6.実践の評価




6.2.3 不登校傾向児へのアンケート(H16.2月)

  <アンケート帳票:参考資料2.3> 回答数17


(1)「WEBで宿題」の利用経験

利用したことのある児童生徒への質問
→           (3)へ
利用したことのない児童生徒への質問
→           (4)へ


(2)中間教室での活動について

適応指導教室で楽しいとき、楽しくないとき
楽しいとき 楽しくないとき
おしゃべり 5名 ひまなとき 4名
運動(卓球) 3名 勉強(含テスト) 3名
“みんな”で何かするとき 3名 その他少数意見(口ゲンカ、先生が嫌い、人が居ないとき、話についていけないとき)
その他少数意見(カラオケ、ゲーム、トランプ、囲碁、料理、キーボード、パソコン、漫画、テレビ、お菓子作り、自分の力で勉強を進めること)
今やりたいこと
  • ゲーム(2名)
  • P検3級をとりたい!!卒業までに1級をとる!
  • その他の意見(運動、囲碁、食べる、ピアノ、漫画を読む、つり、服改造、ドラム、割のいいバイト、創作活動、引き篭もる、一人暮らし、学級新聞 Part2、ホームページ作り)

心配事などを友達に話すか、またその相手は?

希望するサポート

・中間教室同士の交流
・囲碁を広める。卓球大会。みんなでどこかに出る(泊まり)
・改築
・大喜利
・自習ではなく、勉強を教わったりもしたい。
・新しい機能が入ったら教えて欲しい!

その他、気づいた点

・今のままで十分良いです
・同じアンケートありすぎ
・使える範囲が狭い
・今でも使いやすいけど・・・これからも使いやすい(気軽に使える)様なものを作ってください。
・プライバシーは流出しないでしょうか
・ とても利用しやすいシステムで、ちょっと気に入っています。


(3)「WEBで宿題」を利用したことがある児童生徒

    1. 「WEBで宿題」の利用に関して

理由と改善策

理由 改善点
シンプルでとても使いやすかったです。 生徒同士でいい点
下に答えが書いてあった。 チャット
別にどうでもいいから。 生徒同士で担任通信欄が利用できるようにして欲しい!!
担任の先生と Mail交換ができた。 生徒同士でメールができるとイイ!
先生との交流ができるし、メンタルフレンドの人とのメールの交換もできるから  
違う中間教室の人と話せたり、担任の先生と話せたり!  
メンタルフレンドの人たちとのメールのやりとりですごく交流。  
  1. 「WEBで宿題」の機能に関して
    1. 役に立ったこと

パソコンができるようになった (2名)
おしゃべり
メールができたこと
他の中間教室の人と交流できた。
コミュニケーションでは会議室を使うことによって、いろいろな人と話せること。
普段あんまりはなすことができないので、メールなどで話をしています。
    1. その他、感想等

・WEBはずーっと続けてください!楽しくていいと思う☆彡
・とても利用しやすいし、使いやすい。


(4)「WEBで宿題」を利用したことがない生徒

    1. 利用できなかった理由
    2. ・面白いと思わない 3名

    3. 今後の利用予定
    4. ・今後は予定の確認などに利用してみたいと思う。 1名


    6.2.4 原級担任へのアンケート(H16.2月)

     <アンケート帳票:参考資料2 . 4>  回答数:12


    (1)不登校傾向児との対応について

      1. 日頃困っていることや不安に感じていること

    A先生
    • 中間教室の担当の先生と連絡をこまめにできない。
    • メールで気軽にと思っていても、忙しさにまぎれつい連絡が不十分になってしまう。
    B先生
    • 中間教室へ通う生徒の実態はさまざまで、支援の内容、仕方にもいろいろさはあると思います。すぐにWEBというわけには行かないと思っています。
    • 進路について考えていくときはやはり親も交えての話し合いになり、WEBよりも学校に来てもらいたい。
    C先生
    • 使用するだけの時間的余裕が取れないのが実状。しかし、何とかしなければならないと思っています。
    D先生
    • ITによるコミュニケーションだけにならないように。
    E先生
    • 本人となかなか会えないこと。
    F先生
    • 通室生とのコミュニケーションのとり方。
    • 十分な支援ができないことのジレンマ
    G先生
    • 中間教室に通うことで一歩前進とはとらえたいが、一日も早く学校にこられたら良いと思う。時間的なものもあり、十分にコンタクトが取れないでいる。子供同士の結びつきがどんどん疎遠になってきている。(クラスの子どもたちと)
    H先生
    • ITにかかわって通室してない場合の家庭とのコンタクト、理解をどのように得たらよいか
    I先生
    • 今の時点ではありません
    J先生
    • 通室の子どもの様子を知りたいのだが・・・。
      1. 上記問題の対応への期待

    A先生
    • WEBよりも直接話すほうが本来大切だと思います。生徒の状況に応じての対応を相談すべきかと思います。
    B先生
    • 学習へ目が向き、取り組める状況はかなりいい状況だと思います。そこまで行けばWEBはつかえる。
    F先生
    • コンタクトがとれる時間がほしい。
    G先生
    • 家庭への直接的な働きかけ( ITにかかわって)
      1. ITの支援の可能性

