産業界との協力授業
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実践事例
福祉とコンピュータ〜技術が創るバリアフリー社会〜
実施した教育機関・生徒数・実施日
■千葉県旭市立富浦小学校
学年 クラス 生徒数 実施日 合計授業時間
小学5年 1クラス 40名 平成15年10月22、28日、11月5日 8時間

■千葉県旭市立琴田小学校
学年 クラス 生徒数 実施日 合計授業時間
小学5年 1クラス 27名 平成15年10月24、29日、11月6日 8時間

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実施した教科・単元
学年 教科名 単元
小学5年 総合的な学習の時間 福祉学習

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主催した教育機関
千葉県旭市教育委員会
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授業概要
 「総合的な学習の時間」が導入され、学校教育で福祉が扱われる機会が増えている。現代社会における福祉には、心情面の支えだけでなく、技術や知恵によって支えられている面もある。障がいがある人が使いやすい品物を開発したり、福祉の活動が円滑に進められるようなシステムを整備したりといったことも重要とされている。
 本授業は、日本電気で製品開発に従事している人と、NECデザインで製品のデザイン開発に従事している人を講師に招く。障がいがある人の生活を便利にする製品の開発者をロールプレイングする授業である。その中で、さまざまな製品をとおして障がいの理解を深め、身の回りには多くの工夫ができることを学ぶ。
また、パソコンに目を向け、画面拡大ソフトPC体験等を通して障がいがある人のための製品の開発について学ぶ。そして、友達同士で障がいがある人の生活が便利になる製品のアイデアを出し合ってまとめ、発表する。福祉が技術や知恵で支えられている面について授業で扱い、子どもたちに「技術や知恵でバリアフリー社会を実現しよう」という思いを抱いてもらいたいと考える。
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授業のねらい
 身の回りの生活や環境を見直すと、さまざまな製品や工夫により、生活が支えられていることに気づく。福祉は技術や知恵によっても支えられていることを知り、福祉への関わり方の幅を広げてほしいと考える。技術や知恵といった切り口で生活を見直し、新たな提案を考えることが、「総合的な学習の時間」のねらいである「自ら課題を見付け、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、よりよく問題解決する資質や能力を育てること。」「学び方やものの考え方を身に付け、問題解決の探究活動に主体的、創造的に取り組む態度を育て、自己の生き方を考えることをできるようにすること。」(学習指導要領より)のきっかけとなると考える。
 今回は福祉をあつかう中でも技術に注目し、製品の開発者と接することで、福祉への問題意識を高めることを目指す。また、技術でバリアフリーを支えることの意義を理解し、福祉への技術的なはたらきかけに関心を抱くことを目指す。さらに、製品の開発者の他者へ貢献しようと働く姿に触れることで、子どもたちの将来に夢や希望が育まれることも期待する。
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授業内容
実施単位 テーマ
1・2時限目 高齢者擬似体験をしよう!

実施場所 富浦小学校・琴田小学校 教室 実施時間 90分
講師 株式会社NECデザイン
池田千登勢
使用教材 インスタント・シニア体験器具
インスタント・シニア体験説明書
インスタント・シニア体験メモシート

授業の進行・内容 授業の様子

■進行
 インスタント・シニア体験のねらいや装着する器具の説明をする。2人1組になり、体験者と観察者を決める。そして1回目に体験する人と2回目に体験する人を決める。協力して器具を装着する。1人目が体験し、ペアの子どもはその様子を観察して分かったことや、体験者の感想を、ワークシートに記入する。後半、体験者と観察者を変える。

■内容
 2人1組で体験者と観察者となる。
●1回目に体験する人の体験項目は、
・階段の上り下り
・靴の履き替え
・校庭に出る
・トイレに行く
・席に座り、教科書や本を読む
・黒板の字を書き写す
●2回目に体験する人の体験項目は、
・階段の上り下り
・席に座り、教科書や本を読む
・給食を席までとりに行く
・給食を食べる
・給食の後片づけをする
・トイレに行く


富浦小学校での体験風景
富浦小学校での体験風景

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実施単位 テーマ
3・4時限目 さまざまな製品から、障がいについての知識を広げる

