7.実践の評価
7.3 プロジェクト全体会での評価・助言
- 不登校問題は心理的な課題も多く含んでいるので、早急に結果を出すという風に急いではいけない。
(長期的に実践を行っていくことで対応する。)
- 松原市という、一人ひとりの顔の見える教育を行う仕組みが出来ている地域だからこそ可能になる取り組みだと思う。
(今後もその点を大切にして実践を行っていく。)
- 子どもたち一人ひとりに対応できる基盤が出来ているとはいえ、システムに乗ってしまうとやはり見えにくい部分も出てくる。特に様々な原因で不登校になった子どもたちが今回の対象なので、ある程度対象者のモデル像を想定しておくことが必要なのではないか。そうしなければ、今後量的な評価をした場合効果の判定が正しく出来ない。
(今回はパターン分けされたモデル像の作成までは出来ないので、はじめからある程度対象者が決まっている中で進めていく。また、学校、担任、訪問指導員、家庭で連携して、システムだけに頼らないかたちでやっていくことで対応)
- 今の子どもたちの学力問題や社会性の問題を整理し直して、対象となる子どもをパターン化できればいい。
(今後の継続利用の中で行っていきたい。)
- 数学分野は積み上げの教科と言われるが、一度つまずくと追いつくのが大変である。いろいろな教科の中で、とりわけ数学は理解の仕方も違うので、その点を見極めて、つまずきに対して具体的にどう対処するか、ある程度オーダーメイド的に教材を作成していくことが必要ではないかと思う。
(その都度作成をすることは困難なので、はじめからいくつかのパターンを用意しておき、選べるようにすることで対応する。また、教員が今後コンテンツの作成・追加をしていくことで、多くのパターンを提供できるガイドラインとマニュアルを作成した。)