6.実践の評価




6.1 利用状況から見た評価

  「WEBで宿題」のカウントツールを利用して、取ったデータを集積し分析した。


(1)担任通信欄

    1. 生徒の利用状況 

    送信総数 121件

受信総数 229件

未読数 47件

    1. 先生の利用状況

      送信総数  701件
      適応指導員 305件
      原級担任及び在籍校 34件
      メンタルフレンド 34件
      その他 328件

受信総数 606件

未読数 21件

    1. 適応指導員の利用状況(先生から抽出) 

    適応指導員の送信先

    送信総数 305件

適応指導員の受信先

受信総数 260件

    1. 保護者の利用状況

    送信総数   24件   

受信総数  31件

    1. 教室別利用状況


(2)会議室


6.2 アンケートから見た評価


6.2.1 適応指導員へのアンケート(H15.12月調査)

  <アンケート帳票:参考資料2 . 1>  回答数:5 有効回答数:5

 

(1)「WEBで宿題」の効果について

  1. 生徒

理由

  • 宿題を出せばやってきますし、親子で何かしらのメールを送ってきます。
  • 広い意味での学習的、社会的実体験と考えたい。
  • 学校・担任とふれあっている安心を得ている様子が感じられる。
  • 中間教室間の通室生の交流
  • 子ども同士学級新聞作り過程でのコミュニケーション
  • 一部の生徒にはメールが届き興味を示した。
  • 他の中間教室とやりとりができた。
  1. 保護者

理由

  • 親の思い、最近の過程での状況報告をいただく。同時に中間教室の状況を伝える。情報交換。

(注)役に立っていない=この時点では利用していない。

  1. 原級担任の先生
 

役立っているという理由

  • 現段階での評価は難しいが良好な連携をするための web が今始まったばかりと考えたい
  • 会うのはどうも・・という子も、先生からのメールを真面目に受け止めリメールしている。
  • まだ自分から発信できないが・・。
  • 少ないが担任の先生がメールを送ってくれました。これから続けばよいですが。

役立っていないという理由

  • 何ヶ月も電話すらくれない担任もいます。
  1. 在籍学校(教科、進路の先生、教頭先生など)

役立っているという理由

  • 役立てるために、広い領域でそれぞれの立場にいる先生方との連携を考える
  • 教頭先生からのメールに恐縮しつつ自分なりにメールに向き合って教頭先生に応えたメールを送っている

役立っていないという理由

  • 学校でこのツールの存在を覚えているか分からな
  1. メンタルフレンド

役立っているという理由

  • 生徒のとらえ方としては、どちらかと言えばフレンドリーな情感を持ってメールの授受を楽しんでいる感じ。
  • やりとりしている生徒がいる。

役立っていないという理由

  • 個人の別アドレスを使ってやりとりしているようです
  • 未設定のため(2名)
  1. 指導者間の連携
 

理由

  • outlook を使うこともありますが。
  • 情報交換の手段の一環としてよい媒体となりつつある。
  • 情報、意見交換、子どもも卓球交流会準備相談
  • 連絡には役立っているがこの域を出ていないと思う。
  • 中間教室の指導者同士でやり取りができる。
  1. その他役立った機能
 

ある

  • 学級新聞つくりを通して PC の機能にふれ、新発見的喜び、成就感を持ったりしている。
  • メンタルフレンドが他の中間教室の先生と連絡をとらせてもらえた。

ない

  • 他にも役立てる余裕はまだできていません。今ある web の基本的なあり方を習得するだけで精一杯です。
  1. システム導入後に原級へ復帰した生徒の数
人数 「WEBで宿題」は有効だったか 理由
1人 どちらともいえない ・先生と指導者が直接会うことが多くまた先生も子どもに直接電話することが多かった
1人 有効 ・指導員(自分)とのメール交換は自宅活動している子には何らかの支えになっていたかも分からないが・・・。
(この生徒は 12月から時限的に登校開始。)


(2)「WEBで宿題」の機能について

    1. メニューの認知度
    1. 使いやすいところ

    使いやすいところ

    使いづらいところ

    1. 改善要望


(3)その他

    1. 「WEBで宿題」でやってみたいこと
    1. 「WEBで宿題」以外でICTを使い、やってみたいこと
    1. 児童生徒の支援

有効である理由

  • 中学生ならば連絡や自分の考え(言えないこと)を話すのに有効だと思います。
  • 関心を持つ、魅力を持つという感情を大切にし、物事を多角的にみたり考えたりすることにより自己理解を高めることに有効です。
  • 楽しく機能を学びとり技能を高め、いろいろな情報政策に参加できること。
  • 学級の生徒と別のメールを使ってやりとりし始めた。(クラスで使っているサイトを教えてもらった。)

有効でない理由

  • 送り迎えで通室する小学生はまだ考えが深くない。保護者については直接会って話ができるので必然性があまり高くないのかもしれません。
    1. 本研究サポートに関しての希望
    1. その他、気づいた点


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