実施場所 富浦小学校・琴田小学校 教室 実施時間 90分
講師 株式会社NECデザイン
池田千登勢
使用教材 新入社員研修プログラム
クイズで学ぶ!〜障がいがある方にとって便利な製品〜教材映像
クイズで学ぶ!ワークシート
アイデアシート
コンピュータを使った便利な機器・福祉製品
Microsoft(R)PowerPoint(R) ファイルドキュメント

授業の進行・内容 授業の様子

■進行
 架空のコンピュータ会社の新入社員研修の設定であることを伝え、2つの研修をうけてもらった後に、「自分がもし目が見えにくくなったり、目が見えなくなったとき、今と変わらずみんなと勉強したり遊んだりできるように、工夫をこらしたコンピュータ製品のアイデアを考える」というテーマに取り組んでもらうことを伝える。スケジュール等の確認をする。担任の先生に社長役として登場してもらい、雰囲気をつくった。
 1つ目の開発者研修プログラムとし、授業に入っていく。障がいについての知識や、障がいがある人の生活を支える製品を紹介する、クイズ教材映像にそって、授業を進める。クイズは班対抗とする。ビデオで問題を見て、シンキングタイムの時間をとる。子どもたちが回答し、ビデオで解答、解説を見る。そして産業界講師が補足説明を加える。また、産業界講師から、講師自身がこれまで見てきたさまざまな製品をパワーポイントで紹介する。

■内容
  クイズは全部で7問
第1問:身の回りの製品であるリモコンに注目し、お年寄りにとって使いやすいリモコンを3種の中から選ぶ問題。凸点やボタンの大きさ、形、色等、さまざまな工夫によって、使いやすくなることを学ぶ。

第2問:生まれつき見え方が違う人にとって、読みやすい字体を選ぶ問題。ここから、見え方は人によって違うことを学ぶ。

第3問:4パターンの色の組み合わせから、生まれつき色の見え方が違う人にとっても見分けやすい組み合わせを選ぶ問題。色の見え方も人によって違い、そういった人に対しできる工夫について考える。

第4問:目が見えない人が、どのようにお札を区別するかを考える問題。実際にアイマスクをつけ、お金を数える体験を行った。

第5問:耳が聞こえない人とのコミュニケーション手段である、口話をあつかった問題。口の形から、なんといっているかを選ぶ問題。耳が聞こえない人とのコミュニケーション手段は手話だけではないことを学ぶ。情報をより確実に伝える手段にいくつかふれることで、耳が聞こえない人を理解することにつなげる。

第6問:自動販売機の問題で、自動販売機のバリアを考え、自動販売機を使いにくいと感じる人はどういった人かを選ぶ問題。バリアを減らした自動販売機を紹介することで、具体的にバリアを改善するいくつかの方法を学ぶ。

第7問:多くの人が利用する駅からの問題。駅にもさまざまな工夫があり、券売機に注目する。券売機についているテンキーはなんのためについているのかを答える。
 講師から、これまで見てきたさまざまな福祉製品を紹介してもらう。


富浦小学校での授業風景
富浦小学校での授業風景

琴田小学校での授業風景
琴田小学校での授業風景


実施単位 テーマ
5・6時限目 障がいがある人のためのパソコン製品を見てみよう

実施場所 富浦小学校・琴田小学校 教室
実施時間 90分
講師 日本電気株式会社
澤野明郎
NECパーソナルプロダクツ株式会社
鈴木信幸
使用教材 ノートパソコン(ズームテキスト 体験版ダウンロード)
ズームテキスト操作ガイド
人名をよむ!〜ズームテキストを使って〜ゲームデータ
人名をよむ!解答シート

