2.実施体制及び実施環境の構成




2.1 実施体制図



2.2 実施環境の構成

a.ハードウェア構成

パソコン FMV-6500MF6/X ノートパソコン
画面解像度 1024×768、16bitカラー
市販ロボット Spybotics
LEGO製組立式車輪型ロボット
(パソコン接続ケーブル付属)
その他 懐中電灯 光センサーを利用した実習で使用。

 大分地区での実践授業においては、 Spyboticsと懐中電灯を8セット用意し、ロボット1台あたりの生徒数が最大でも5名になるよう配慮した。

 接続形態は、パソコンとケーブルを介した赤外線通信で、シリアルポート (RS-232C)を使用する。ロボットにプログラムを転送するときのみ、このケーブルを接続し、ロボットを動かす際にはケーブルを外して行う。


b.ソフトウェア構成

OS MicrosoftR Windows98,Me,XP いずれかを選択
SDK LEGO Mindstorms SDK LEGO社提供
アプリケーション ロボット活用教育 Spybotics対応版 本研究の成果物

 Spyboticsの仕様に依存し、Windows95,2000,NTには対応していない。
 ただし、教材アプリケーションで、ロボットを直接コントロールせず、プログラミングのみ行い、データを保存する場合は、上記の非対応の OS配下でも使用することができる。
 その場合、作成したデータを、別の Windows98,Me,XPパソコンに渡し、そのパソコンからロボットをコントロールすることになる。

 ロボットにプログラムを転送するにあたり、 LEGO社提供の「LEGO Mindstorms SDK」をパソコンにインストールしておく必要がある。
 (転送モジュールがこの SDKを利用して開発されている)
 「 LEGO Mindstorms SDK」は、LEGO社のホームページから無償で入手でき、インストーラーの指示に従って簡単にインストールできる。

 「ロボット活用教育 Spybotics対応版」アプリケーションは、平成14年度の成果物であるAIBO対応版アプリケーションをベースに、Spyboticsコントロール用のモジュールを組み込み、フローチャート部品の各処理の動作および表記をSpybotics用に改訂したものである。操作性はAIBO対応版と同等である。
 開発環境は、 Macromedia社のDirector8.5を使用している。

【教材アプリケーションのフローチャート作成画面】


前のページへ 次のページへ