産業界との協力授業
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実践事例
ラジオ放送の役割−ラジオ番組を作ろう−
実施した教育機関・生徒数・実施日
■東京都新宿区立西戸山小学校
学年 クラス 生徒数 実施日 合計授業時間
第5学年 2クラス 53名 平成14年
9月6日・11日・25日・30日 10月17日・22日・23日・29日 11月11日・18日・20日
17時限
(12時間45分)

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実施した教科・単元
学年 教科名 単元
第5学年 社会科 わたしたちの生活と情報

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主催した教育機関
新宿区教育委員会
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授業概要
 私たちが日頃接している情報源は、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌など多数あるが、それぞれに特長がある。その中から音の情報源としてのラジオ放送の機構・役割について、実際にその仕事に従事している講師(編成局、報道部、アナウンサー)により、苦労や工夫などの体験談を交えた授業で、より興味・関心を持って学ぶ。
 また、自分たちでラジオ番組作りに挑戦し、制作の過程、それぞれの役割などノウハウの一端を学習できるようにし、メディアリテラシー教育としての役割も果たす。そして、放送局で働く人々の制作現場を体験し、より理解度を深める。
 事前学習によりテーマ(課題)について調べ、予想を立て、先生やクラスメートと話し合いながら、自分自身の考えをきちんと持った上で、ラジオ局の現場を見学して、企業の講師のお話を聞く。そして、自分の予想との違いを認識し、何がどう違ったのかを考え、調べ直して、「新しい番組」を企画するなど、事後学習として次のテーマへと繋げていく。
 全体の構成は学校での事前、事後授業を含む全17時限構成(合計12時間45分)で、産業界の講師による授業はそのうちの5・6・8・9・10時限で行う。
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授業のねらい
・放送局の人の仕事の順序や工夫や努力について、取材したり、まとめたり、伝えたりする。
・番組を作る人たちが、取材から放送までの過程で行っている工夫や努力の意味を「速く、正しく、わかりやすく」伝えるということと関連づけてとらえ、放送の果たしている役割について考える。
・番組ができるまでの取材から放送までの過程で働く人々の仕事とその役割がわかり、放送が分担協力して進められていることを理解する。
・情報が私たちの生活とどんな関係があるか調べ、情報を集め、見分け、活用して調べる力をつける。
・情報が、生活の中で果たしている役割や影響、情報社会のよい点と問題点、情報の見分け方について考える。
・情報が私たちの生活に大きな働きをしていることをつかみ、情報の発達にともなってますます情報の質を見分けることが重要になってきていることを理解する。
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授業内容
実施単位 テーマ
1〜4時限目 ラジオ放送についての事前学習

実施場所 新宿区立西戸山小学校
5年1組2組 各教室
実施時間 合計180分
講師 5年1組大橋教諭、5年2組渡辺教諭 
使用教材 ナレーション原稿、質問カード、見学カード

授業の進行・内容 授業の様子
■内容
1・2時限
「情報を得るにはどんな方法がありますか?」と児童に問いかける。テレビ・新聞・インターネット・・など、さまざまな答えが返ってくる。しかし、「ラジオ」が出てこない。「キャンプに行ったとき聞くのは?車の中でニュースを聞くのは?」と、誘導の末やっと「ラジオ!」の発言を得る。そして、ラジオについて関心を持たせ、「ラジオ番組を作ってみようよ」と呼びかける。4.5人のグループに分かれ、担当を決めて1分間のニュースを録音する。
3時限
1分間のニュース番組の録音をグループごとに完成させ聞いてみる。文化放送から借りたニュース番組のテープと聞き比べる。「どこが違う?」さまざまな違いに気づく。そして疑問点を放送局の人に聞いてみようと呼びかけ、それぞれグループごとの疑問点をメールで文化放送に送る。
4時限
グループごとの疑問点をメールで文化放送に送るとともに、「ラジオ局を見学してみよう」と先生から提案(児童の賛同を得る)。見学にあたり、ラジオ局の何を見たいのか、何が知りたいのかまとめさせる。インターネットで調べたり、関心を高めさせ、見学の準備をする。
 

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実施単位 テーマ
5・6時限目 文化放送局見学

実施場所 (株)文化放送 実施時間 90分
講師 (株)文化放送 外谷健司、五藤克己、吉田治憲、久保田正三、鈴木節子
使用教材 見学カード

授業の進行・内容 授業の様子
■進行
(株)文化放送の局内見学。生徒を4グループに分けて、4ヶ所の見学ポイントを順に廻った。
各グループには説明員として(株)文化放送の担当者が同行した。

