかった
「難しかった」と答えた方はその理由をお答えください。
文字入力が苦手 − 操作が難しい − その他( )
2)「発表のひろば−意見を見る/入れる」を使って意見を入れることは、直接話して意見を伝えることと比べてどうでしたか。
発言しやすかった − 変わらない − 発言しにくかった
理由( )
3)「発表のひろば−意見を見る/入れる」を使って意見を見ることは、他の人の意見も知ることができて役に立ちましたか。
役に立った − どちらともいえない − 参考にならなかった
理由( )
4)「発表のひろば−意見を見る/入れる」を使って意見を見ると、地域のひと(学習支援者)などからの意見を聞くことができます。
地域のひとからの意見はありましたか?
あった − なかった
地域のひとから意見のあった方におたずねします。
地域のひとからの意見は、役に立ちましたか。
良かった − どちらともいえない − 良くなかった
理由( )
ご協力ありがとうございました。
授業者用アンケートの内容は次のとおりである。
◆.授業者へのアンケート
1.システムの機能について
1)作成されたホームページは、情報が分かりやすく操作のしやすい画面になっていますか。
評価: なっている − どちらともいえない − なっていない
<意見>
2)生徒のホームページは、見つけやすいですか 。
評価: 見つけやすい − どちらともいえない − みつけにくい
<意見>
2.課題探し・テーマ選定について
1)「ふるさと学習データベース」の情報は、生徒の興味・関心を高め、課題探し・テーマ選定などに役に立ったと思いますか。
評価: 役に立った − どちらともいえない − 役に立たなかった
<理由>
3.課題探求について
1) 「ふるさと学習データベース」は、課題探求のツールの一つとして役に立ちましたか。
評価: 役に立った − どちらともいえない − 役に立たなかった
<理由>
4.学習課題のまとめについて
1)学習課題のまとめをホームページ化する作業は、画像入力や関係資料へのリンクを含め、簡単に行えましたか
評価: できた − どちらともいえない − できない
<意見>
5.発表について
1)「ふるさと学習データベース」を用いた個人ごとの学習課題のまとめは、個人追究の役に立ちましたか。
評価: 役に立った − どちらともいえない − 役に立たなかった
<理由>
2)インターネットへのホームページの転送作業は、簡単にできましたか。
評価: 簡単 − どちらともいえない − 簡単ではない
<意見・要望>
(改善して欲しい内容等をお書きください)
6.意見交換について
1)「ふるさと学習データベース」による意見交換は、ツールとして発言の場になりましたか。
評価: なった − どちらともいえない − ならなかった
<意見>
2)他のクラスの生徒からなどからも意見をもらえる「ふるさと学習データベース」のしくみは、発表の場面に効果的ですか。
評価: 効果的 − どちらともいえない − 効果的ではない
<理由>
3)家庭や地域社会・自治体の方々の学習参加は、生徒の学習に影響がありましたか。
評価: よい影響があった − どちらともいえない − 悪い影響があった
<表れた行動・態度>
7.セキュリティー
1)個人情報や著作権などに関する学習を行いましたか。
評価: 行った − できなかった − 不必要と思った
<理由>
2)インターネットへの情報を発信する場合は、授業者が発信情報の内容についてチェックを行うことにしていますが、このしくみは必要ですか。
評価: 必要 − どちらともいえない − 不必要
<意見>
3)市内の学校との交流用のイントラネットサーバー、インターネットでの交流用サーバ、学習支援者など特定の人を対象にする交流用サーバーの3つの情報発信環境がありますが、それぞれの環境によって、発表内容を考慮する必要があると思いますか。
評価: 必要 − どちらともいえない − 不必要
<意見>
8.「ふるさと学習データベース」を利用して
1)「ふるさと学習データベース」を使うことにより、生徒は、意欲的に学習活動を行っていましたか。
評価: 意欲的だった − どちらともいえない − 意欲的でなかった
<意見>
2)「ふるさと学習データベース」を用いた追究のまとめや情報発信は、情報収集や情報発信に関する能力の向上に役に立ちましたか。
