7.普及・広報活動



プロジェクトのPRおよび成果の普及・広報活動を実施した。


7.1 広報用ホームページの開設

 プロジェクトの状況を9月末にホームページで発信開始。
 その後,随時,内容の追加・充実を行なった。

広報用ホームページアドレス
http://www.jyose.pref.okayama.jp/e2/

7.2 県内各地でのデモンストレーション

7.2.1 鏡野町

平成14年11月6日(水) 「ITフォーラムin鏡野」
ディジタルコンテンツを活用した授業方法の研修会を実施。

図73 マット運動の演技を動画で記録
図74 「あれぇ〜あしがまがっとるでぇ」
         (まがっているよ)

7.2.2 新見市

平成14年11月11日(水) 「見せます丸ごと!ネットで研修」
テレビ会議システムとディジタルコンテンツを利用した未来授業を実施。

図75 導入で火山噴火のコンテンツを見る
図76 相談しながら火山の特徴をまとめる

7.2.3 コンベックス岡山

平成14年11月15日(金)〜17日(日)「全国マルチメディア祭2002」
当プロジェクトのパネルを展示すると共に,展示ブースでディジタルコンテンツを活用したミニ授業を実施。

図77 大原美術館のコンテンツで図工の授業
図78 毛利さんのコンテンツでミニ授業
図81 広報活動
のパネル
図79 生徒役になる一般参加者
図80 タッチパネル式プラズマ
ディスプレイでディジタルコンテンツを再生

7.2.4 岡山県情報教育センター


平成14年11月22日(金)〜23日(土) 「ディジタルコンテンツ活用実践セミナー」
当プロジェクトのパネルを展示すると共に,ディジタルコンテンツを活用した授業設計実習。

図82 ディジタルコンテンツの活用を熱く語る研修課長

7.2.5 大阪府八尾市

平成14年11月8日(水) 大阪府八尾市へ依頼
八尾市イントラ整備についての意見交換およびEスクエア・アドバンスの広報と実証授業の依頼を実施。

7.2.6 岡山県情報教育センター

平成15年1月14日(火) 平成14年度第3回 岡山県指導主事研修会
理科コンテンツの開発についての講演を実施。

図83 手話のコンテンツを見る
図84 レシピ作成の実習

7.2.7 鳥取県教育センター

平成15年2月18日(火) 平成14年度鳥取県教育研究発表会
理科コンテンツの開発と活用についての説明を行い,意見聴取を予定。

7.3 テレビ・新聞

表11 テレビ・新聞での紹介
山陽新聞朝刊 平成14年12月 2日(月) 「自然を解説したディジタル画像開発」と題して,プロジェクトの取り組みが掲載された。
岡山日日新聞 平成14年12月12日(木) 「ディジタル教材使いIT授業」と題して西大寺南小学校の実証授業の様子が掲載された。
OHK(岡山放送) 平成14年12月12日(木) 「未来型授業」と題して,西大寺南小学校の実証授業の様子と授業の合間に実施したプロジェクト全体説明会の様子が放映された。
RSK(山陽放送) 平成14年12月12日(木) 「これが未来型授業」と題して,西大寺南小学校の実証授業の様子が放映された。
NHK岡山放送局 平成14年12月12日(木) 「動画活用し授業を充実」と題して,同実証授業の様子が放映された。

7.4 活用事例紹介

(1) 小学校・理科・「地震と火山」

 岡山県新見市立西方(にしかた)小学校,実(さね)小学校がTV会議を活用しながら協働して「地震と火山」の授業を行った。
 各児童は地震,又は火山のどちらかに焦点を当て,ディジタルコンテンツを閲覧して分かったことをまとめた。後半では,TV会議を活用しながら,自分がまとめたことを発表し合い,質疑応答する活動が展開された。
コメント
 激しい溶岩の噴出,地震のしくみや神戸の被害状況が自然の驚異の実感につながり,活発な学習活動が随所に見られた。

図85 火山活動を調べてまとめる

(2) 小学校・体育・「マット運動」

 岡山県苫田(とまた)郡 鏡野(かがみの)町中央公民館で鏡野町立大野(おおの)小学校の協力を得て,マット運動を取り上げた実践セミナーを開催した。児童はマットの敷かれた公民館へマイクロバスで移動した。
 はじめにディジタルコンテンツを使いながらストレッチ(体ほぐしの運動)を行った。次に,本時に練習するマット運動のポイントが,ディジタルコンテンツを使いながら紹介された。その後,各班に分かれて演技を練習した。後半にディジタルカメラの5秒間の動画で各自の演技を撮影して,ディジタルコンテンツと比較して修正点を話し合った。その後,ポイントを絞って再度練習を行った。
コメント
 演技の完成度を高めようとしたとき,コンテンツを止めて見ることができ,ポイントをつかみやすかった。

図86 演技のポイントを聞く

(3) 小学校・美術・「私の好きな絵」「名画を校内に飾ろう」

 岡山市立伊島(いしま)小学校は岡山県生涯学習センターと連携事業を進めている。県生涯学習センターが会場,コンピュータ,インフラ(高速回線)を提供し,県情報教育センターがコンテンツの提供,指導案作り,指導法支援,TTでの授業支援等々,授業展開の面からこの事業を支援している。伊島小学校では年間を通じて30〜40例の活用実践を行っている。
 「私の好きな絵」では,ディジタルコンテンツの中から岡山県倉敷市にある大原美術館の絵を選び出して活用した。はじめに名画を閲覧する方法を聞いて,児童は各自で順に名画を鑑賞した。次に,好きな絵を一つ選んで自分の感想を書いた。最後に,数名の児童が順に前に出て,大きなスクリーンに各自の好きな絵を映し出し,好きな理由や感想を話した。
 「名画を校内に飾ろう」では,伊島小学校の廊下,校長室,休憩コーナー等々,校内の色々な場所の写真があらかじめ用意された。まず,この中から好きな場所の写真を選んだ。次に,大原美術館の名画の中から壁面のイメージに合う絵を貼り付けた。大きさを変えたり,枠をつけたり,枠の色を変えた後,プリントアウトして紹介した。
コメント
 従来の図工の授業では,世界的な名画を取り上げても,児童の名画への興味関心を高めるまでにはいかない。しかし,この授業では,ディジタルコンテンツの中から好きな名画を選ぶこと,身近な場所へ名画を貼り付けるという具体的な活動により興味関心が高まった。実際に大原美術館へ行ってみたいという声も聞かれた。

図87 校長室の壁に飾った絵




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