授業の進行・内容 授業の様子

■進行
 開発者研修2つ目とし、前時で見たさまざまな製品の中から、パソコンに注目し、3種類の製品を紹介する。

■内容
 1つ目の製品として、目が見えにくい人のために画面を拡大するソフトである「ズームテキスト」を紹介する。
「ズームテキスト」の工夫に注目し、バーションアップして、よりよい製品を作ろうとしていることにふれる。授業者によるデモと講師の説明で各機能について説明し、説明後子どもたちも体験する。
・ ソフトを起動
・ 画面拡大
 最高16倍まで拡大できることを見る。そこで、なぜ16倍もの拡大までできるようになっているのかを講師から聞く。
・ 画面縮小
・ 白黒反転
 白地に黒文字が一般的であるが、黒字にしろ文字が見やすいという人も多い。
・ 画面分割
 画面を拡大することで、困る点の1つとして、カーソルがどこにあるのか分からなくなってしまう点がある。これを子どもたちから引き出し、その改善の工夫として、画面分割の機能を紹介する。
・ スムージング
画面を拡大することで、困る点のもう1点として、文字がぎざぎざになってしまうことを子どもたちから引き出す。その対策の工夫として、文字をなめらかにするスムージングという機能を開発したことを紹介する。
 今回紹介した機能を使って、画面中の文章から、人名を書き出すゲームをズームテキストのまとめとして行う。
 2つ目の製品として、耳が聞こえにくい、聞こえない人のための、字幕を表示してくれる製品である「スマートビジョン」を紹介する。字幕番組をスマートビジョンを起動したパソコンで見ることで、字幕が表示される。実際に字幕番組を見る。
 字幕の表示の仕方にも工夫が見られる。
・ テレビ画面の中に字幕を入れると、番組のテロップなどとかぶってしまうので、字幕表示欄をテレビ画面の外に出すことができる。
・ 一度の10行ほどの字幕も表示でき、多少見落としても、見返すことができる量を表示できる。
 3つ目の製品として、身体が不自由な人のために、パソコンの画面上のキーボードを、スイッチで操作する製品である「オペレートナビ」を紹介する。ボタン型スイッチ、針金型スイッチ、吹く型スイッチといった3種のスイッチを用意し、授業者によるデモと講師による補足説明を行う。 また、子どもたちの代表者が体験する。スイッチ操作は、なかなか大変であるが、それでもこういったものがあることで身体が不自由な人でも、けがをした人でも、パソコンを使うことができることを感じる。また、スイッチは他にもさまざまな形がつくられており、自分にあったスイッチを作って使っている人もいる。工夫により、使えるところをうまく使って、パソコンを利用することを学ぶ。

富浦小学校での体験風景
富浦小学校での体験風景

琴田小学校での体験風景
琴田小学校での体験風景


実施単位 テーマ
7・8時限目 目が見えない、見えにくい友達と学校生活を一緒に過ごすための製品のアイデアを考えよう

実施単位 富浦小学校・琴田小学校 教室
実施時間 90分
講師

日本電気株式会社
澤野明郎
株式会社NECデザイン
池田千登勢

使用教材 アイデアをまとめよう!ワークシート
アイデアコメントシート
発表用画用紙(班で4つ切り画用紙4枚)

授業の進行・内容 授業の様子

■進行
研修のまとめとして、開発企画体験を行った。これまでの知識を生かし、班で製品のアイデアを出し合い、まとめ、発表し、講師からコメントをもらう。

■内容
班ごとにあらかじめ考えていたアイデアを出し合い、まとめる。
 講師や授業観覧者からのアドバイスを受けることで、問題追求をし、アイデアをふくらます。
 画用紙にまとめ、発表の練習を行う。
 班ごとに発表をし、班のアイデアをみんなに説明した。質問等も受け、これまでの授業で得た知識を再確認する。また発表に対して、講師からコメントをもらう。

富浦小学校での授業風景
富浦小学校での授業風景

琴田小学校での発表風景
琴田小学校での発表風景


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授業の成果
事前授業として行ったインスタント・シニア体験をしたことや、さまざまな製品を見たこと、実際に自分たちも製品のアイデアを考えたことが、特に子どもたちの印象に残ったようであった。子どもたちは、ハードなスケジュールの中、最後まで授業に意欲的に取り組んでいた。製品をとおして障がいの知識を広げ、こういった製品が障がいがある人の役に立っているのだということを、授業の中で学んでいた。