評価: 役に立った − どちらともいえない − 役に立たなかった
<意見>
以上です。ありがとうございました。
支援者用アンケートの内容は次のとおりである。
◆.学習支援者
1.「ふるさと学習データベース」を使って生徒の学習に参加できるしくみはいかがですか。
評価: 良いと思う − どちらともいえない − よくないと思う
<理由>
2.生徒が作成したホームページに意見などを入れる学習支援活動は、必要だと思いますか。
評価: 必要 − どちらともいえない − 不必要
<理由>
3.作成されたホームページは、見やすく操作のしやすい画面になっていますか。
評価: なっている − どちらともいえない − なっていない
<ご意見・ご要望>
(もっとこうしたらよいというご意見・ご要望がありましたらご記入願います)
4.「ふるさと学習データベース」を使った学習支援のしくみは、参加しやすいですか。
評価: 参加しやすい − どちらともいえない − 参加しにくい
<ご意見>
☆今後の学習支援活動の参考のためにご意見をお聞かせください。
1.学習支援への参加は、自発的に参加されましたか。
評価: 自発的にした − どちらでもない − 自発的ではない
<ご意見>
2.学習支援活動へは、どのようなお考えで参加されましたか。
<ご意見>
3.「ふるさと学習データベース」を使った学習情報提供の機会(学校に行かなくてもできる)があれば参加したいと思いますか。
評価: 参加したい − 条件が合えばしたい − 参加したくない
<ご意見>
4.今後このような学習支援活動を行っていく上でのご意見・ご要望があればお聞かせください。
<ご意見・ご要望>
以上です。ありがとうございました。
a)パソコンを使うのは、何回目ですか。
・また、主にどんな使い方をしましたか。
“その他”回答(22名)の内訳
・ゲーム:13名 ・授業:3名 ・個人のホームページ作成:1名
・ソフト使用、勉強、作曲、作画など:1名
b)「ふるさと学習DB」を使う前に、使い方についての説明はありましたか。
c)「ふるさと学習DB」を使った学習を通じて「パソコンの操作」や「ホームページの作成」・「インターネットの利用方法」などの勉強ができましたか。
a)「ふるさと学習DB」を使って、ホームページを作った感想はどうですか。
@)作りやすさ
A)楽しかったか
b)一度作成したホームページの変更は、簡単にできましたか。
<理由>
[簡単にできた]
見ればすぐにわかるように作られていたから
とくにむずかしい点もなかった
おしえてもらったから
わかりやすいから)
[どちらともいえない]
あまりパソコンをやれないから
やらなかった
初めてやる人にはやりにくい
[できなかった]
やり方をわすれてしまった
まかせてしまって、何をやってたかよくわからなかった
あまりやったことがないから
むずかしかった
c)自分が作りたいと思うホームページのサンプルがありましたか。
d)どんな形のサンプルがあれば欲しいですか。欲しいと思う人はそのサンプルのイメージを書いてください。(なかったという回答から)
サンプルのイメージ
明るいイメージ
楽しいもの
枠から全て自分で作る
文章が左にあって右に写真
e)ホームページを作るときに他にもできたらよかったなあと思うことはありましたか。(例えば、表が入れられる。など)
上の質問であったと答えた方に。どんなことができたら良かったと思いましたか。
写真とかでなくイラストなども入れられたら
表を入れられたらいいと思った
リンクについての説明書きができればよかった
絵が入れられたらよかった
マウスを使って絵が気軽にできればいい
文字を入れるとき字を大きくできたり字の色がかえられたり
a)「ふるさと学習DB」で作成されたホームページは、見やすかったですか。
<理由>
[見やすい]
分かりやすくまとまっていた
楽しかった
一つ一つ名前と題名がでていて見やすかった
整理されているから
学年クラスと分けてあったから
すぐに見たい所が出てよかった
写真などがあっておもしろかった
[どちらともいえない]
あまり見てないから
写真が入っていても見られなかったから
見てないから
少しシンプルがいい
[見にくい]
同じ人のホームページがなぜかたくさんあった
ごちゃごちゃしている
字が少し小さい
b)自分以外のすでに登録されている人のホームページを見ましたか。
