■内容
児童に新聞記者の格好をさせることから記者についての興味を持たせた。児童は新聞記者の仕事についてまったく知識を持っていなかった。当時放映していたテレビドラマ『こちら第三社会部』(TBS系列)についても、見ていた児童はいなかった。
次に新聞記者の仕事だけではなく、新聞ができるまでの工程をプロジェクターを利用して具体的に説明。輪転機の大きさや印刷スピードの速さに児童はおどろいていた。
パソコンで書いた記事をすぐに記事の形にすることができ、メールやインターネットを利用するとどこからでも記事を送ることができることを説明。また今は大掛かりな印刷機を使って1時間に25万部もの新聞を印刷することができることを説明。
次に新聞の見出しと記事の形式について説明を行う。同じテーマを扱った記事でも新聞によってまったく異なる見出しがつくことを、実例を利用して説明した。またスポーツ紙の見出しを例に、見出しの中には非常に恣意的なものやアイキャッチ効果だけを狙ったものもあることも示した。新聞の記事はいわゆる「逆三角形型」であることを説明し、なぜそのような型になるのかを理解してもらった。
最後に班ごとに分かれ、自分たちが新聞記者となって新聞を作るためのそれぞれのテーマについて、制作物などをもとに材料を集めた。取材メモの作成の時、ワークシートを活用し、いちばん伝えたいこと、いちばん感動したことは何かを考えて、記事の構成を考えた。
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