6.評価

6.3.4 まとめ

 子どもたちは、遠隔地でありながら本システムを活用した共同学習を活かして学習課題の解決を行ってきた。本システムは簡単に言えば地図と掲示板だけのツールである。しかし、遠隔地における共同学習において、地図という共有の場を通して、そこから様々な読み取りが子どもたちから見られた。さらにこの地図と連動した掲示板により地図情報のやりとりのみではなく、様々な内容の書き込みへと発展性が見られた。
  これからの情報化社会の中において、顔の見えない相手とのつきあい方、新たな形でのメディアリテラシーの育成につながったと考える。

6.3.5 共同学習ツールとしての評価(集計)

共同学習であるためか一部の児童生徒の活躍が目立ち、全員に目標を達成させることは難しかったようである。
意見交換が活発であったかどうかという判断が担任によってかなり偏りがある。BBSを用いた第3分科会は、全員が活発であったと回答している。
課題解決ができたかという判断が担任によってかなり偏りがある。BBSを用いた第3分科会は全員が課題解決ができたと回答している。