■授業実施者
(産業界講師) |
・ サインは概念的なテーマであり、図工、社会、道徳、など教科の枠には留まらないという難しさがあったが、我々大人の仕事もどの教科にもあてはまらない横断的なものであることを考えると実社会の仕組みを反映したテーマに関して授業を実施できたことは評価できると思う。
・ サインは様々な切り口で授業を展開できる可能性を持っているテーマであると感じている。例えば、学校に本当に必要なサインは何かというテーマで議論を重ね、実際サインを制作する授業や、サインはプロが作るべきという立場から、プロにサインを発注するまでのプロセスを体験する授業など、対象とする児童生徒の学年に応じた様々な授業展開を考えてみたい。
・ このプロジェクトを機会に、学習支援をしたボランティアが、現在でも学校と連携しながら現在も活動を継続している。地域における人的ネットワークが新たに構築できたのも成果であると思う。 |
■担任の先生 |
・ 小学校の教師だけで計画された学習は、型にはまったものになりやすく、専門的分野では限界があるものが出てくると思われる。これからの社会を担い、貢献していく子どもたちには、様々な職業があり社会に貢献していることを伝えたいと思うので、今後もこのような授業を行いたいと思う。
・ 学校内では体験できない学習内容を、自由な発想で企画されて新鮮であった。学習に楽しく取り組む道具を用意してもらうことができた。しかし、計画から実施まで時間的余裕がなかった。もっと時間をかけて産業界と連携しながら教材開発や授業計画を立てることができれば、もっとよいプログラムになったと思う。 |
■生 徒 |
・ 「よく見てみると、なにげなく暮らしている町にもこんなに記号、目印がなどがあることがわかった」
・ 「色々なサイン(目印)やサインの意味を知ることができた」
・ 「絵も上手くなったし、サインの意味がどんな風に、誰のためにあるかがわかってとてもうれしいです」
・ 「自分で考え、自分で作り、色をよく使い分け、板の大きさ、色を選び、どこに貼るかを考えて見やすくシンプルに書く事がよく頭に思い浮かばせることができました」
・ 「点字ブロックやクリスマスツリーなどサインだとわかったので、今度はサインの世界が広がっていると思う」
・ 「サインを作ってちゃんと自分の考えを生かせるようになりました」 |
■教育関係の立場から |
教育の立場から
フィールドトリップなど学校外に学習の場を設けることで、昼間働いている人々の姿を見ることができるメリットもあったと思う。学校の年間計画を考慮すれば、さらに素晴らしいプログラムになると思う。 |