(内容) 庄小学校にて開催している学芸会を院内学級に中継
学芸会の内容
小学校5、6年生の演劇・合唱・合奏
基本的に院内学級はうつらない
(場所) 庄小学校:体育館
院内学級:院内学級内
(使用機器)
学校側: ○テレビ会議用PC(できればノートPCが良い)
○カメラ
●ワイヤレスマイク
●100mのLANケーブル
●20mのLANケーブル
●スイッチングHUB
△集音マイク
○は学校既設 ●は別途用意 △はあればよかったとおもわれるもの院内学級 ○テレビ会議用PC
○カメラ
○ヘッドセット
△スピーカー(PCのスピーカーは貧弱なため、音質が落ちる)
△プロジェクタ(高画質でできる場合であれば大画面の方が迫力が出る
(設置)
現在校内LANが敷設されていないため、PC教室もしくは職員室のラック内にあるHUBから線を体育館へもっていく必要がある。
(PC教室から持っていく場合) メリット: PCの設定変更が必要ではない
ラックをあける必要がないデメリット: 体育館から遠い場合が多い (職員室内からひく場合はその逆) 今回情報政策課殿の協力も得ており、またラックの鍵も借りていたためラック内 のHUBを利用することができる状であったが、下記の点でPC教室からの敷設にした。
- 設定変更が必要ではない
- 職員室1階からとPC教室3階から体育館2階までの距離がそれほど変わらなかった。
- 敷設の際、線を上にあげるより下に下ろすほうが楽。
- PC教室からであれば、学校の先生でも実施することができる。
以上の理由でPC教室から行った。
(LAN敷設の際の問題点)
- 廊下を渡らないといけない
廊下を横切って線を敷設するため、児童がつまずかないようにする必要がある。今回は仮設のため、ビニールテープで廊下を横切る部分を覆った。また雨水を流すための溝などを利用した。- 校舎2階から体育館2階への渡りを気をつけないといけない
空中を渡すときには、垂れて児童にあたって怪我をしたり、引っ張られることが考えられるため、校舎2階から体育館2階へは渡り廊下の屋根の上に線を置き敷設した。
(中継について)
(映像)
撮影は体育館の一番後ろの2階から撮影した。撮影にはデジタルビデオカメラと三脚を利用した。内容によってビデオのチルト、パンを適宜行った。なおこのテレビ会議用にビデオを動かしていたが、今回の状況であれば下記のようなことも検討できる。
○ リモコンカメラ:院内学級内からコントロールできるカメラを用意し見たいところに移動させることが可能。今回も用意していたが、開始時にトラブルがあり断念。
※なおリモコンカメラは現在のところPHS経由で接続するしかない。通信速度の関係で、どうしてもレスポンスが落ちるのでプリセットでいくつか用意しておけばよい。○ 児童が撮影しているビデオカメラ:今回も最後の方にはこのカメラを利用。このビデオカメラでも体育館の様子、出し物の様子を撮影しているので活用できる。
(画質)
今回は320×240 7フレーム 128Kで実施した。ブロックはでるため、どうしても画質は悪くなってしまう。とくにパンの状態であれば、なにかヒョコヒョコ動いているのはわかるが、細かな動きまで把握することはできない。できるだけズームを利用したほうがわかりやすいと考えられる。また今回は利用しなかったが、さらに画質を上げても良いと思われる。
<画質設定>
320×240ドット 7フレーム 384K程度
ズームを利用し、児童の動きをわかりやすくする。
(音声)
音声はビデオのマイクとワイヤレスマイクを用意し利用した。どちらかといえばビデオのマイクの方が入りが良かったようである。しかしどちらとも声は聞こえるが何を話しているのかは集中しないと聞くことができないというものであった。上記の原因としては下記の問題点が考えられる
- マイクの問題
マイクはビデオのマイクとワイヤレスマイクを利用した。ワイヤレスマイクは話者が持つ、もしくは身につけて話するものであり、演劇等のようにいろいろな人が話しするものに対しては向いていない。- マイクの置く場所の問題
ワイヤレスマイクは舞台の袖に設置していたが、うまく音を拾うことができなかった。またカメラのマイクは、カメラが体育館の一番後ろにあったためにやはり音が小さかった。- スピーカーの問題
院内学級のPCのスピーカーは音が小さく、聞こえにくかった。外部接続スピーカーが必要- 場所の問題 体育館内は音が反響し、その場にいても聞きにくいことがあった
- その他
学校側で用意していたワイヤレスと今回の中継のために用意したマイクのチャンネルがぶつかってしまい、混信してしまったようである。確認が必要であった。以上から今回の最大の問題点は音声にあった。音声がわからないと雰囲気がわかったとしても鑑賞するまでにはいたらない。マイクの種類や置く場所はリハーサルの際に念入りに確認すべき事項であった。さらに音声を快適に聞けるようにするために下記の点も注意しておきたい。
- マイクの音量調整
今回の学芸会では音量の調整が難しかった。演劇と音楽では必要とされる音量が違うため、適正なレベルを調整する必要があった。できればオートでレベル調整できるような機能がテレビ会議システムにほしい- マイクブーストの設定
演劇の声はどうしても小さいのでマイクブーストを利用した。効果は覿面で、音声入力レベルが向上した。
(全体的に)
