授業実施日 | 11 月 11 日 ( 火 ) 〜 12 月 16 日 ( 火 ) 10 : 50 〜 11 : 40 ( 25 日除く) | ||
授業クラス | 墨田区立文花中学校 第 2 学年 門松裕之 主幹 | ||
活用環境 | ノートパソコン 1 台 | ||
学習内容 | リスニング小テスト | ||
活用方法 | 小テスト 5 回分の評価をパソコン上で行う | ||
学習プリント | ― | ||
利用ツール | 評価ツール | ||
蓄積データについて 記述問題は、生徒の記入データそのままを保存し一覧表示する。選択問題は正誤判定結果のみを表示させ、自動計算し、正答率を表示する。 | |||
評価について それぞれの生徒のテスト結果をパソコン上で確認。テスト結果に対する評価をコメント欄にキーボードで入力する。評価画面はプリントアウトし、生徒に配布する。 | |
従来の授業との比較と有効性 | ||||
項目 | 従来 | 今回 | 有効性 | |
効率的 | テスト結果を自分で計算する | データは自動採点、自動計算され、教師は一覧表で確認する | データ入力という作業が必要ないため、効率的である | |
テスト結果のデータ化 | プリントは答えあわせ後、収集、確認、返却。その後、自分で保管する。 | 教師はデータで内容を確認できる。 蓄積結果は印刷し、生徒に返却する | 蓄積結果を見ることで、生徒自身も学習を振り返ることができる。 |
[ 課題点 ]
課題点 | 対応策 |
今後に向けて | 小テスト結果データを自動集計、蓄積することに有効性が見出せた。将来的にデジタルペンで書いた文字を文字認識できるようになれば、記述問題も自動採点が可能となり、活用の幅も広がっていくと思われる。 |
授業実施日 | 12 月 1 日(月) | ||
授業クラス | 都立墨田川高校 3 年選択授業 小出泰 教諭 | ||
活用環境 | デジタルペン 28 本( 1 人 1 本)、クレードル 5 個、学習プリント 28 枚、 ノートパソコン1台 | ||
活用方法 | デジタルペンを用いて定期考査を行う | ||
デジタルペン活用のねらい | デジタルペンを活用することで、教師のデータ手入力作業を省略化する。データは自動計算させ、その場で個人、クラスのテスト結果がわかる。解答内容はデータ化、蓄積する。 | ||
学習プリント | テストプリント選択問題、記述問題用 | ||
利用ツール | テストツール | ||
テストについて テストは記述問題50%、選択問題50%で構成される。 |
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授業の流れ 1.リスニング問題を出題し、生徒はデジタルペンで選択肢をチェックするまたは解答を記入する。 |
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2.テストが終わったら解答データを教師用パソコンに送信する。クレードルは前に5つ配置。 |
従来の授業との比較と有効性 | ||||
項目 | 従来 | 今回 | 有効性 | |
集中力の継続 | テストを途中でやめてしまう生徒がいた | 全ての生徒が最後まで取り組んでいた | ペンを使うことで生徒のテストに対する興味が継続したと考えられる |
[ 課題点 ]
課題点 | 対応策 |
選択問題(4択)は最後に触れたチェックボックスが選択されるが、解答を見直す際に、どこを最後に選択したかがわかりづらい。 | 現状は、紙上では分かりづらく、確認する方法もない。自分でわかるようにチェックしてもらうよう、しっかり説明をおこなう。不安な解答は最後にチェックボックスにチェックすることを促す。また、紙やツールの改良を考えていく。 |
今後に向けて | テストの自動採点、集計は教師にとっては作業の効率化というメリットがみられた。しかし、生徒にとっては使いにくいと思われる箇所があった。紙デザインや評価ツールを工夫していかなければならない。 |
授業実施日 | 12 月 1 日(月) | ||
授業クラス | 都立墨田川高校 3 年選択授業 小出泰 教諭 | ||
活用環境 | デジタルペン 1 本、クレードル 1 個、学習プリント 28 枚、ノートパソコン 1 台 | ||
活用方法 | デジタルペンを用いて定期考査の採点を行う | ||
デジタルペン活用のねらい | 生徒が学習を振り返る際、教師の評価も重要な情報となる。教師がデジタルペンを活用することで、評価(まるつけ)内容もデータ保存できる。 | ||
学習プリント | テストプリント選択問題 回収分、出席簿プリント | ||
利用ツール | 評価ツール | ||
選択問題の採点について 選択問題は生徒がデジタルペンをクレードルに挿しデータを送信した時点で自動採点される。 |
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記述問題の採点について 記述問題は、教師がデジタルペンで採点し、クレードルに挿す。 |
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採点結果について 選択問題の結果と記述問題の採点 結果を自動計算し表示する。グラフ表示も可能。生徒全員文の詳細データ (各問題の得点、正答率等)をCSV形式 で出力し、表計算ソフトで自由にデータを編集することも出来る。 |
従来の授業との比較と有効性 | ||||
項目 | 従来 | 今回 | 有効性 | |
効率化 | テスト結果は教師が採点、計算 | 筆記問題は自動採点、自動計算される。筆記問題は教師がデジタルペンで採点する。 | 数値入力作業が必要ないため、作業の効率化がはかれる。多くのクラスを受け持つ高校教師にとっては特に有効。 | |
解答のデータ化 | 英文のデータ、全ての正誤情報はパソコン上に蓄積されていく。参考となる間違い方をしている解答を解説の際に例文として活用できる。 | 蓄積結果を見ることで、生徒自身も学習を振り返ることができる。 |
[ 課題点 ]
課題点 | 対応策 |
評価する生徒のプリントと、パソコン上のプリントデータの同期をとる必要があり、名簿専用紙と解答用紙、送信を2度行なわなければならなかった。 | プログラムの機能を再検討し、向上していく。 |
今後に向けて | 採点をデジタルペンで行なえば、結果はすべて自動集計される。データ入力作業が省略できる点は、非常に効率的だといえる。データ化されたテスト結果は教師にとっても生徒にとっても、学習に役立つ重要な情報となる。テスト結果を双方にうまく活かしていくことを考えていきたい。 |
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