（内容） 本校の普通教室から理科の授業を実施し、院内学級の児童と本校の児童が一緒に授業を受けるテレビ会議。3学期の終わりということもあり、内容は理科のまとめをおこない、今まで習ったことをお互いにクイズに出してみんなで考える。また院内学級の児童がガスバーナーを習ったことがないので、本校の児童がガスバーナーの使い方のビデオを作成し、院内学級の児童に教えることになった。
なおこの授業は倉敷市内で進められている校内LANを利用した授業の初めての授業となる。
（場所） 小学校：普通教室
院内学級：院内学級内
（使用機器）
学校側： ●テレビ会議用PC
●デジタルビデオカメラ 2台
○マイク
○ワイヤレスマイク
●ミキサー
●AVセレクタ
○は学校既設 ●は別途用意 △はあればよかったとおもわれるもの院内学級 ○テレビ会議用PC
○カメラ
○マイク
△スピーカー（PCのスピーカーは貧弱なため、音質が落ちる）
（設置）
普通教室においてもPC教室と同じ環境で利用できるため、特別な設定変更や、ネットワークの引きなおしは発生しなかったため、設定・準備はスムーズに終わった。ただ今回普通教室のため、機材の移動や設置に時間がかかった。
（中継について）
（映像）
小学校はデジタルビデオカメラを利用した。学校側の出席者は一クラスだったため、学校の先生がカメラのコントロールを行った。院内学級ではノートPCに取り付けたUSBカメラを利用した。
（画質）
今回は理科の授業でお互いにクイズを出し合うのに、本校の児童は紙芝居を利用するため、画質を上げる設定を行った。またテレビ会議システムを通してビデオ映像を流すことも配慮した。
＜画質設定＞
320×240ドット 7フレーム 128K程度
（音声）
音声に関しては、前述したようにお互いのやりとりが中心となるため、重視した。また本校に関しては実際に発表する児童と、授業を進める先生の二つの音源があるため、ワイヤレスマイク等2つのマイクを用意しスムーズに授業を進めることができるようにした。
（Web連携）
今回院内学級からクイズを出すにあたり、院内学級の児童がパワーポイントを利用して作品を作成した。時間はかかったもののわかりやすい作品を作ることができた。なお前回の英語の授業の反省をもとにネットワークの負担軽減を考え、作成したパワーポイントの資料をHTML化しWEBに上げ、WEB連携機能を利用し発表することとした。
（全体的に）
今回実施した本校の小学校4年生の児童たちは普段からパワーポイントなどを利用していること、また先生もITを活用した授業やビデオを活用した授業をおこなっておられる先生であったため、短時間の間にうまく授業をつくることができておられた。子供たちも大変興味関心が高くどこに院内学級の友だちが映るのか？どんなことをやるのかということを興味津々で準備作業を見つめていた。
実際に授業がはじまってからも、テレビ会議に物怖じすることなく、はっきりとそして相手にわかりやすくゆっくりと、そしていろいろな工夫をして発表をしていた。院内学級の児童もこの様子を見て感激していたようである。
ただ校内LANを利用した普通教室でのテレビ会議の授業は初めてであったため、準備は念入りに行い授業をスムーズに行えるようにしたが、実際の授業が始まった際にネットワークが原因不明のダウンをしてしまい、授業開始が25分程度遅れてしまう結果となった。授業はその後の20分程度を利用し実施したが、時間は無かったものの、お互いのクイズの発表を行うことができた。院内学級の児童もWEB連携を利用しスムーズにクイズを出すことができた。
今後の課題
内容的には本校、院内学級ともうまく実施できたと考えられるが、一点だけ課題を挙げるとすれば、やはり音声面と考える。今回ハウリング自体はそれほど気になるものではなかったが、先生によれば音声のやり取りの際のタイムラグが気になったとのことであった。このタイムラグから生じる間を子供が慣れることができるか始まるまで不安に感じておられた。
（内容） 養護教員による授業は訪問が中心となるため、不定期かつ頻度が大変少なかったが、その少なさをテレビ会議を利用することにより解消することを目的とする。
（場所） 中学校：PC教室
院内学級：院内学級内
（使用機器）
学校側： ●テレビ会議用PC
●デジタルビデオカメラ
○デジタルビデオカメラマイク
○は学校既設 ●は別途用意 △はあればよかったとおもわれるもの院内学級 ○テレビ会議用PC
○カメラ
○ヘッドセット
（設置）
PC教室を利用したため、特別な設定変更や、ネットワークの引きなおしは発生しなかったため、設定・準備はスムーズに終わった。
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