音声に問題があったため、演劇に関しては鑑賞するには難しい状況であった。内容が集中しないとわからない、画像が粗いでは小学生の児童が長時間見ることは非常に困難である。ただ音楽鑑賞はどのような歌詞をうたっているのか(知っている歌であれば別に歌詞の言葉ひとつひとつがわからなくても雰囲気で把握することができる)わからなくても楽しめるので良かったようである。また院内学級の先生からの評価も十分学校の雰囲気を味わうことができて良かったとの評価を受けた。今後同様なことを行う際には内容と準備物の検討をする必要ある。
(内容) 立志式とは:“立志”とは、志を立てて、将来の夢に向かって目標を成し遂げようとする意味があります。成人する一歩手前の15歳という節目に、大人への自覚、大願成就の祈願を込めて式が行われ、言ってみれば“15歳の成人式”です。
学校によっては、中学2年生のときに立志式をしているところもあり、現在多くの中学校で行われています。(金八先生より)
今回は中学校で行われる立志式を中継し、院内学級でその内容と雰囲気を感じてもらう。
(スケジュール)
- 校長先生のご挨拶
- 生徒の発表
- 合唱
- 校歌斉唱
(場所) 中学校:体育館
院内学級:院内学級内
(使用機器)
学校側: ○テレビ会議用ノートPC
○カメラ
●ワイヤレスマイク
●100mのLANケーブル
●20mのLANケーブル
●スイッチングHUB
△集音マイク
○は学校既設 ●は別途用意 △はあればよかったとおもわれるもの院内学級 ○テレビ会議用PC
○カメラ
○ヘッドセット
△スピーカー(PCのスピーカーは貧弱なため、音質が落ちる)
△プロジェクタ(高画質でできる場合であれば大画面の方が迫力が出る)
(設置)
現在校内LANが敷設されていないため、PC教室もしくは職員室のラック内にあるHUBから線を体育館へもっていく必要がある。
(PC教室から持っていく場合) メリット: PCの設定変更が必要ではない
ラックをあける必要がないデメリット: 体育館から遠い場合が多い (職員室内からひく場合はその逆) 今回情報政策課殿の協力も得ており、またラックの鍵も借りていたためラック内のHUBを利用することができる状況であったが、下記の点で職員室からの敷設にした。
- 設定変更が必要ではない
- PC教室から体育館までの距離が職員室からに比べはるかに長い。
- 職員室からであれば、学校の先生でも実施することができる。
以上の理由で職員室から行った。
(LAN敷設の際の問題点)
- 廊下を渡らないといけない
廊下を横切って線を敷設するため、生徒がつまずかないようにする必要がある。今回は仮設のため、ビニールテープで廊下を横切る部分を覆った。また体育館に渡る屋根などを利用して体育館へ敷設した。
(中継について)
(映像)
撮影は体育館内、生徒と保護者が座っている間から行った。撮影にはデジタルビデオカメラと三脚を利用した。内容によってビデオのチルト、パンを適宜行った。また今回はビデオの操作に関して、院内学級からの指示によりビデオ操作を行った。なおこのテレビ会議用にビデオを動かしていたが、今回の状況であれば下記のようなことも検討できる。
(画質)
今回は320×240 7フレーム 128Kで実施した。ブロックはでるため、どうしても画質は悪くなってしまう。とくにパンの状態であれば、なにかヒョコヒョコ動いているのはわかるが、細かな動きまで把握することはできない。できるだけズームを利用したほうがわかりやすいと考えられる。また今回は利用しなかったが、さらに画質を上げても良いと思われる。
<画質設定>
320×240ドット 7フレーム 384K程度
ズームを利用し、生徒の動きをわかりやすくする 。
(音声)
音声に関して、今回は発表する先生・生徒が限定されているため。ワイヤレスマイクを用意し利用した。発表する方にワイヤレスマイクを持っていただき、その音声をテレビ会議システムで拾って中継するものである。ただワイヤレスマイクの機能上、マイクの近くで話さなければうまく入力することができないため、マイクの持ち方などによって院内学級では聞き辛いこともあったようである。しかし院内学級の生徒に聞いたところ概ね音声は確認でき、内容もわかったとのことである。
今後の課題としては下記の点が挙げられる。
- マイクの音量調整
立志式では前回の学芸会とは異なり、音声入力レベルが劇的に変化することはないが、校長先生のお話と生徒のスピーチ、合唱では入力レベルが異なるため、適正なレベル調整は必要である。今回は院内学級からの指示で入力レベルの変更を図った。- マイクの設置位置
音声入力に関してはマイクの設置位置も問題である。今回の設置位置に関しては学校側と打ち合わせを行い設置場所を決定したが、更なるこまかな打ち合わせが必要である。- ミキサーの設置
音声の発生源は一つとは限らない。このような状況下の際にマイクを複数設置する必要がある。ミキサーを設置し、音声の入力のコントロールもしくはミキシングする必要がある。
(全体的に)
先ほども述べたように学芸会に比べ、話す人間が限定されていたため、前回ネックであった音声面があまり気にならなかった。また映す場所も限定されているため、生徒も落ち着いて見られたようである。ただ、前回の反省点でもあった前準備を入念に行うことができなかったことが反省点である。
今後の課題
前述したように、どの場所でどの方が話しされるのか、どこでどのような歌をどのように歌うのかなどをあらかじめしっかりと打ち合わせを実施する必要がある。また今後技術者が入らなくても良いような形で実施できるようにしていきたい。
今後の課題
手間暇を省く