c)見た方にお尋ねします。すでに登録されたホームページを見ることは、テーマを選んだり、まとめ方の参考にしたりする時に役立ちましたか。
<理由>
[役に立った]
感想の参考にした
分かりやすい絵などがあるから
テーマを選んだりできたから
いいことが書いてあれば納得してそれ以上によく書きたいと思ったから
いろいろな分野にわかれていてとても見やすい
自分が見た人がうまくまとめてあったため
書き方とか写真
よくわからなかった時に見たので役に立ったと思う
[どちらともいえない]
まだみんな作っている途中だった
書いていないものがあったから
自分の頭の中でまとまっていたから
[役に立なかった]
だいたい同じことしか書いてなかった
a)「発表のひろば−意見を見る/入れる」を使って意見を見たり入れたりすることは、簡単にできましたか。
「難しかった」と答えた方はその理由をお答えください。
b)「発表のひろば−意見を見る/入れる」を使って意見を入れることは、直接話して意見を伝えることと比べてどうでしたか。
<理由>
[発言しやすかった]
本人の前で言うのではないから
ふだんでは言えないことも言えるから
話すより楽だから
[変わらない]
ふつう
どっちでも話せる
[発言しにくかった]
いれるのに時間がかかった
直接話した方がいいと思う
c)「発表のひろば−意見を見る/入れる」を使って意見を見ることは、他の人の意見も知ることができて役に立ちましたか。
<理由>
[役に立った]
わかりやすい
参考に付け加えることもできるから)
[どちらともいえない]
意見が入っていなかった
見ていない
[役に立なかった]
見ていない
d)「発表のひろば−意見を見る/入れる」を使って意見を見ると、地域のひと(学習支援者)などからの意見を聞くことができます。
a)作成されたホームページは、情報が分かりやすく操作のしやすい画面になっていますか。
なっている[1] − どちらともいえない[1] − なっていない
<意見>
生徒の追究が十分深まっていないので何とも言えない
学習内容がホームページ化され、きちんと蓄積される。また、先生方の教材にも利用できる
b)生徒のホームページは、見つけやすいですか 。
見つけやすい[2] − どちらともいえない − みつけにくい
<意見>
クラス単位で表示される画面に関しては、出席番号順に表示されるとよい
a)「ふるさと学習DB」の情報は、生徒の興味・関心を高め、課題探し・テーマ選定などに役に立ったと思いますか。
役に立った − どちらともいえない[2] − 役に立たなかった
<理由>
コンピュータの操作そのものに意識がいってしまい、「追究」を深める段階まで行きついていない生徒が多かった
a)「ふるさと学習DB」は、課題探求のツールの一つとして役に立ちましたか。
役に立った − どちらともいえない[2] − 役に立たなかった
<理由>
もっと内容が増えたり、リンクしたりしてさらに情報が集められるようになれば・・・
a)学習課題のまとめをホームページ化する作業は、画像入力や関係資料へのリンクを含め、簡単に行えましたか
できた[1] − どちらともいえない[1] − できない
<意見>
生徒の実態により差が大きい
a)「ふるさと学習DB」を用いた個人ごとの学習課題のまとめは、個人追究の役に立ちましたか。
役に立った − どちらともいえない[2] − 役に立たなかった
b)インターネットへのホームページの転送作業は、簡単にできましたか。
簡単[1] − どちらともいえない − 簡単ではない − 無回答[1]
<意見・要望>(改善して欲しい内容等をお書きください)
実施していないので何ともいえない
a)「ふるさと学習DB」による意見交換は、ツールとして発言の場になりましたか。
なった[1] − どちらともいえない[1] − ならなかった
b)他のクラスの生徒からなどからも意見をもらえる「ふるさと学習DB」のしくみは、発表の場面に効果的ですか。
効果的[2] − どちらともいえない − 効果的ではない
<理由>
学校へ視察に見えた先生方にも好評だった
c)家庭や地域社会・自治体の方々の学習参加は、生徒の学習に影響がありましたか。
よい影響があった[1]− どちらともいえない[1]− 悪い影響があった
<表れた行動・態度>
さらに追究を深めようという意欲につながった(結果としては時間が確保できずに深められていないが)