●3・4時限目の授業で使用する 
子どもたちは、クイズ型授業に積極的に参加した。その結果、障がいについての知識も広げることにつながった。授業後の感想からは、「クイズがとても楽しかったです。楽しくいろいろなことを知れてよかったです。」「ちょっとのことで役に立つ。」ことがわかった、「大きなボタンがついた電話やいろいろあってびっくりした」「クイズを通して1つ1つみんないろいろな工夫があることがよく分かった」といったように、楽しいかった中から発見や学びがあったことが伺える。
●5・6時限目の授業で使用する 
障がい者のためのパソコンソフトを紹介した。「障がい者向けのソフトがあるということがわかった」というように、障がいがある人のためのパソコン製品の存在自体を初めて知ったことが多かったようである。「できるようになったこと」として、「家の人に自信をもって説明できることです。」と回答している子どももいた。知らなかったことを知り、障がいがある人のための製品や福祉を技術で支える面に興味・関心を抱いたようであった。
●7・8時限目の授業で使用する 
製品開発アイデアをまとめ、発表した。障がい者の視点に立って、機能・デザイン・障がい者の心理的な負担といった、さまざまな面から製品を捉えることができたと考える。
「僕たちが考えた製品も実現できること」「おもしろいアイデアといってもらってよかった」といったように、産業界でプロとして働く講師からほめられたことは、子どもたちにとって大きな喜びであった。「機械がなんでもできることではないことがわかった」「新しい製品を作るということはたくさんの協力が必要なのだということが分かりました」といったように、開発の苦労を感じている子どももいた。
また、「色々なアイデアを班で考えたことが面白かったです」といった回答が非常に多く、アイデアの話合いや発表は大変盛り上がった。これは、最終活動を全時間何度も繰り返したことや、1・2回目の授業をとおしてさまざまな製品を見たことで、自分たちも製品を考えてみたいといった意欲を高められたこと、また、1・2回目の授業から障がいや製品についての知識を得てきたことから成し得たものであると考える。

今回の授業をとおして講師の仕事も「わかった」「興味を持った」と回答した子どもも多かった。そして、「どこか工夫はできないかな」「色々工夫を考えたい」といった感想を持った子どももいた。 また、知識を得て、実際に製品のアイデアを考えたことで、「不自由な人のためにアイデアをこれからもだして役立てたいと思えるようになりました」といったように、今後も福祉に貢献していこうという意志を伺える感想を持った子どももいた。こういった点から、福祉への問題意識を深め、製品や環境をよりよくする開発や工夫をしようという、技術的なはたらきかけの発想へとつなげるきっかけとなったと考がえる。
富浦小学校6班 製品アイデア作品
富浦小学校6班 製品アイデア作品
富浦小学校6班 製品アイデア作品
富浦小学校6班 製品アイデア作品
琴田小学校 2班 製品アイデア作品
琴田小学校 2班 製品アイデア作品
琴田小学校 2班 製品アイデア作品
琴田小学校 2班 製品アイデア作品

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実施環境
実施場所 ・富浦小学校 家庭科教室および学校内
・琴田小学校 多目的教室および学校内
使用した機器 ・ノートパソコン、プロジェクター、ビデオデッキ、スクリーン

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使用教材
教材タイトル インスタント・シニア体験 器具
教材仕様 日本ウェルジング協会からレンタルしたインスタント・シニア体験 装身具一式
教材概要 膝サポーター・肘サポーター、足首のおもり、手首のおもり、ビニール手袋、耳栓、ゴーグル・つえ・ゼッケンといったもののセット。これらを装着し、「高齢者の身体的機能の衰えや心理的変化を実感することで、私達をとりまく社会環境の問題点を発見し、そのための対策や改善の一助にしようというもの(日本ウェルジング協会ホームページより抜粋)」である。

教材タイトル インスタント・シニア体験 説明書
教材仕様 Microsoft(R) Word ファイル、A4サイズ2ページ
教材概要 インスタント・シニア体験の体験項目、注意事項、器具をつける順番、をまとめたシート。

教材タイトル インスタント・シニア体験 メモシート
教材仕様 Microsoft(R) Word ファイル、A4サイズ3ページ
教材概要 インスタント・シニア体験の様子をメモするシート。

教材タイトル 新入社員研修プログラム
教材仕様 Microsoft(R) Word ファイル、A4サイズ1ページ
教材概要 授業の導入に、新入社員研修のプログラムとして、スケジュールと3回目授業で取り組むテーマをまとめたシート。

教材タイトル クイズで学ぶ!〜障がいがある方にとって便利な製品〜 教材映像
教材仕様 CD−R(19分)
教材概要 3・4時限目の授業の際、ビデオを流し、適宜停止させながら授業を進める。

教材タイトル クイズで学ぶ!ワークシート
教材仕様 Microsoft(R) Word ファイル、A4サイズ1ページ
教材概要 3・4時限目の授業で使用する「クイズで学ぶ!」教材映像の解答やクイズをとおして分かったことをメモするワークシート。