■内容
1.Jスタジオ、報道部
生スタジオ、報道部を見学した。
2.ライブラリー室
 10万枚のCD・レコードの検索システムを見学、クラスの代表者数名が端末の前に座り検索操作を体験した。
3.第1スタジオ
 スタジオの見学後、クラスの代表者がアナウンサー2名と技術2名として実際にアナウンスを体験した。
4.BSスタジオ
 最新のBSスタジオ見学した。
 ラジオ放送でも文字データなどを同時に送信していることを端末で見学した。
各見学ポイントで見学・体験後に質疑応答を行った。
最後に第5スタジオに集合し、総合的な質疑応答を行った。
第1スタジオでアナウンス実験をする生徒
第1スタジオでアナウンス実験をする生徒

ライブラリー室で10万枚のCD・レコードの中から自分の好きな曲を検索
ライブラリー室で10万枚のCD・レコードの中から自分の好きな曲を検索

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実施単位 テーマ
7時限目 文化放送局見学のまとめ

実施場所 新宿区立西戸山小学校 
5年1組2組 各教室
実施時間 45分
講師 5年1組大橋教諭、5年2組渡辺教諭 
使用教材 見学カード

授業の進行・内容 授業の様子
■内容
7時限
放送局見学を受けて、何がわかったかをまとめる。
ディレクター、アナウンサー、技術等それぞれの役割や、その役割を果たすために責任感をもって仕事をしていたことなど、子供たちから発言させる。
その中から、見学だけでラジオ局を理解することは不十分であり、「できればラジオ局の人に学校にきてもらって話を聞けたらいいね」と呼びかける(児童の賛同を得る)。
 

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実施単位 テーマ
8時限目 ラジオ放送の仕組みと役割

実施場所 東京都新宿区立西戸山小学校
西戸山ホール(視聴覚室)
実施時間 45分
講師 (株)文化放送 外谷健司 
使用教材 ラジオ放送の仕組みと役割

授業の進行・内容 授業の様子
■進行
ラジオ放送の役割や報道番組ができるまでをパワーポイントを使って講義を行った。

■内容
 ラジオ放送の公共性の説明として国の認可制であることや、ラジオ番組の構成が時間帯によってサラリーマンや主婦、学生などターゲットごとに分けられていること、ラジオ放送局はスポンサーのCMを流すことで利益を得ていること、またラジオ局に働く人の役割として 文化放送の部門構成(編成部、制作部、報道部、スポーツ部、アナウンス部、技術部、営業部)を説明した。
ラジオの特長としてラジオは“ながらメディア”であることを説明。また速報性・機動性を持ったメディアであることを説明し、その例として阪神大震災の時の文化放送の報道を流した。さらに番組作りにおいて、聞く人の創造力をかきたてることが大切であることを説明し文化放送の「朝の小鳥」という番組を流す。そしてその放送用原稿を見せ、時間どおりに放送するために原稿の文字数がひと目でわかる工夫がされていることを説明した。
「実際に読んでみよう」と題し文化放送で放送された、「田中耕一さんノーベル賞受賞」のニュース原稿を何人かの生徒に読ませ、その時間を計った。そして100文字20秒で読む速度が一番聞きやすいこと、原稿用紙もそれがわかりやすい工夫がされていることを説明した。
最後に文化放送の歴史として文化放送の最初の番組である「源氏物語」および、歴史的出来事の生中継の例として「東海道新幹線開通(1964年)」「皇太子殿下ご成婚パレード(1993年)」の音声を流した。重ねてラジオが歴史的役割を果たしていることを説明した。

外谷講師の自己紹介に聞き入る生徒
外谷講師の自己紹介に聞き入る生徒

日本で一番有名なラジオ番組は?・・・答えはラジオ体操!日本で一番有名なラジオ番組は?・・・答えはラジオ体操!