    理由:いいえ

    • 通室していない。家庭とのコンタクトが得られない。

    理由:どちらでもない

    • 必要に応じて直接家庭訪問の際、本人と親と、コミュニケーションが図れているので。
    • 中間教室に通う生徒同士のかかわりの中で、教師−生徒の関係が成立しにくいことがある。

    理由:はい

    • 通室生は学校にくることに抵抗があるために、十分な意思の疎通がとれない。しかし、この方法によって顔を合わせずにお互いに言えることも伝えられると思う。
    • 連絡がとりやすい。
    • まったく学校へ近づけない場合はよいのではないでしょうか。
    • 気軽にやれる要素がないので
    • 時間がないときでもコミュニケーションがとれるから。
    • 児童がメールをもらうことで、一人ではないという安心感がもてるといい。
    • 例にあるようにメールや掲示板を利用すればコミュニケーションがとりやすくなる。
    • なかなか直接会えないが、 ITを使うと日々接触できる。
      1. ITへの期待
    1. 直接、会話することができないときの間接的なコミュニケーション手段
    2. 学校等の教務で忙しく、顔を合わせることができないなどの支援ツール
    3. いろいろな人との関わりができることにより、通室生の考え方の視野の広がり
    4. 立ち直りのきっかけ
    5. 原級に先生同士だけでの交流の場
    6. 原級と保護者のコミュニケーションの場
    7. その他

    1. ITを利用したいコミュニケーションの相手
    1. 有効なツール

    その他の意見

    ・家庭での児童に              
      1. 「こんなことができたらいい」という希望

    ・可能であれば、様子を知る事はプラスになるが、あまりに慣れすぎ、携帯のメールでの悪い部分につながらなければいい。
    ・クラスでの活動の様子を通室生に知らせることができるといいと思うが、個人で携帯メールでのつながりがあり、影の部分も結構ある。
    ・毎日は無理であっても子どもたちからクラスでの活動の様子を通室生に知らせられるようなとりくみを考えたい。
    ・クラスの生徒との連絡。
    ・まずは、自分が気軽に ITを利用できるように、活用できるようになりたい。
    ・クラスの子どもたちとの結びつきを考えていく上にも、子供たちからクラスの様子や気持ちが伝えられたらよいと思う。
    ・学級、クラスの活動の様子や、連絡事項を知らせること
    ・顔を合わせない日もやりとりできたらいい。
    ・原級と通室生のコミュニケーション
    ・担任と通室生、保護者とのコミュニケーション
    ・通室している子どもの状態によって、その対応の仕方は違ってくると思います。
      1. ITを利用して支援をする場合の気をつけたほうが良い点

    ・ITの利用範囲や連絡内容をどれだけチェックできるのか。
    ・あそぶ約束について、どのくらい情報をチェックしているか
    ・一方的にならないこと。顔が見えないだけに、相手の心の中を察した上で、メール等を送ること
    ・実際に会う場面を失わないこと。
    ・ITを利用、活用できることが土台になると思う。
    ・一方的な発言になってしまわないよう(相手の表情が見えないだけに)、相手のことを考えて行いたい
    ・家庭の同意があること。
    ・生徒の負担にならないこと
    ・メールに頼ること
    ・そればかりになってしまい、顔を見たり声を交わすことが少なくなること。
    ・その子の実態に合った方策にすることかと思います。ワンパターン化になると問題が出てくると思います。


    (2)「WEBで宿題」利用経験

    利用したことある先生方への質問       (3)へ
    利用したことない先生方への質問       (4)へ


    (3)「WEBで宿題」を利用したことのある先生

    質   問 回   答
    「WEBで宿題」で利用した機能 担任通信欄
    利用した相手 生徒
    コミュニケーションツールとしての「WEBで宿題」 通室生とからの連絡を受けられるため、有効と思われる。
    原級担任とどんな方とのコミュニケーションに役立つか 通室生
    その他の気づいた点 ・コミュニケーションの1手段として有効であると思います。
    ・実際に会って話をすること、生徒が学校へ実際に立ち寄ることを失わないようにしたい。

     


    (4)「WEBで宿題」を利用したことのない先生

      1. 利用できなかった理由
    1. 利用方法がわからなかった
    2. パソコンを利用したことがないため不安でできなかった
    3. 自分が登録されているのを知らなかった
    4. 成果があるかどうかわからないから
    5. メールなどをするのが面倒くさい
    6. ITに頼らなくても今のままで十分である。
    7. その他

    その他の意見

    • 段階的にまだそこまでいってないと判断
    • 今のままで十分であると思うが、しかし限界もある。やはり積極的に活用すべきと思っている。
    • 利用体制が整っていない
    • 内容が良くわかっていなかった。
    • 通室の状況とのかねあいで、まだその段階では・・・。と思ったから。(このようなことができるということを知ってから、まだ日があさいこともあります。)
      1. 今後の利用
    回答数:11  有効回答数:10

    理由

    • 生徒との連絡もそうですが、適応指導員の方との連絡のやり取り
    • 「WEBで学習」に専念できるなら、すぐやります。
    • よりパソコンが身近になるように、具体的に操作ができるように研修会があるとありがたい。
    • 利用の仕方をアドバイスしてくださる先生が身近にいるとありがたい。
    • パソコンを通してばかりでなく、(今回のように)文書等で目に触れる機会を作っていただけると利用しようという気持ちにさせられる。
    • 家庭へのはたらきがけと理解を得ること。
    • 内容をよく勉強して・・・


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