教材タイトル コンピュータを使った便利な機器・福祉製品
教材仕様 Microsoft(R)PowerPoint(R) ファイルドキュメント 26画面
教材概要 3・4時限目の授業で使用する。さまざまな人がいること、さまざまなコンピュータを使った便利な機器や福祉製品があることを、画像で紹介する。

教材タイトル アイデアシート
教材仕様 Microsoft(R) Word ファイル、A4サイズ1ページ
教材概要 身の回りの生活を振り返り、製品アイデアをまとめる活動に向けて、製品のアイデアを考えてメモしておくワークシート。宿題にする。

教材タイトル ズームテキスト操作ガイド
教材仕様 Microsoft(R) Word ファイル、A4サイズ1ページ
教材概要 5・6時限目の授業で使用する。ズームテキスト体験の際に参考にする、操作のガイド。

教材タイトル 人名をよむ!〜ズームテキストを使って〜
教材仕様 HTMLファイル
教材概要 5・6時限目の授業で使用する。ズームテキストの機能を利用して、読みにくく作成した6つの文章から、人名を見つけ、解答シートに書くゲーム。

教材タイトル 人名をよむ!解答シート
教材仕様 Microsoft(R) Word ファイル、A4サイズ1ページ
教材概要 5・6時限目の授業で使用する。「人名をよむ!〜ズームテキストを使って〜」の解答を記入するシート。

教材タイトル アイデアをまとめよう!ワークシート
教材仕様 Microsoft(R) Word ファイル、A4サイズ1ページ
教材概要 7・8時限目の授業で使用する。班で製品のアイデアを話し合う際にアイデアをまとめる際に使用するワークシート。

教材タイトル アイデアコメントシート
教材仕様 Microsoft(R) Word ファイル、A4サイズ1ページ
教材概要 7・8時限目の授業で使用する。他の班の発表を聞き、よかったところやアドバイスをメモしておくワークシート。

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授業協力メンバー
所 属 氏 名 授業での説明
日本電気株式会社 澤野 明郎
産業界講師
NECパールプロダクツ株式会社 鈴木 信幸
産業界講師
株式会社NECデザイン 池田 千登勢
産業界講師
株式会社NECデザイン 野村 昌敏 産業界講師補助員
日本電気株式会社 加藤 美津絵 NPOとの調整窓口、コーディネート
NPO法人 企業教育研究会 石井 和恵 授業準備、授業者
NPO法人 企業教育研究会 塩田 真吾 授業準備、全般の補助員
NPO法人 企業教育研究会 阿部 学 教材映像制作
NPO法人 企業教育研究会 田村 亜季子 授業準備

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授業の感想
■授業実施者
 (産業界講師)から

  • 世の中には多様な人がいて、それに対して「かわいそう」ではなく「工夫ができる」ことに気づいてくれたと思う。
  • 多くの福祉製品があることを知り、それをたくさんの人がサポートしていることが理解できたと思う。
  • 学校・NPO・企業の関わりはバランスの良い形であり、今後さらに進めてほしい。

■担任から

  • 開発の疑似体験ができたことで、働くことの一面を知ることにつながった。
  • コンピュータソフトの体験を通して、様々な障害者の程度に応じようとしているのが伝わった。
  • 教師ではなく、実際に製品開発の現場で働いている方に自分のアイデアを聞いてもらい、認めてもらったことが児童にとってこの上ない喜びであったようだ。

■生徒から

  • 日本中に障がい者のための工夫がこんなにあるとは知らなかった。
  • 目、耳の不自由な方はたくさんいて、それぞれ見え方が違うということが分かった。
  • パソコンで臨機応変にソフトを使い、障がい者の気持ちになって考えられるようになった。
  • 不自由な人のためにもっと工夫を考えたくなった。

■教育関係の立場から

  • 知らなかった製品を実際にみる事ができたのは大きいと思う。
  • 先生以外の人の話を聞ことは児童にとって興味あることだと思う。

■授業者

  • 子どもたちが意欲的に取り組んでくれたことが、何より印象的であった。個々に授業の受け取り方が違っただろうが、福祉を技術で支える面を感じてくれ、福祉への問題意識は深まったと感じた。
  • 産業界の講師の知識や存在は、子どもたちにとって大変刺激になる。


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授業情報 実践事例 教材紹介

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