認識・評価サーバは Windows上の独立アプリケーションプログラムとして実装し、学習用手書き認識部品とhttpプロトコルによる通信を行うことで文字認識や書き方判定を実現している。
認識・評価サーバは
の4つの機能を持つ。それぞれの機能について、認識・評価サーバに入力される情報と出力する情報をまとめたものが以下の表である。
機能 | 入力 | 出力 |
1桁数字認識 | 解答枠に手書きされた1桁数字の筆跡 | 認識結果の1桁数字 |
複数桁数字認識 | 解答枠に手書きされた複数桁数字の筆跡 | 認識結果の複数桁数字 |
文字判定 | 解答枠に手書きされた文字の筆跡と正解文字 | 文字の判定結果(正解、形間違い、筆順間違い) |
手本表示 | 手本表示する文字 | 手本パターンの筆跡 |
学習記録サーバも Windows上の独立アプリケーションプログラムとして実装し、Flash MX上の学習記録サーバ通信用部品とhttpプロトコルによる通信を行うことで教材に書かれた筆跡情報や採点結果の保存/読出しを実現している。
学習記録サーバは、
の6 つの機能を持つ。 UID検索と教材ID検索の機能は、UIDリストや教材リストファイルを参照することによって実現し、これらのファイルを人手で編集することで、利用者や教材の変更を可能にしている。採点結果や筆跡情報の保存と読出しは、学習記録サーバがアクセスするファイルに読み書きすることで実現している。学習記録サーバの6つの機能について、入力される情報と出力する情報をまとめたものが以下の表である。
機能 | 入力 | 出力 |
UID 検索 | 学年、組、出席番号 | UID |
教材 ID 検索 | 教材カテゴリ | 使用可能な教材 ID のリスト |
採点結果の保存 | UID と教材 ID と採点結果 | なし |
採点結果の読出し | UID と教材 ID | 教材使用実績のある/なし ある場合は採点結果 |
筆跡情報の保存 | UID と教材 ID と筆跡情報 | なし |
筆跡情報の読出し | UID と教材 ID | 教材に対する筆跡情報 |
試作教材は、ログイン画面、一覧画面、目次画面、学習記録参照画面、各教材画面の5種類の画面を以下のように遷移して使用する構成になっている。
今回の実践検証では三木市立緑が丘東小学校の5年生の 11 月から 12 月の実践授業や家庭学習を想定して下記の4種類の教材を試作した。
以下に、各教材画面以外の画面の仕様と特長について記述する。4種類の各教材画面については次節に記述する。
仕様 |
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特長 |
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仕様 |
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特長 |
仕様 |
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特長 |
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仕様 |
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特長 |
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