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実施単位 テーマ
9時限目 報道記者の一日

実施場所 東京都新宿区立西戸山小学校
西戸山ホール(視聴覚室)
実施時間 45分
講師 (株)文化放送 衣笠聖也
使用教材 報道記者の一日

授業の進行・内容 授業の様子
■進行
報道記者の一日について、またニュースがどう作られて行くかをパワーポイントを使って講義を行った。

■内容
報道記者の仕事についての説明として「世の中の動きを伝えること」「IT等のテクノロジーが進歩しても取材活動はアナログ的で大変であること」「時には世界の出来事を追いかけることもあること」などを話した。また講師の実体験として、大きな事件の取材でずっと現場に張り付き水も飲めず、トイレにも行けないことがあるということを話した。
次に報道記者に求められるポイントとして「人に会うの好き」「何でだろうと考えるのが好き」「すぐに人を信用しない」ことが大切であることを説明した。
ニュースのできるまでの一連の流れを動画を用いて説明した。最初に一連の流れの全体を示し、その後個別に映像を見せがらその内容を説明した。
 ラジオは音だけのメディアなので表現に工夫が必要になる。その例として「お正月のはしごのり」の取材の音声を用いた。はしごのりの動作の音を伝えるのではなく、周囲の観客の歓声など現場の臨場感を伝える工夫がされていることを説明した。
災害時にラジオが果たす役割として、「信頼できる情報を流し、それを聞く事でデマにまどわされないようにする」ことを説明した。また、いざという時のために家のラジオに電池を入れておくこと、定期的に電池のチェックをしておくことが大切であることを説明した。
最近ではラジオ局でも、ホームページを開きそこにニュース速報を載せるなどマルチメディア展開を行っていることを説明した。文化放送のホームページに接続し、今日のニュースのページを閲覧した。
衣笠講師の自己紹介を聞き入る生徒
衣笠講師の自己紹介を聞き入る生徒

「ニュースのできるまで」の映像を見る
「ニュースのできるまで」の映像を見る

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実施単位 テーマ
10時限目 アナウンサーの心得

実施場所 東京都新宿区立西戸山小学校
西戸山ホール(視聴覚室)
実施時間 45分
講師 (株)文化放送 鈴木光裕 
使用教材 アナウンサーの心得

授業の進行・内容 授業の様子
■進行
アナウンサーの心得、技術、苦労話をパワーポイントを使って講義を行った。

■内容
 まず最初にアナウンサーの仕事の定義として「テレビやラジオでニュースを読んだり、司会、実況放送をする人。また競技場、劇場、駅の告知係もそういう」ということを話した。
アナウンサーの心得として、
 ○正しい日本語を心がける
 ○一般的な常識を身につける
 ○相手の話をよく聞く
 ○わかりやすさ
ということを話した。
 アナウンサーが必ず訓練する早口言葉とニュース・天気予報の原稿を生徒に挑戦させた。ひとしきり生徒に読ませたあと講師がしゃべり方や発声のコツを伝授。
 次に実況中継の話として野球の実況を例に「聴きやすさ」「わかりやすさ」「リズム」という実況の基本を説明した。また実況の例を生徒に挑戦させた。そして実況とは見たものをそのまま伝える事であるが、それが大変難しいこと、新入社員時代は通勤電車の窓から見える看板という看板を全て実況する訓練をしていたエピソードを披露した。
 最後に実際の野球中継の動画(西武・カブレラのホームランシーン)を見ながら生徒がその実況中継にチャレンジした。何人かの生徒にチャレンジさせたがうまく行かない。そして最後に講師がお手本を見せるとそのあざやかな話術に教室内は拍手喝采となった。
写真コメント(alt入れる)
鈴木アナウンサーの生の実況中継に感激


一生懸命メモを取る

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実施単位 テーマ
11〜17時限目 ラジオ放送についての事後学習〜情報について考える〜

実施場所 新宿区立西戸山小学校
5年1組2組 各教室
実施時間 合計315分
講師 5年1組大橋教諭、5年2組渡辺教諭 
使用教材 ラジカセ、マイク、カセットテープ、
ナレーション原稿、感想アンケート

授業の進行・内容 授業の様子
■内容
11時限
ラジオ番組作り。1クラス6グループに分かれグループ毎にテーマを決め30秒の番組を制作した。

12時限
プロのアナウンサーたちによる臨場感あふれる授業を受けて、どんなことがわかったかまとめる。感想やアンケートに答える。本物の授業でわかったことを生かし、もう一度ニュース番組を作ってみる。聞き比べ、どこがよくなったかを話し合う。プロの人たちの苦労を知る。

13時限・14時限
自分たちの生活の中で、ラジオがどのように役に立っているか、どんなとき役に立つか(災害時等)考えさせ、気づかせる。
「それではほかのメディアはどうだろう?」と問いかけ、テレビや・新聞・インターネットなどとの違いを考えさせ、気づかせる。