ネットワークで交流できるしくみにより、学校と地域や、外部の支援者との垣根が無くなった
a)個人情報や著作権などに関する学習を行いましたか。
行った[1] − できなかった[1] − 不必要と思った
<理由>
コンピュータを使っていく上で必要であるから
b)インターネットへの情報を発信する場合は、授業者が発信情報の内容についてチェックを行うことにしていますが、このしくみは必要ですか。
必要[2] − どちらともいえない − 不必要
c)市内の学校との交流用のイントラネットサーバー、インターネットでの交流用サーバー、学習支援者など特定の人を対象にする交流用サーバーの3つの情報発信環境がありますが、それぞれの環境によって、発表内容を考慮する必要があると思いますか。
必要[1] − どちらともいえない[1] − 不必要
a)「ふるさと学習DB」を使うことにより、生徒は、意欲的に学習活動を行っていましたか。
意欲的だった[1] − どちらともいえない[1] − 意欲的でなかった
<意見>
使うことのみに気がとられ、内容の充実という点では不十分だった
b)「ふるさと学習DB」を用いた追究のまとめや情報発信は、情報収集や情報発信に関する能力の向上に役に立ちましたか。
役に立った − どちらともいえない[2] − 役に立たなかった
<意見>
継続していかないといけないと考える
a)「ふるさと学習DB」を使って生徒の学習に参加できるしくみはいかがですか。
<理由>
幅広い視点で子ども達に情報を伝えられるから
より多くの人の意見(知識)を取入れることで学ぶ事が大きい
ただもう少し使い勝手が良くなれば、まだ試作の段階なのでこれからだと思うが、生徒の顔が思い浮かぶようなものになればより良いのでは
教える側の目標を定めるところが重要。散弾銃のような意見では子どもは処理できない。(Web活用か?レポートの仕方か?)ワープロの代わりにWebを使ったという意識では、結果意味がない
顔の見えない分、ともすれば無責任な指導になってしまう可能性があり、その点を十分注意しなければならないと思う。少なくとも一晩、できればこちらで調べる時間を何日かもらわなければ、よい回答はできないと思うが、ましてパソコンを満足に使えない者にとって、その場で回答することはとても大変だった。学校の先生方が、提出ノートに目を通す苦労がよくわかり、短時間で指導できる先生方はさすがだな、と思った
学校外の教育参加は意義がある
支援者からも学習の内容が見えて、参加しやすい
b)生徒が作成したホームページに意見などを入れる学習支援活動は、必要だと思いますか。
<理由>
学校では得られない情報や、専門的立場から助言ができるから
いいと思う。まだパソコンになれない子がいるようだが、勉強している子になにを指摘して良いか迷うようなものがあり、こちらもある程度下調べが必要かも
どう支援者を決定するかが課題になる。だれでもいいとなれば歯止めがきかなくなる。お年寄りにも加わりやすい形が必要では
c)作成されたホームページは、見やすく操作のしやすい画面になっていますか。
<ご意見・ご要望>
(もっとこうしたらよいというご意見・ご要望がありましたらご記入願います)
登録されているデータが空白であったり、まとまっていないものもあるので、登録については検討していただいたらと思う
良いと思うがフォントの大きさがもう少し大きく出来ていたらと思った
一度ログインしたのに意見を書き込むときに又パスワードの要求があり面倒です。書き込み、訂正用のパスワードもログインパスワードと共通にしたらいい
コメントをいれる画面が、生徒が入力した本文と別々なので、一緒の方がやりやすい
d)「ふるさと学習DB」を使った学習支援のしくみは、参加しやすいですか。
<ご意見>
居ながらにして協力できるところがいい
参加しやすいが、こちらも興味のあるものとないものが、極端かも。的を絞ったやり方があるかも知れない。ただそれだと先生指導型になってしまうし、「これからが本当の勉強だ」と子どもたちがわかってやれるかにかかって来ると思う
ネットにつながっているので
a)学習支援への参加は、自発的に参加されましたか。
<ご意見>
ボランティア参加者として、できるところは協力するという考えから、紹介を受けた
b)学習支援活動へは、どのようなお考えで参加されましたか。
<ご意見>
時間の許す限り参加する
少しでも役立てばと思い
