大学関係者を中心とした企画運営部会でプロジェクト目的・狙いの達成度について次の観点から評価を行った。
授業実践等 | |
指導案の作成 | |
授業実践の評価と改善 | |
学習者の支援 | |
情報機器・ネットワークの活用 | |
ちからだめしプリントの活用 | |
学習者を支援するテキストの活用 | |
システム(楽しく学ぼう算数力だめし)の活用 | |
システム(学習履歴)の活用 | |
保護者・教師・児童・生徒の意識の変容 | |
子どもの学習のしかたの変化 | |
学習指導の方法の変化 | |
家庭学習の変化 |
大学関係者を含む実践授業評価部会で教育的効果についての次の観点から評価を行った。
指導案 | |
学習指導要領との関連 | |
学校での学習と家庭学習との関連 | |
本時のめあて(学習目標)の達成 | |
学習展開 | |
評価方法 | |
授業実践 | |
ちからだめしプリントの活用 | |
システム(楽しく学ぼう算数力だめし)の活用 | |
機器活用の習熟度 | |
児童の発達段階 | |
実際の授業展開 | |
学習者の反応 | |
学習の評価 |
「6.1 実践授業のIT環境」に示すように,実証実験実施学級には校内LAN,インターネットへの接続,コンピュータ,プロジェクター,プリンタが整っている。これらの条件の下で,ドリル教材の活用による効果,Web教材の活用による効果,家庭からの活用(全ての家庭から利用の場合と学校だけでの利用の比較)による効果,学校のIT環境(教室で一人1台児童が必要なときに利用,コンピュータ室での利用)による効果について調査し,効果的な活用について提言した。
表6に示すように,「へき地複式学級」「小規模単式学級」「中規模校」といった学校規模やコンピュータ等情報機器環境による学習環境別に授業実践を行い,評価を行った。
プロジェクト成果の有効性を評価するために,大学関係者を含む実践授業評価部会で評価を行っている。
プロジェクト成果の有効性を評価するために,県内のほとんど全ての学校の2005年の学習環境を想定して,以下の条件を含む13の実践校で実証実験を行った。
- 実践校は,へき地小規模複式校を含む小規模校から,学年複数学級の中規模校までである。
- 実践校は,地域イントラネットの整備された地域で,各家庭らの活用についての実証実験を行う学校を含む。
- 実践校は,今回作成したシステムが復習用教材として活用できるのかを調べるため中学校を含む。
企画運営部会と実践授業評価部会で質問紙法によるアンケートを実施した。
企画運営部会と実践授業評価部会には大学及び教育委員会関係者が所属しており,アンケートの分析を行った。
アンケートは児童・生徒,保護者,教師に対して実施した。
アンケート調査は表25に示す日程で実施した。
アンケートの結果は,指導案,テキスト,ドリル問題,システムの改善に反映させた。
表26に示すように,「プロジェクト目的・狙いの達成度」「教育的効果」「2005年の学習環境を想定した評価・提言」「学習環境別」「プロジェクト成果の有効性」「アンケート」は各部会において評価を行った。
評価の観点 | 担当 | 内容 |
プロジェクト目的・ 狙いの達成度 |
企画運営部会 | ・ 実証実験結果を基に8.1(1)の評価の観点から評価を行った。 ・ 評価の結果は随時プロジェクトに反映させ,システム,実証実験等の改善を行った。 |
教育的効果 | 実践授業評価部会 | ・ 実証実験結果を基に8.1(2)の評価の観点から評価を行った。 ・ 評価の結果は随時実証実験に反映させ,指導案の改善を行った。 |
2005年の 学習環境を想定した 評価・提言 |
企画運営部会 実践計画検討部会 |
・ 企画運営部会にて実践校の選定を行い,実践の条件を明確にして実証実験を実施した。 ・ 実践計画検討部会学校規模,学校のIT環境,地域(家庭)のIT環境,開発システムの利用等の条件を明確にして,実践計画を作成した。 ・ 企画運営部会にて評価結果を実証実験に位置づける。 |
学習環境別 | 実践授業評価部会 | ・ 実証実験結果を基に環境別効果の測定を行った。 |
プロジェクト成果 の有効性 |
実践授業評価部会 | ・ 実践授業評価部会にて,「プロジェクト目的・狙いの達成度」「教育的効果」の評価基準の作成を行った。 ・ 上記の評価や環境別効果の測定,アンケート結果をもとに総合的にプロジェクトの有効性について評価した。 |
アンケート | 企画運営部会実践授業評価部会 | ・ 実践授業評価部会にて,アンケートの作成と実施,分析を行った。 ・ 企画運営部会にて,アンケートの分析結果をもとに,指導案の改善,システムの改善,度のる問題の改善に役立てた。 |