15時限
情報を受け取る人(視聴者・リスナー・読者)は情報をとる方法についてどう考えているのか、情報をどのように生活に生かしているのか調べる。校長先生・教頭先生・事務の人たちに意見を聞く。結果をまとめて、情報を生かすことの大切さに気づく。

16時限・17時限
まとめ授業として、ラジオ局見学やプロのアナウンサーたちによる授業でわかったこと、気づいたことを話し合う。情報を毎日の生活に上手に生かすことの大切さを考え、気をつけなければならないこと(メディアリテラシー)にも触れる。
 

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授業の成果
●5・6時限目「文化放送局見学」
 今回の見学においては各部署での見せ方を工夫し、アナウンサーや放送技術者の疑似体験、CD・レコード検索システムやミキサーの操作など、参加体験できるかたちのものを多く取り入れたため、生徒の興味を喚起することができた。やはり、現場での生の体験というのは強く生徒の印象に残るようで、見学後のアンケートを見ても「アナウンサーの体験がおもしろかった」「CDをコンピュータで探すのが楽しかった」等の感想が多く見られた。それは現場での生徒の反応を見ていても十分に感じ取ることができた。この見学の授業はこの後の講義型授業の受講にあたり「ラジオ放送」に対する関心を高めるという事において大きな成果があった。
●8時限目「ラジオ放送の仕組みと役割」
 編成局という放送全体を管理する立場から、ラジオ放送がわたしたちの生活の中でどのような役割を担い、どのように影響を及ぼしているのかを説明した。
 内容的にやや難しい部分はあったものの、実際のラジオ放送用のナレーション原稿を見せながら、それが1枚100文字で20秒で読むと一番聞きやすい速さであることの説明や、ラジオ放送の歴史をクイズ形式で説明する場面などでは生徒は非常に興味を持って聞いていた。本授業では情報を伝える産業と国民生活とのかかわりについて関心と理解を深めるという点において十分成果があったといえる。
●9時限目「報道記者の一日」
 報道記者という実際に放送する情報を作成する立場から、情報がどのような過程を経て作られ、またその過程においてどういう役割分担があるのかということを説明した。
 なかでも、大きな事件などで報道記者が現場の取材をする際に、時には一日中水も飲めず、トイレにも行けないなど、実体験をリアルに話した場面では生徒は非常に興味を持って聞いていた。また、報道記者の一日を追いながらニュースがどのように作られて行くか、インタビューのコツなど交えて説明する動画教材は大変わかりやすく、生徒の理解を助ける上で非常に役立ったと思われる。また、見学時に質問のあった何人体制で取材をしているのかを種々の例を挙げて説明する場面も興味深く聞いていた。本授業では番組ができるまでの取材から放送までの過程で働く人々の仕事とその役割がわかり、放送が分担協力して進められていることを理解するという点において十分成果があったといえる。
●10時限目「アナウンサーの心得」
 アナウンサーという放送現場の最前線におり、しかも高度な技術を要する職の立場から情報を「速く」「正しく」「分かりやすく」伝えることの重要性を説明した。
 授業内容は早口言葉や、ニュース原稿、天気予報原稿、また野球の実況など盛りだくさんな内容の生徒参加型の授業であったため、生徒の興味・関心はもっとも高かったと思われる。それは講義後の質問の数がもっとも多かったことからも伺われる。白眉は生徒が一通りさまざまな原稿を読み終わったあと、最後に鈴木講師が野球中継の映像を見ながら「生」の実況アナウンスをした場面であった。実況し終わったあと思わずみな拍手喝采で場は大変な盛り上がりであった。この場面を見たためにアナウンサーを目指そうと思った生徒もいるのではないか。本授業では情報を伝える産業で働く人々の工夫や努力がわかるという点で成果があったといえる。
●まとめ
 以上のことから産業界の講師が行う授業の効用として、実際に現場に携わり、さまざまな技術やノウハウを持っている人から出てくる生の話は教科書にはない説得力と迫力があり、それが生徒に強い印象を与え、授業内容の理解の大きな手助けとなっていることがあげられる。また、アナウンス体験や早口言葉など生徒自身が参加体験する形の授業が多かったこともただ講義を聞くだけでは得られない成果があったと考えられる。それは授業後に行ったアンケートの結果で、8割以上の生徒が「授業が楽しかった」「先生の教え方がわかりやすかった」「先生の話を集中して聞けた」などほぼ全ての項目においてよい結果が得られていることや、感想に「野球のじっきょうもおもしろかった」「ニュースげんこうや早口言葉をやっておもしろかたった」などが上げられていることからも裏付けられている。
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実施環境
実施場所 ・東京都新宿区立西戸山小学校 西戸山ホール
・(株)文化放送
使用した機器 ・ノートPC、液晶プロジェクター、スクリーン
その他  