依頼があったので、ふるさと学習の内容を知りたいと思い参加した
おもしろそうだ
c)ふるさと学習データベースを使った学習情報提供の機会(学校に行かなくてもできる)があれば参加したいと思いますか。
<ご意見>
内容が充実してくれば興味をもって参加したい
おおいに参加させていただく
発信者を匿名にするか、実名にするか、原則実名がいいのでは
d)今後このような学習支援活動を行っていく上でのご意見・ご要望があればお聞かせください。
<ご意見・ご要望>
特にないが提案があったら言ってほしい
意見の書き込みをした人に、新しく内容が変わったときなどアップした旨メールを出せたらもっと活発に意見のやり取りが出来るかも。
“「ふるさと学習データベース」を使った学習を通して「パソコンの操作」や「ホームページの作成」・「インターネットの利用方法」などの勉強ができましたか。”という問いについて、できたは61%、できなかった6%の約10倍であり、パソコン活用についての意識が向上したといえる。
生徒のアンケート結果の抜粋を図6.1に示す。
図6.1 生徒のアンケート結果(抜粋)
「道具箱」の使いやすさについて、作りやすい43%、作りにくい12%であり、概ね作りやすいとの評価であった。
「道具箱」によるホームページ作成は楽しかったかについて、楽しかったは54%、楽しくなかったは6%であり、概ね楽しみながら学習ができたといえる。
「道具箱」によるホームページ変更は簡単にできたかについて、簡単にできたは31%、簡単にできなかったは14%、どちらともいえないが50%であり、あまり方法を理解されていないと思われる。「やり方を忘れてしまった」、「まかせてしまって、よくわからなかった」、「あまりやったことがない」といった理由が挙げられており、最初の説明後も授業の進み具合に合わせ、ホームページの修正方法に関する説明を行うなどの支援が必要であるといえる。
「道具箱」で作りたいホームページのサンプルについては、あった19%、なかった33%であり、欲しいサンプルとして、「明るいイメージ」、「楽しいもの」などの要望が出されていることから、サンプルとして用意しておく定型様式の検討が必要といえる。また、写真だけでなくイラストも入れたいとの要望もあることから、ふるさと学習DBに挿入可能な画像ファイルについての生徒たちへの説明も、一つの項目として必要であるといえる。
「発表のひろば」の見やすさについては、見やすい42%に対し、見にくい7%であり、概ね見やすいとの評価であった。
「発表のひろば」で自分以外の生徒のホームページを見てまとめ等の参考になったについては、役に立った38%、役に立たなかった16%、どちらともいえない43%であった。役に立ったと回答した生徒からは、「いいことが書いてあれば、納得してそれ以上によく書きたいと思った」、どちらともいえないと回答した生徒からは「まだみんな作っている途中だった」、「書いていないものがあったから」、役に立たなかったと回答した生徒からは「だいたい同じことしか書いていなかった」といった理由が挙げられており、ホームページが作成途中のものでなく、内容的にもきちんとまとめられているものを蓄積していくことが課題となった。
「発表のひろば−意見を見る/入れる」は簡単にできたかについては、簡単にできた49%、難しかった19%であり、概ね簡単にできたが、難しかったと回答した生徒の50%は「操作が難しい」との評価であり、操作の面でさらに改善が必要と思われる。
「発表のひろば−意見を見る/入れる」を使って意見を入れることは、直接話して意見を伝えることと比べてどうでしたかという問いに対しては、発言しやすいが15%、変わらないが53%、発言しにくいが17%であり、システムを介して意見を書き込むことは、直接話すこととあまり変わりなく受け入れたと思われる。
「発言しやすかった」と回答した生徒からは、「本人の前で言うのではないから」、「普段では言えないことも言えるから」などの理由があげられており、発言をする機会としてシステムを介した意見投入の長所もうかがわれた。
「発言しにくかった」と回答した生徒からは、「意見を入れるのに時間がかかった」との理由があげられていることから、限られた時間の中での意見交流を行うため、キーボード操作の技能の向上などが必要と思われる。
