本プロジェクトの実施環境は,大きく分けて酸性雨,窒素酸化物の観測機器と,インターネット環境の2つで構成される。
観測機器は参加校に無償貸与している。パイロットプロジェクトとしてある程度以上の規模でもり立てていくためには,機器貸与は必要な処置である。しかし,プロジェクトを安定的に継続運用するためには,観測機器もインターネット設備と同様,学校内で調達できることが望ましいと考えている。外部からの支援も重要だが,学校内で活動の位置付けをしっかりと行い,自助努力をしていくことも重要である。従って,消耗品の追加調達,破損の場合の対応などは,原則,各学校に任せており,意志があるのに継続がままならないような自体にのみ,事務局にて対応するようにしている。
インターネット利用場面は主に以下の5場面である。
- メーリングリストによる連絡/意見交換
- Web画面からのデータ登録
- Web画面によるデータ表示
- チャット大会への参加
- 掲示板による意見交換/情報共有
データの登録や表示,分析は,すべてWebを用いたシステムで実現している。データ処理などの複雑なことは,プロジェクト事務局にて運営するWebサーバ上ですべて行っている。従って,参加校ではInternet
Explore,Netscape Navigator といった通常のWebブラウザさえ利用できればよく,追加でソフトウェアを設定するなどの必要はない。
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