■進行
本授業のメインともいえる体験学習授業として、ヤマザキマザックの大口工場を訪問し、産業界講師とともに、工場内を見学する。
1クラス20名の生徒を2つのグループ(1グループ10名)に分け、産業界講師の説明をうけながら近未来工場「サイバーファクトリー」を体験する。その過程で工作機械の加工プログラム体験や匠の技「きさげ」の実演、ショールーム見学等を実施した。最後に産業界講師を交え、グループで質疑応答を含めたディスカッションをおこなった。
■内容
・ショールーム見学〜切削デモ加工見学
世界最速の加工技術をもつ工作機械による切削デモ。作業スタッフの解説をうけながら、鉄の塊がいとも簡単に削られ、製品部品に加工されていく様を目の当たりにし、世界最先端の技術力を実感した。
・ショールーム見学〜工作機械の進化
1800年代後半から現在にいたるまでの工作機械の実機が展示されているショールームにて、工作機械の進化を実際に見て、触れることで実感した。
・モノづくり体験〜加工プログラム作成体験実習
世界最先端の工作機械を自らプログラム操作し、金属素材を工作機械によって加工体験した。説明員のレクチャーを受けた後、生徒の代表者が工作機械を動かすプログラムを自らの手で設定した。工作機械は生徒の命令通りに加工をおこない、一瞬のうちに部品を完成させた。
・世界最高水準の工場を見る
〜サイバーファクトリー見学
最先端の工場を見学し、世界に誇るヤマザキマザックのノウハウを理解する。コンピューターでネットワーク化された設計、営業、生産、経営、資材の各部門を、順をおって見学し、工作機械の設計から納品に至るまでの流れを確認した。
・匠の技術「きさげ」と工作機械
工作機械と人の匠の技との関わりについて技術スタッフの解説を受け、実演を見る。職人が、機械でもつくれない完璧な平面を、1/1000ミリ単位で整えていく様を見学し、匠の技の素晴らしさを再認識した。
・産業界講師とのディスカッション
グループごとに産業界講師とディスカッションし、工場見学での質問や意見を交わした。
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