「発表のひろば−意見を見る/入れる」で学習支援者からの意見があった生徒について、その意見が役に立った53%、良くなかったは0%であり、「支援者からの意見ではば広い視野から見ることができた」、「これからの参考になる」、「いろいろ足りないことがわかったから」、「とっても嬉しかったし、もっとしっかりやろうという気になった」等の理由が上げられており、生徒の学習に大いに役立つことがわかった。また、生徒の学習意欲の向上につながったといえる。
システムの使いやすさについては、概ね使いやすいとの評価であった。今までの学習に比較して、生徒たちの学習成果がホームページ化されて発信され、きちんと蓄積され、それまで担当でなかった先生についても学習内容が把握でき、参考になるとの長所が出された。
生徒のホームページは見つけやすいとの評価であったが、ホームページの一覧表示について、クラス単位の場合は出席番号順に表示されるとより見やすいとの要望があった。
ふるさと学習DBが課題探究のツールの一つとしていくためには、生徒たちの学習成果であるホームページが増加し、かつ蓄積していくことが必要であると言える。また、「ふるさと学習DB」で関連したホームページにリンクすることは可能であるが、生徒の課題探究の参考となるための情報量の増加が求められている。
他のクラスの生徒とも意見の交流ができる「ふるさと学習DB」のしくみについては、授業者として発表の場面に効果的との評価であった。また、他校等から視察に見えた先生方にも好評で、早く利用したいといった要望も出された。
家庭や地域の方の学習参加は、生徒がさらに追究を深めようという意欲につながったとの評価であった。また、このようなしくみを利用して学習支援者が参加したことによって、学校と地域や外部の支援者との垣根がなくなり、協働学習を進める上で有効だったとの評価であった。
ふるさと学習DBを利用した学習について、「使うことのみに気がとられ、内容の充実という点で不充分だった」との生徒の様子から、コンピュータやシステムを道具として活用するための、生徒の技能の向上が重要であると考える。
学習支援者からのアンケート結果のまとめを図6.2に示す。
図6.2 学習支援者からのアンケート結果のまとめ
ふるさと学習DBを使って生徒の学習に参加できるしくみは全員がよいという評価だった。よい理由としては、「こども達に幅広い情報を伝えられる」、「多くの人の意見を取り入れることにより学ぶことが多くなる」、「支援者からも学習の内容が見えて、参加しやすい」ということであった。しかしながら、「教える側の目標を定めることが重要」、「顔が見えないため、無責任な指導にならないように注意が必要である」、「支援者側もある程度の準備期間がないと、良い回答ができない」等、助言する観点や、支援を行う側の事前準備等、運用的な面での課題が出された。
生徒が作成したホームページに意見などを入れる学習支援活動については、必要が83%、不必要は0%であり、必要と認識されている。「学校では得られない情報や、専門的な立場で助言ができる」という反面、「こども達に何を指摘してよいか迷うものがあり、支援者側もある程度下調べが必要かも」、「どう支援者を決定するかが課題になる、だれでもいいとなれば歯止めが効かなくなる」といった指摘も寄せられており、支援する観点についての事前の授業者との擦り合わせや、学習課題に関連した支援者への要請方法等、学習の進め方についての課題が出された。
ふるさと学習DBが見やすく操作しやすくなっているかについては、なっている83%、なっていない0%であり、概ねなっているとの評価であった。しかし、「フォントがもう少し多くできていたらと思った」、「一度ログインした後も、パスワードの要求があり面倒」、「コメントを入れる画面が、生徒のホームページと別々であり、一緒の方がやりやすい」といった操作上の課題が出された。
ふるさと学習DBを使った学習支援のしくみについては、全員が参加しやすいとの評価であったが、支援者側の興味の有無、テーマを絞った支援の仕方等、学習の支援方法についての課題が出された。
学習支援活動への参加については、自発的に参加した17%に対し、自発的でないは33%であったが、今後機会があれば参加したいかについては、参加したい33%、条件が合えば参加したい50%、参加したくない0%という回答であった。学習支援に参加した形態が自発的に参加していない支援者についても、その後も協力していただける意欲が大きいことがわかった。