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使用教材
教材タイトル ラジオ放送の仕組みと役割
教材仕様 Microsoft(R)PowerPoint(R)ドキュメント
教材概要 ラジオ放送の役割や報道番組ができるまでを静止画・音声を用いて構成

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教材タイトル 報道記者の一日
教材仕様 Microsoft(R)PowerPoint(R)ドキュメント
教材概要 報道記者の一日について、またニュースがどう作られて行くかを静止画・動画・音声を用いて構成

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教材タイトル アナウンサーの心得
教材仕様 Microsoft(R)PowerPoint(R)ドキュメント
教材概要 アナウンサーの心得、技術、苦労話を静止画・動画・音声を用いて構成

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教材タイトル ナレーション原稿
教材仕様 Microsoft(R)Word(R)ドキュメント
教材概要 生徒が校内放送で流すラジオ番組制作時に使用するナレーション原稿用紙

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教材タイトル 質問カード
教材仕様 Microsoft(R)Word(R)ドキュメント
教材概要 生徒がラジオ局の人に聞きたいことを書いておくカード

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教材タイトル 見学カード
教材仕様 Microsoft(R)Word(R)ドキュメント
教材概要 放送局見学前に確かめたいこと、および見学時に確かめたことを書くカード

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教材タイトル 感想アンケート
教材仕様 Microsoft(R)Word(R)ドキュメント
教材概要 生徒が作ったラジオ番組について、お互い他のグループに対する感想を書くカード

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授業協力メンバー
所 属 氏 名 授業での説明
(株)文化放送 外谷健司
西戸山小学校での派遣授業の講師。「ラジオ放送の仕組みと役割」を担当。および文化放送局見学時の全体統括を担当。
(株)文化放送 衣笠聖也
西戸山小学校での派遣授業の講師。「報道記者の一日」を担当。
(株)文化放送 鈴木光裕
西戸山小学校での派遣授業の講師。「アナウンサーの心得」を担当。
(株)文化放送 五藤克己
文化放送局見学時にJスタジオ、報道部の説明を担当。
(株)文化放送 吉田治憲
文化放送局見学時にライブラリー室の説明を担当。
(株)文化放送 久保田正三
文化放送局見学時に第1スタジオの説明を担当。
(株)文化放送 柳沢和三
文化放送局見学時にBSスタジオの説明を担当。
(株)文化放送 鈴木節子
文化放送局見学時に全体説明および生徒の引率を担当。
(株)プラスエム 長岡稔
見学・産業界講師による授業準備および補助
(有)カヤ 平井良信
見学・産業界講師による授業準備および補助
(有)カヤ 佐野一郎 見学・産業界講師による授業準備および補助

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授業の感想
■主催した教育機関

 

■授業実施者
(産業界講師)

 講師の体験は初めてだったが、5年生の知識レベルや何に関心を持ってくれるか計れないので、授業の構成案を作成する事に苦労した。これを機会に学校教育にお役に立てることがあれば協力したい。

■担任の先生

 パワーポイントによる提示資料は話の理解を助ける上でも長時間ということに対しても効果的だったが、意欲的には自分たちが実際にやれるアナウンスや、早口言葉がとてもよい。活発さもあったし具体的に理解していくことができた。

■生 徒

・報道記者の人は一日中ごはんも食べれなかったり、トイレにも行けないことがあるなんて知らなかった。とても苦労してるなと思った。
・最初にクイズが出たのでとても楽しくおもしろくできた。野球のじっきょうもおもしろかった。
・一人一人の役わりで一つの番組ができるなんてすごいと思いました。
・アナウンサーの仕事は、はじめかんたんそうにみえたけど、むずかしいな〜と思った。
・ニュースげんこうや早口言葉をやっておもしろかたった。

■教育関係の立場から

 教育というものは社会にでて役立つものでなくてはならない。産学一体となって民間の活力を生かしながら協力していくことがこれからの教育に必要である。当初想定した以上にすばらしい授業であった。
この社会で情報がいかに大事か、メディアの人々がその扱いにいかに気を使っているかが子どもたちにもよくわかったことと思う。教育は継続である。これで終わらないように継続する中で新しい発見を期待したい。


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授業情報 実践事例 教材紹介

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