インターネット電子地図を利用した
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実証授業を3小学校で行うことにより,インターネット電子地図の教育分野での活用の有効性が確認された。インターネット電子地図は,小中学校の既存のコンピュータ利用環境で容易に利用できる上に,地図に関連した多様な分野での利用可能であるため,多数の小中学校での利用が急速に進展するものと考えている。なお,平成13年度に福岡県下の多数の小中学校で利用すべく,複数の教育委員会や小中学校で現在具体的な検討が進みつつある。
今後の課題としては,インターネット電子地図の特徴を積極的に活用した授業・カリキュラムの研究,開発,実証,普及が上げられる。特に,環境調査マップやバリアフリーマップなどを対象とした,広域の協働学習での活用を進めたいと考えている。また,現在のインターネット電子地図には情報を入力し表示するといった基本的な機能しか実装されていないが,今後は,様々な学習利用法に対応したシステムの機能整備を進めていきたい。
実施企業・団体名:九州工業大学