4.評価



4.1 指導者と子どもに対するアンケート調査

4.1.1 アンケート調査の概要

 参加型オンラインデータベースシステムの利用状況をさぐるため,アンケート調査を2回に分けて行った。ワールドスクールネットワークの参加型オンラインデータベース「子ども知恵図鑑」を利用して実践授業を行った後で1回目を,独自のジャンルを柔軟に設定できる新機能を使った実践授業の後で2回目を,それぞれ4つの実践校の児童・生徒と指導者を対象にアンケート調査を実施した。

 第1次指導者アンケート(資料5)は10月〜12月にかけて4人の指導者に回答してもらった。第1次アンケートでは,子ども知恵図鑑の機能を実践で利用してもらい,その上で授業の形態や教科,活動テーマ,子ども知恵図鑑の利用方法,時間数や学習の児童・生徒の反応などについて調査した。

 第1次児童・生徒アンケート(資料6)では,指導者アンケートと同時期に行い,計107人の小中学生から回答を回収した。児童・生徒に対してはどのようなことに関心があるのか,どんな体験学習をし,どのような内容を登録したのか,子ども知恵図鑑は学習に役に立ったのかを,調査した。

 第2次指導者アンケート(資料7)は2003年1月に行った。第2次指導者アンケートは第1次アンケートと同じ4人の指導者に回答してもらった。第2次指導者アンケートは子ども知恵図鑑の新しい機能を利用した後にアンケートを書き込んでもらった。指導者にはどのように知恵図鑑の新しい機能を利用したのか,その学習効果,今後の利用方法や価値を調査した。

 第2次児童・生徒(資料8)も同様4つの学校で実施した。児童・生徒から合計122人の回答を収集した。第2次児童・生徒アンケートは子ども知恵図鑑の新しい機能を利用した後にアンケートを書き込んでもらった。児童・生徒には家での利用状況,学校での利用状況,新しい機能の面白さや使いやすさについて調査した。さらに,子どもたちの視点から,今後,子ども知恵図鑑でしてみたいことや改良してほしいことを聞いた。



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